「美容室やネイルサロンに出せる広告の種類は?」
「具体的な費用や効果を知りたい」
美容室・ネイルサロンへの広告出稿を検討している方で、このようにお悩みの方はいませんか?近年、美容室等ではデジタルサイネージ媒体の導入が進んでおり、新しい広告スタイルとして注目を集めています。
そこでこの記事では、美容室・ネイルサロンに出稿できる広告媒体について、デジタルサイネージ媒体を中心に紹介します。また、美容室等に広告を出稿するメリットや、具体的な費用についても紹介します。
1. 美容室・ネイルサロンに出稿できる広告の種類
まずは、美容室等に出稿できる広告の種類を紹介します。それぞれ広告の効果が異なるため、訴求したい内容に適した媒体を選ぶことが大切です。
- デジタルサイネージ
- サンプリング
- ポスター等の掲出
(1)デジタルサイネージ
近年急速に普及しているのが、デジタルサイネージタイプの広告媒体です。施術中は手持ち無沙汰となるため、自然と注目を集めやすく、美容室等における新しい広告手法として注目されています。
デジタルサイネージには、広告だけではなく、美容に関するミニ番組などが放映されているため、来店者に飽きさせずにしっかりと視聴してもらうことが可能です。
サイネージ媒体には、来店者1人に対して1台設置される卓上タイプと、店内の目立つ位置に大型のサイネージを設置する壁掛けタイプの2種類があります。
デジタルサイネージ広告の料金体系は、主に①期間保証型、②放映回数型、③ビューアブル課金型の3種類に分けられます。
- 期間保証型:契約期間中は放映しつづけることを保証する
- 放映回数型:期間ではなく、何回広告が放映されたかによって料金が変動する
- ビューアブル課金型:サイネージ端末に内蔵されたセンサーを活用することで、利用者が着座している間のみ放映を行い、その放映回数に応じて課金する
(2)サンプリング
サンプリングは、シャンプーや化粧品などの試供品を利用者に直接試してもらう広告手法であり、美容室やネイルサロンへの来店ニーズとも直結しやすいため、非常に効果が高い手法です。
スタイリストやネイリストから直接手渡されるサンプルは、顧客にとって特別感があり、受け取った商品に対する印象もよりポジティブになります。サンプリングプロモーションのメリットや実施例についてはこちらの記事もご覧ください。
(3)ポスター等の掲出
ポスターやパンフレットといった伝統的な広告媒体も、美容室やネイルサロンにおける重要な広告手法です。これらの掲出物は、サロン内の限られたスペースに設置することができ、顧客が施術を待つ間や施術中に目にする機会が多いため、効果的に訴求することができます。
ただし、最近ではポスター等の単体での掲出枠は限られているため、デジタルサイネージ媒体とのセットで活用することで、より多くの情報を効率的に伝えることができます。
2. 美容室・ネイルサロンに広告を出稿すべき理由
ここまでは、美容室やネイルサロンに出稿できる主な広告媒体について紹介しました。以下からは、美容室等に広告を出稿すべき理由やメリットを詳しく解説します。
- 施術中の手持無沙汰な時間に訴求できる
- F1層の女性(20歳~34歳)にアプローチできる
- 美容に対する投資意識が高い
- サンプリングなど他の施策と組み合わせられる
(1)施術中の手持ち無沙汰な時間に訴求できる
美容室やネイルサロンでの施術中、顧客はしばしば手持ち無沙汰になることがあります。この時間は、顧客がリラックスしており、周囲の情報に対して開放的な状況にあるため、広告による訴求が非常に効果的です。
美容室では平均で120分、ネイルサロンでは60分から90分の滞在時間があるため、この長い時間を利用して、顧客にじっくりと商品やサービスを知ってもらう絶好の機会となります。ポスター広告等であれば、一度の来店で何度もリーチを獲得することは難しい一方、デジタルサイネージ広告の場合には、ミニ番組を挟みながら飽きさせずに複数回の訴求を行うことが可能です。
(2)F1層の女性(24歳~50歳)にアプローチできる
美容室やネイルサロンは、F1層とも呼ばれる、24歳から50際の女性にアプローチするには最適な場です。
F1層は美容や自己投資への意識が高く、消費行動も活発です。また、この層は新しい美容情報やトレンドに敏感であり、質の高いサービスや商品に対して支出を惜しまない傾向にあります。
そのため、F1層に直接アプローチできる美容室等での広告は、高いマーケティング効果を期待できるのです。
F1層に関する基本的な情報や、F1層向けのメディア・エリアについてはこちらの記事もご覧ください。
(3)美容に対する投資意識が高い
美容室やネイルサロンを積極的に利用する顧客層は、美容に対する投資意識が非常に高い層といえます。へアルタイルやネイルは日常生活のなかで目につきやすい部分であり、その手入れを怠らない女性は、自己表現としての美を重要視しています。
このような顧客は、新しい美容情報やトレンドに対しても積極的に関心を示すため、これらのサービスを提供している企業にとって、美容室等での広告やプロモーションはうってつけの方法といえるでしょう。
(4)サンプリングなど他の施策と組み合わせられる
美容室・ネイルサロンでデジタルサイネージ広告を配信する場合には、オプションとして、サンプリングなど他のマーケティング施策と組み合わせることが可能です。
たとえば、デジタルサイネージ媒体で商品説明を放映したあとにサンプリングを配布することで、視覚的な情報と実際の商品体験を同時に提供することができるため、より広告効果を高めることが可能です。
3. 美容室・ネイルサロンに出稿できるおすすめのデジタルサイネージ媒体
ここまで紹介したように、美容室やネイルサロンに出稿できる広告媒体としてはデジタルサイネージ媒体が最もおすすめです。
そこで以下からは、主なデジタルサイネージ媒体の概要や、具体的な料金について詳しく解説します。
- BEAURINISTA TV
- be&clip
- NICE NAIL
- Lumiel
(1)BEAUTINISTA TV
BEAUTINISTA TVは、国内最大級の美容室デジタルサイネージ放送局であり、全国約1,900店舗に約11,000台以上設置(2023年3月時点)されています。想定リーチ数は1ヶ月あたり100万人とされており、圧倒的なリーチ数獲得を期待出来ます。
料金体系はビューアブル課金型であり、顔認証システムによりインプレッションを計測しているため、端末に対して顔が正対しているときのみインプレッションとして計上されます。放映される40コンテンツは毎月更新され、1コンテンツあたり2分程度とテンポよく編成されており、リピーター顧客であっても飽きさせずに画面に集中させられる点も魅力です。
以下に紹介するように、放映エリアごとに多様な料金プランが用意されているため、予算や戦略エリアに合わせて自由にプランを選ぶことができます。
(2)be&clip
be&clipは、全国の322店舗・1,259台の美容室に展開(2022年9月時点)しているデジタルサイネージ媒体です。
1ロール30分間隔で放映されているため、平均滞在時間の120分の間に約4回は広告を視聴する計算となります。また、こちらも顔認証システムを導入しており、離席中はインプレッションは計測されません。
タップ操作により気になった広告の詳細を閲覧できたり、日別・時間別・地域別・想定リーチ数等の細かいレポートを受け取れるなど、広告主にとって嬉しい昨日も充実しています。
サービスプランについても、年齢層ごとにターゲティングした『ママ/F1層向けプラン』や『シニア層(50代以上)向けプラン』などが用意されているため、エリア以外のカテゴリによるマーケティングも可能です。
(3)NICE NAIL
NICE NAILは、関東・関西を中心に121店舗(2024年1月時点)を展開しているネイルサロンです。1店舗あたりに1ヶ月あたり平均600人が来店しており、ディスプレイ媒体は店内壁面の目立つ位置に掲出されています。
1ロールは15分で編成されているため、60分から90分の施術時間の間に、約4回から6回の視聴が期待できます。
サイネージ以外のプロモーションにも積極的に取り組んでおり、サンプリングやリーフレットの配布、ポスター掲示、予約用アプリへのバナー広告掲載などのプロモーションにも対応しています。
(4)Lumiel
Lumielは、全国121店舗のネイルサロンにタブレット型のサイネージ媒体を提供しています。設置媒体数は260面あり、月間リーチ数は約48,400人にのぼります(2020年9月時点)。
サイネージ媒体は施術台の上に設置されるため、顧客との距離が近く、よりダイレクトに訴求することが可能です。また、Lumielではサンプリングなどのオフライン施策にも対応しているほか、来店者アンケートの実施により効果測定のサポートも行っています。料金体系は、エリア・店舗・時間帯・放映日・放映回数という複数の条件を組み合わせて決められるため、ターゲットや予算に合わせて柔軟に広告配信が行える点も非常に魅力的です。
美容室・ネイルサロンへの広告出稿はプロのパートナーと進めよう
今回は、美容室やネイルサロンに出稿できる広告の種類や費用について、具体例を挙げつつ紹介しました。
美容室等は購買意欲の高いF1層に直接アプローチできる数少ない場所であり、平均滞在時間が60分から120分あることから、1回の来店で複数のリーチ獲得を期待できます。また、デジタルサイネージ媒体であれば予算に合わせた運用もしやすく、サンプリングなどのオフライン施策と組み合わせることでさらに広告効果を高めることも可能です。
ただし、デジタルサイネージ広告などのOOH広告を成功させるためには、掲出エリアや時間帯の絞り込みなど、広告戦略に関する深い知識と経験が不可欠です。そのため、美容室等への広告出稿を行う場合には、プロの広告プランナーに相談することをおすすめします。
OOH広告を専門的に扱っている広告プラットフォーム『オーマッチ』では、美容室やネイルサロンにおける広告媒体のほか、産婦人科や女性専用車両、女性用化粧室など、特定のターゲットに向けて訴求できる媒体も多数取り扱っています。
専属のプランナーが無料で広告枠の紹介を行うプランニングサポートも実施しているため、女性向け広告の出稿などを検討している方は、この機会にぜひお問い合わせください。
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