広告種類

認知広告とは?認知拡大に有効な広告の種類や費用相場・成功事例を紹介

「認知広告を打つべきタイミングはいつ?」
「自社で打つべき認知広告の種類が知りたい」

認知広告とは自社ブランドやサービスをより多くの人へ知ってもらうことを目的とした広告です。掲出を検討しているものの、具体的な手法や費用についてお悩みの方もいるでしょう。

この記事では、認知広告の概要や3つの種類、効果測定の方法と成功事例を紹介しています。最後まで読めば認知広告の知識がつき、自社をより多くの人へ知ってもらう広告戦略のアイデアが浮かぶようになります。

1. 認知広告とは

認知広告とは、自社ブランドや商品の認知拡大を目的とした広告です。まずは認知してもらうことで、自社に興味を持ってもらい購買へ繋げます。より詳しく認知広告の概要について解説します。

認知広告とは

  1. 獲得広告との違い
  2. 認知広告のターゲット
  3. 認知広告が必要となる段階

(1)獲得広告との違い

認知広告と似た広告に獲得広告があります。獲得広告とは、すでに自社を認知している顕在顧客に対して効果的な広告です。商品やサービスを知っている人に対し、さらに内容を理解してもらうことで商品を記憶させ、購買に向けて背中を押す広告が獲得広告です。具体的にはGoogleの検索エンジンを用いたリスティング広告などが挙げられます。

(2)認知広告のターゲット

認知広告のターゲットは、潜在層と呼ばれるリード顧客です。人が商品を買うまでには、以下5つの心理的な段階があるといわれています。

購買に至るまでの心理段階

  • Attention(意識する)
  • Interest(興味を持つ)
  • Desire(欲しいと思う)
  • Memory(記憶する)
  • Action(購入する)

まだ商品やサービスを認知していない人にサービスの存在を知らせ、興味を持たせるまでが認知広告の役割です。つまり上記のリストでは、1つ目のAttentionや2つ目のInterestの心理を引き出すための広告です。

認知広告にはテレビやラジオ、雑誌などのメディア広告が用いられるケースが多く、認知を高めた後にWeb広告などを導入して購買行動を促すなど、広告を使い分ける展開が有効です。

(3)認知広告が必要となる段階

認知広告の必要性は、事業やサービスのフェーズにより異なります。商品やサービスを立ち上げた後はまず売上を重視し、Web広告など購買に至りやすい獲得広告を用いて、すでに商品・サービスを認知している層へ購買を促せば効果は十分なケースが多いでしょう。

反面、事業やサービスが成熟して売上が横ばいとなった時には、認知広告によって潜在層へのアプローチが必要となります。商品やサービスを既存顧客以外へ認知してもらうことで、より一層の利益拡大につながるからです。

自社の事業・サービスの成熟段階に応じて、認知広告と獲得広告を使い分けましょう。

2. 代表的な認知広告の種類4つ

代表的な認知広告の事例を4つ紹介します。どのような広告が認知拡大のために利用されているか、イメージをより明確にしましょう。

代表的な認知広告の種類4つ

  1. 交通広告
  2. 屋外広告
  3. テレビ広告
  4. Web広告

(1)交通広告

交通広告とは駅やバスなどの車体・駅自体に掲出する広告です。通勤・通学などで駅を利用する多くの人に対して訴求できます。高頻度で駅を利用する人に対して反復性が非常に高く、何度も広告を目にすることで内容が記憶に刷り込まれやすいのが特徴です。また電車内であれば広告との接触時間が長くなり、電車内での暇な時間に広告内容を検索してもらえるのチャンスもあります。

交通広告についてはこちらの記事もご覧ください。

交通広告とは?種類とそれぞれの特徴・効果・具体的な活用方法を解説

交通広告の掲出費用は、広告の種類、設置場所、期間など様々な要因で変動します。どれくらいの費用になるのか、オーマッチでの交通広告の例を紹介します。

Loading...

(2)屋外看板

屋外広告とは野立看板やビル壁面など、広く多くの人へ認知してもらえる広告全般を指します。大型の看板なので目立ちやすく、設置した付近の住民に対しての認知拡大に役立つ広告です。

屋外広告についてはこちらの記事もご覧ください。

OOHとは?屋外広告との違いは?メリットや広告規制について解説!

オーマッチでの屋外広告の費用例を紹介します。

Loading...

(3)テレビ広告

テレビ広告はCMなど用いて、視聴者に自社を認知してもらえる広告です。リーチ数は認知広告の中でもかなり多いですが、ターゲットが絞りにくい側面があるため、BtoCビジネスに有効な広告です。

また雑誌や新聞広告などのメディア広告も認知広告として有効です。雑誌や新聞は購買層がある程度決まっており、ターゲットを絞り込んで認知広告を打てます。

テレビ広告の一例として、キー局でテレビCMを放映した場合の費用相場は、1本あたり7,000万円からとなります。

(4)Web広告

Web広告も認知広告として利用されます。近年はSNSやYouTubeなど、動画プラットフォームへの広告を認知目的で利用する企業も増えています。また、GoogleやYahoo!Japanのディスプレイ広告なども有効な認知広告です。

費用目安として、SNS広告の場合は、掲出先のSNSや掲出方式によって費用に幅があります。認知向上に向いていると言われるインスタグラムの場合は、1インプレッションごとに0.2〜0.7円程度が相場となり、視聴回数に応じて広告費用が加算される仕組みです。

3. 認知広告の効果測定の方法

認知広告として利用される屋外広告や交通広告は、大衆への訴求に優れていますが、効果測定しにくいといわれています。しかし広告の掲出方法を検討すれば効果測定は可能です。例えば、認知広告掲出後の来店者数やWeb流入数の変化から、ある程度効果があったか確認できます。その他、効果測定しやすい認知広告は以下のとおりです。

効果測定しやすい認知広告

  • 来店者数やweb流入数の変化を調べる
  • ソーシャルメディア分析
  • クーポンの利用者数を調べる
  • アンケート調査を行う
  • パンフラックの部数を調べる
  • 期間ごと・地域ごとの販売状況を調べる
  • リテールメディアでの販売状況を調べる
  • メディアミックス含めての差分をチェックする
  • 認知度調査/ブランドリフト調査を行う
  • アポ取得率、コンペ勝率を調査する
  • 視認性トラッキング

具体的な効果測定の方法についてはこちらの記事もご覧ください。

OOH広告の効果測定方法とは?具体的な手法11種類を徹底解説

4. 成功した認知広告の事例3つ

成功した認知広告の事例を3つ紹介するので、各事業がどのような戦略を用いて認知拡大をしたか参考にしましょう。

成功した認知広告の事例3つ

  1. サントリー「特茶」の認知広告
  2. エリアリンクの認知広告
  3. タマホームの認知広告

(1)サントリー「特茶」の認知広告

サントリー「特茶」は、電車のドア横ポスターを利用して認知広告を掲出しています。一見難しい関数アートを使い、興味をひいて広告内容を見てもらうように工夫された事例です。関数を読み解くと『体脂肪の減少を助ける』というキャッチフレーズが表示され、広告のユニークさに目を惹かれた乗客が、自然と特茶を認知する仕組みになっています。

(2)エリアリンクの認知広告

レンタル収納スペースを運営する「エリアリンク」は、サンリオとライセンス契約を締結して看板に人気キャラクター『ハロー・キティ』を掲載しています。大型の『ハロー・キティ』の広告を目にした通行人やドライバーが何の広告か注目すると、レンタルスペースがあると認知する仕組みです。また国民的なキャラクターである『ハロー・キティ』と関連付けて記憶されやすく、「キティちゃんを看板に使っているレンタルスペースね」などと、思い出してもらいやすい効果もあります。

(3)タマホームの認知広告

ハウスメーカー「タマホーム」は、人気アイドル『木村拓哉』が人気バンド『DEEP PURPLE』の楽曲『BURN』の替え歌に合わせて踊るCMで、自社認知を拡大しました。視覚だけでなく、聴覚でも自社名称を認知してもらえるよう工夫されている事例です。

認知広告で潜在層へ効果的に訴求しましょう!

認知広告は自社商品やサービスを認識してもらうための広告です。獲得広告と組み合わせることで、よりユーザーに対して効果的な訴求ができます。認知広告の種類は非常に幅広く、メディア広告や交通広告、屋外広告などから、自社の製品・サービスを相性の良い広告を探しましょう。

認知拡大のための広告選びや効果測定については、経験豊富な広告プランナーに相談するのが一番です。

認知広告についてお悩みなら、『オーマッチ』にお問い合わせください。予算やエリアなどのいくつかの質問に回答するだけで、条件にマッチする資料を受け取ることができます。ご相談やサービスの仲介手数料は無料で承っておりますので、この機会にぜひ一度お気軽にご相談ください。

国内最大級の屋外広告プラットフォーム

18万件の広告枠を掲載中

ご利用は完全無料

専属サポートにも対応