「都営バスに掲出できる広告はどんなものがあるの?」
「都営バスの広告を利用するとどんな効果やメリットを得られるの?」
都営バスは、東京で最も人が集中する銀座・新宿・渋谷・池袋・六本木など都心を中心に運行しています。
都営バスに掲出可能なメディアの種類はそれほど多くはありませんが、多くの人に効果的に訴求できるメディアが揃っています。しかし、初めて都営バスに広告を掲出するという方は、広告の種類や費用についてわからないことも多いですよね。
この記事では、都営バスに掲出できる広告の種類や広告例とあわせて、都営バスの利用者数や特徴や都営バスならではの5つの掲出メリットについて解説します。
最後まで読めば都営バスへの広告掲出の概要がわかり、どの方法で広告を掲出するか決められるようになります。
1. 都営バスの利用者数と特徴
東京都では、観光スポットを巡る観光バスや私鉄各社のバス、空港と主要ターミナルを結ぶシャトルバスなどさまざまなバスが走っています。その中でも都営バスは人々の日常の移動手段として多くの人が毎日利用しています。
都営バスは、バスの営業開始から2024年1月に100周年を迎える東京都のバス事業です。東京で最も人が集中する銀座、新宿、渋谷、池袋、上野、品川、六本木など都心の主要エリアを中心に全128系統のバス路線を運航しています。
都営バスが保有する車両台数は1,495台と日本屈指の総車両数を誇り、いち早く全車両のノンステップ化、車いすスロープの設置や車両内の車いすスペースの確保に取り組むなど誰にでも優しいバス会社としても知られています。画像出典:東京都交通局 都営バス
(1)都営バスの1日の利用者数は約57万3,000人
都営バスの2022年度の総利用者数は2億932万9,000人、1日当たりの乗車人員は約57万3,000人に上り、前年度に比べて1,374万7,000人(7.0%増、一日平均3万8,000人増)増加しています。都民の重要な交通手段として日々利用されていることがわかります。(出典:東京都交通局 令和4年度決算)(2)都営バスで利用客の多い路線
都営バスで利用客の多い路線は、錦糸町や池袋、新宿周辺をカバーする路線です。一日あたり15,000人~20,000人が利用しているため、この路線に広告を掲出することで購買意欲の高い消費者層への効果的に訴求できます。
- 錦糸町駅前~門前仲町:20,165人
- 池袋駅東口~西新井駅前:20,581人
- 大塚駅前~錦糸町駅前:18,476人
- 錦糸町駅前~東京駅丸の内北口:16,414人
- 葛西駅前~錦糸町駅前:15,262人
- 新橋~とうきょうスカイツリー駅前:13,624人
- 練馬車庫前~新宿駅西口:12,821人
(3)環境保護に熱心|FCバス『SORA』
燃料電池バス(FCバス)『SORA』は、どれだけ運転してもCO₂など環境負荷物質を排出しない、地球環境に優しいバスです。2017年3月から東京都交通局が市販車では日本で初めて路線バスとして営業運行に乗り出し、23年4月1日時点で国内事業者最多となる73台を運用しています。さらに24年度中に80台に増やすとともに、燃料電池バスに対応した都独自の水素ステーションをバス営業所内に整備する計画を立てており、脱炭素化を積極的に推進しています。
『SORA』は、環境問題に関心が高い人だけでなく、快適な乗り心地やスタイリッシュなデザインも都民に人気となっています。話題性も十分の『SORA』に広告を掲出することで、より多くの人の注目を集められることでしょう。
燃料電池バスSORAかっちょええ😍
都営バス pic.twitter.com/UWJXkVakT9— おちはなお (@ochihanao) March 7, 2023
2. 都営バスのバス内広告の種類|各特長・費用相場
都営バスに掲出可能な広告は5種類あります。デジタルサイネージメディアはありませんが、ポスターやステッカー広告を上手く組み合わせて利用することでバス乗客に効果的に訴求が可能です。また、掲出費用が低価格な車体ラッピングもおすすめです。少ない広告宣伝費で都心の多くの歩行者やドライバーにもリーチできます。
- ポスター
- ステッカー
- 広告貸切バス
- 車体広告(車体ラッピング)
- 燃料電池バス(FCバス)『SORA』
(1)ポスター
車内ポスターは、乗客の目線の位置に掲出するポスター型のメディアです。都営バスには車窓の上部分にB3サイズのポスターを掲出できるまど上ポスターがあります。まど上ポスターを利用することで、バスの乗客に繰り返し訴求できるのが魅力です。また、東京都内を走り、毎日多くの人が利用している場所に掲出できるにもかかわらず、掲出費用が7日間で13,000円~、1ヵ月でも29,000円~と低価格で利用しやすいのも魅力です。
また、同時に同一広告主が6以上の営業所に申し込んだ場合には広告料金が20%オフになる割引が適用されます。広いエリアで掲出費用をおさえながら効果的に広告を展開したい人は広告プランナーにご相談ください。
(2)ステッカー
ステッカーは車内の窓付近にステッカーを掲出できるメディアです。都営バスでは、窓ガラス部分に縦120mm横400mmのステッカー広告を掲出できます。立っている乗客のちょうど目の前に展開されるため、繰り返し訴求しやすいのが魅力です。
ステッカーは1ヵ月単位での掲出となります。掲出料金は1ヵ月で14,000円~となっており、全営業所で掲出しても487,000円と低価格なので、コストを抑えながら中期的な広告掲出が可能です。また、ステッカーも同時に同一広告主が6つ以上の営業所に申し込んだ場合には広告料金が20%オフになる割引が適用されます。
(3)広告貸切バス
広告貸切バスは、バス内の広告を独占できるメディアです。都営バスでは、渋谷営業所の特定路線のバスのまど上ポスター(B3サイズ)22枚とステッカー広告12枚を独占できるプランがあります。車内をジャックし、効果的に乗客にアピールが可能です。また、広告貸切バスには、フルラッピングと車内広告のセットプランもあります。1ヵ月で500,000円と低価格な掲出費用で、バスの内側と外側からインパクトのある広告展開ができる魅力的なプランとなっています。
(4)車体広告(車体ラッピング)
車体広告(車体ラッピング)は、バスの側面や後部部分を広告スペースとして活用できるメディアです。停車中はもちろんのこと、走行中も歩行者やドライバーなど多くの人に効果的に露出が可能です。都営バスでは、側面に広告掲出が可能なパートラッピングと、側面に加えて後部部分もラッピングするフルラッピングの2種類のプランが用意されています。
掲出期間は1ヵ月・6ヵ月・1年間から選択可能であり、掲出料金は営業所のランクや期間によって異なりますが、新宿でも1ヵ月の掲出期間でパートラッピングで100,000円、フルラッピングでも200,000円と低価格で利用できます。
太田胃散の広告になってる都営バスを今年も見つけました。
バスの側面が誓い未来のももクロちゃんの大きな写真で結構目立ちます♪
※4枚目写真は去年までの先代の広告P.S. 鬼レンチャンは詩織ちゃんとれにちゃんの2人の素敵な歌声にほれぼれしたのはもちろん、2人の絆を垣間見られてグッときたな… pic.twitter.com/uP619tIvZ2
— YUKI@Fukushima (@atom_10ps_116) January 8, 2024
(5)燃料電池バス(FCバス)『SORA』
一般的な都営バスと同様、『SORA』の車内ではまど上ポスター、オプションとしてステッカーを利用が可能です。また、ラッピングバスや広告貸切のプランもあります。特に『SORA』は珍しい形のバスなので道行く人の注目を集めやすく、さらに高い広告宣伝効果が期待できます。
バス広告についてはこちらの記事もご覧ください。
3. 都営バスのバス停広告|バス停ポスターの特長・費用相場
バス停広告は、道路を走る車に乗っている人やバスに乗車中の人などに加え、バスを待つ人や歩行者にも効果的に訴求できるメディアです。都営バスのバス停広告では縦1,650mm横1,110mmのポスター広告を掲出できます。車道側だけでなく内側(歩道側)にもポスター広告を掲出できるため、バスを待つ人や付近の通行客にも訴求が可能です。さらに、夜間はライトアップされるので、暗い時間も訴求ができるのも魅力です。
都バスのバス停を必ずチェックする習慣がついてきた😆
今日も偶然会えて嬉しいー☺️#doda #林遣都 pic.twitter.com/vo7G4OsGSZ— ゆきこ (@yukiko126sparks) June 28, 2023
#メッシ#Lionel Andres Messi Cuccittini
都バスもバス停名変えたり、ハイブランドの広告と戦略、戦術が変わってきた?
それにしてもメッシ格好いい⚽️
it's cool. pic.twitter.com/YsanfxuWAL— Zerry.jp (@Zerry_jp) June 8, 2023
バス停広告についてはこちらの記事もご覧ください。
4. 都営バス広告のメリット5つ
都営バスに広告を掲出することで5つのメリットが得られます。
- 1日あたり約57万3,000人の利用客に露出が可能
- 主要エリアを中心に都内の隅々にまで情報発信できる
- エリアを限定したPRが可能
- 他社のバス路線との競合が少ない
- バスラッピングの料金が安い
メリット1. 1日あたり約57万3,000人の利用客に露出が可能
都営バスに公告を出稿することで、1日あたり約57万3,000人という不特定多数のバス利用客に幅広く訴求できます。これほど多くの利用客にリーチできるのは、東京都内を網羅している都営バスだからこそといえるでしょう。メリット2. 主要エリアを中心に都内の隅々にまで情報発信できる
都営バスは、東京、銀座、新宿、渋谷、池袋、上野、品川、六本木など都心の主要エリアを含めた19か所の営業所・支所別運行エリア、全129系統の路線と広範囲をきめ細やかに網羅しています。利用客の多い都市部の路線はもちろんのこと、それ以外の路線でもバス利用者に繰り返し訴求が可能です。
メリット3. エリアを限定したPRが可能
都営バスのバス広告は、営業所単位で掲出可能となっているため、エリアを絞り込むことで特定地域で生活する利用者に対して集中的なアプローチできます。
メリット4. 他社のバス路線との競合が少ない
東京都内では私鉄各社のバス等も運行していますが、東京の中心地をきめ細やかにカバーしている都営バスは、他社のバス路線とエリアでほとんど競合していません。都営バスに広告を掲出すれば、都心部の多くの都営バスを利用する人に向けて、単独で効果的な広告が可能です。(出典:TOEI AD MEDIA GUIDE 2023「都営バス」)
メリット5. バスラッピングの料金が安い
都営バスのバスラッピングは、安いものだと1ヵ月30,000円~で利用が可能です。都内の主要エリアを運行する都営バスのバスラッピングを利用することで、広告宣伝費を低く抑えながら歩行者やドライバーなども含めて多くの人に訴求できます。また、デザイン性にも優れた燃料電池バスの『SORA』のバスラッピングは人の注目を集めやすくSNSでも拡散されやすいため、さらに高い広告宣伝効果が期待できます。
イワタニ産業のラッピングを纏った燃料電池バスをはじめて生で見たのでパシャリ。
V-E132 ( 江戸川 ) / 足立230 う132
トヨタ・燃料電池バス「 SORA 」
ZBC-MUM1NAE・2020 年式 pic.twitter.com/5fkHCRXS9w— けんと / KENTO. (@kento_bus) October 15, 2023
都営バスの広告で費用対効果の高い広告を
都営バスに掲出可能な広告の種類や広告例と合わせて5つのメリットを解説しました。
都営バスはメディアの種類こそそれほど豊富ではありません。しかし、都心を中心に東京を広くカバーしており、都営バスを利用する多くの人に効果的な訴求が可能です。また、広告費が低価格なものも多く、営業所単位で掲出が可能であるため、目的やターゲットに合わせて都営バスのメディアや掲出方法を選ぶことで、費用を抑えつつ大きな広告宣伝効果を得られる広告展開ができることでしょう。
しかし、初めて都営バスに広告を掲出する場合、どれを選べばよいかわからず、困ってしまうという担当の方も少なくありません。そんなときは、広告プランナーに相談しましょう。
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