「セールスプロモーション広告(SP広告)とは?」
「セールスプロモーション広告(SP広告)の事例や効果が知りたい」
販促効果の高いセールスプロモーション広告(SP広告)を検討しているが、どの手法を選べば良いかわからず悩んでいる方もいるでしょう。また、どのような効果があるか、メリットについても知りたいはずです。
この記事では、セールスプロモーション広告(SP広告)の概要や種類、メリット・デメリットを解説します。また、実際に大手企業が成功を収めたセールスプロモーション広告(SP広告)の事例を3つ紹介。
最後まで読めば、セールスプロモーション広告(SP広告)の知識がつき、販促効果の高い広告を打てるでしょう!
1. セールスプロモーション広告(SP広告)とは
セールスプロモーション広告(SP広告)とは、マス・インターネット広告以外のメディアによる広告手法のことです。マス広告・インターネット広告以外の広告手法すべてがセールスプロモーション広告(SP広告)になるため、セールスプロモーション広告(SP広告)は非常に幅広い広告種類を含む用語になります。2. セールスプロモーション広告(SP広告)の種類
セールスプロモーション広告(SP広告)の種類を紹介します。- ダイレクトメール
- フリーペーパー
- 会員情報誌
- ポップ広告
- 折込チラシ
- 屋外広告(OOH)
- 展示会やセミナー
どのような広告手法があるか、1つずつ説明します。
(1)ダイレクトメール
ダイレクトメールとは、紙面やメールでユーザーへ配信される広告の1つです。
新商品の案内やセール情報、クーポンなどを同封し、ユーザーの購買意欲を刺激します。電子媒体を利用しないユーザーに対しては、書面のDMを、スマホネイティブ世代に対してはメールを通じて送信されるケースが多いです。(2)フリーペーパー
フリーペーパーは、駅構内やコンビニに設置される無料の情報誌です。情報誌の中に店舗の情報やクーポンを掲載し、ユーザーの来店を促します。
地域住民が利用する駅やコンビニへ配布ボックスを設置することで、来店確率の高いユーザーへ情報を届けられるメリットがあります。(3)会員情報誌
会員情報誌は、特定サービスに会員登録しているユーザーに対して配布される冊子です。会員のみが利用できるクーポンやユーザーニーズの高い情報を掲載し、売上の向上を目指します。
すでに会員登録しているユーザー限定の冊子のため、精読される確率が高く、情報がリーチしやすい点が特徴です。(4)ポップ広告
ポップ広告とは、店舗の入り口や店内に設置し、購入を促す広告です。スーパーの特売品コーナーなどで、商品の特徴や安価である旨などをイラスト付きで記載し、ユーザーの注目を集めます。
非常に安価で作成でき、また商品を目立たせる効果が高いのが特徴です。
(5)折込チラシ
折込チラシは、新聞などに同封される紙の広告です。新聞を購読しているターゲットヘ向けて、自社のサービス名やクーポン付きチラシを配布し、販促を狙います。
電子媒体を利用しない世代に対し、リーチしやすいのが特徴です。
(6)屋外広告(OOH)
屋外広告(OOH)とは「Out of Home」の略称で、屋外に掲出される看板や、駅広告や施設内広告など「家の外でよく目にする広告」を意味します。駅を利用する人に対して自社の認知を高めたり、施設内で目立つようにサイネージを利用するなどして、集客効果を高める広告です。
特定エリアへ訪れるユーザーへ効果的にアプローチでき、不特定多数の人への販促活動ができるのが特徴です。屋外広告(OOH)については、以下の記事も参考にしてください。
(7)展示会やセミナー
展示会やセミナーもセールスプロモーション広告(SP広告)の1種です。自社製品やサービスを見て、触れてもらえる機会を作り、購入を促します。
特定ジャンルの展示会に出展すれば、ジャンルに興味があるユーザーに確実にリーチ可能です。また、セミナーは自社の商材内容に興味がある人が参加するため、購買行動に至る確率が高くなります。3. セールスプロモーション広告(SP広告)のメリット5つ
セールスプロモーション広告(SP広告)を打つ5つのメリットを紹介します。
- 低コストで始められる
- 反復性の高さ
- 既存顧客のロイヤリティ向上
- リピーターの増加
- 競合他社との優位性アピール
メリット1. 低コストで始められる
セールスプロモーション広告(SP広告)は、低コストで始められる広告手法です。
マス広告は1度の出稿で100万円単位の予算がかかりますが、SP広告は媒体の種類が豊富。予算は媒体によって異なりますが、自社で取り組みやすい予算の広告から取り組めます。
メリット2. 反復性の高さ
セールスプロモーション広告(SP広告)は、反復性の高さも魅力となります。人は反復して何度も同じものを目にしていると、徐々に興味や好感を持つ心理傾向があります。
駅広告や中吊り広告を例として解説しましょう。毎日の通勤で中吊り広告を目にしているうちに、乗客が広告の内容に興味を持ち始めます。最初はなんとなく眺めているだけでも、2回目は広告の内容を読み、3回目には「購入してみようかな」と思うようになるのです。
セールスプロモーション広告(SP広告)の中でも屋外広告などは、何度も目にする機会が多いので、反復性の高さによる販促を狙えます。
メリット3. 既存顧客のロイヤリティ向上
セールスプロモーション広告(SP広告)によって、既存顧客のロイヤリティ向上効果もあります。顧客に対して適切な情報をタイムリーに配信すれば、顧客はより企業に対しての信頼感と好感を抱くでしょう。
例えば会員情報誌に、会員限定のクーピンを掲載した場合、顧客は「会員になっておいてよかったな」と思うかもしれません。また会員のニーズに沿った情報を掲載することで「会員誌の質が高い」と企業に対し、好感を持ってもらえるでしょう。セールスプロモーション広告(SP広告)により、既存顧客との良好な関係維持と購買率アップが期待できます。
メリット4. リピーターの増加
セールスプロモーション広告(SP広告)によって、リピーターを増やせます。一度来店しただけではまだロイヤリティが低く、店舗やサービスのことを忘れてしまうユーザーが多いです。
しかし、定期的にセールスプロモーション広告(SP広告)で自社の存在をアピールすれば、思い出して再度来店してくれる可能性が高いでしょう。例えば、エステで体験施術をし、その後契約に至っていない顧客がいるとします。その顧客にDMでお得な情報や再来限定クーポンを配信すれば、再度来店を促せるだけでなく、回数券の購入に至る可能性があります。
セールスプロモーション広告(SP広告)によって、リピーターを増やせば、業績も上がる可能性があるでしょう。
メリット5. 競合他社との優位性アピール
セールスプロモーション広告(SP広告)により、競合他社との優位性をアピールできます。
特に展示会は、アピールが強いプロモーション媒体です。展示会は多数の同業他社が出展しており、ユーザーは直接サービスや製品を比較できます。その場で自社の製品が他社に比べて優れている点をアピールできれば、契約に至る確率は格段に上がるでしょう。
このように、セールスプロモーション広告(SP広告)によって、ユーザーに直接優位性を示すことができます。
4. セールスプロモーション広告(SP広告)を出稿する際の注意点
セールスプロモーション広告(SP広告)を出稿する際の注意点を3つ紹介します。
- ターゲットユーザーの明確化
- 複数の広告を組み合わせる
- PDCAサイクルを回す
セールスプロモーション広告(SP広告)は販促に有効ですが、注意点を守らないと効果が得られません。
(1)ターゲットユーザーの明確化
セールスプロモーション広告(SP広告)を出稿する時は、ターゲットユーザーを明確にしましょう。ターゲットが特定できないと、広告を出す手法を決められないためです。
例えば、若者はメール媒体が得意ですが、年配の方はメールはあまり見ない人が多く、DMやハガキ・チラシをチェックする傾向にあります。自社のターゲットが年配層にも関わらず、メールでのDM配信にこだわると、広告効果が得られません。
事前に自社の想定ターゲットを明らかにして、広告手法を検討しましょう。
(2)複数の広告を組み合わせる
セールスプロモーション広告(SP広告)は、複数の広告を組み合わせましょう。
人は広告との接触回数が多いほど、広告の内容に興味を持つ心理傾向があります。そのため、1つの手法にこだわらず複数の広告を利用した方が効果は出やすいです。最初は中吊り広告を出してみて、効果が得られないと感じたらセールスプロモーション広告(SP広告)イベントを行うなど、工夫しながら広告を打ちましょう。
(3)PDCAサイクルを回す
セールスプロモーション広告(SP広告)を打つときは、PDCAサイクルを回すことを意識しましょう。比較的安価に出稿できる広告が多いですが、無駄に広告を打っても効果がなければ意味がありません。
例えば新規店舗オープン情報を折込チラシで配布したが、十分な集客効果を得られないことがあります。その場合は、屋外広告を併用して駅に看板を設置するなどすれば、より広い層へリーチできます。以上のように、効果測定の結果を見ながら手法の改善をおこないましょう。
5. 成功したセールスプロモーションの事例
成功したセールスプロモーションの具体的事例を3つ紹介します。
- メルカリの新聞折込チラシ
- Netflixの駅広告
- コストコのサンプリングプロモーション
(1)メルカリの新聞折込チラシ
フリマアプリのメルカリは、若年層以外のターゲットへのリーチを狙い、新聞折込チラシを活用しました。スマホアプリなのに折込チラシを利用するという、ややレトロな手法をあえて使っています。
スマホネイティブ世代以外へのリーチが広がり、折込チラシを配布した後はダウンロード数が増加しました。結果的にメルカリは広く認知され、主婦や中年以上のユーザーも取り込むことに成功しました。メルカリの事例は、自社サービスのターゲットユーザーの拡大を狙い、成功した良い事例です。広告手法を選ぶことで、より多くのユーザーを取り込むことができます。
(2)Netflixの駅広告・電車広告
オンライン動画配信サービスのNetflixは、インターネット広告だけでなく、屋外広告を活用しています。スマホネイティブ世代以外を狙い、インパクトのある真っ黒な背景に大きく赤字で「N」と書かれた看板を電車・中吊り広告に出稿しました。
山手線を黒くしちゃう #Netflix の強さよw pic.twitter.com/Q70p4RnC4v
— かなてつ@SmartShare (@kanayatetsu) October 5, 2022
また、電車を黒で染め上げる大胆な広告も功を奏し、ネット広告を見ない世代の登録者を増やしています。
Netflixの事例もメルカリと同様に、インターネットサービスをより広い世代へ認知させた良い事例です。
(3)コストコのサンプリングプロモーション
コストコは店内でサンプリングプロモーションを実施し、販促につなげています。食料品コーナーの目立つところでお肉を焼くなどし、実際に顧客に試食してもらうことで、ユーザーが味を確かめてから購入する動線を確保する手法です。
特に購入予定がない来店者も、試食のニオイに釣られて試食し、味を気に入って購入に至る場合も多いです。コストコのサンプリングプロモーションは、来店者を効果的に商品に注目させ、購買欲を刺激する良い事例といえます。販促ならセールスプロモーション広告(SP広告)を活用しましょう
セールスプロモーション広告(SP広告)は、マス広告・インターネット広告以外全般を指す広告です。チラシや情報誌などアナログな手法も活用すれば、テレビやラジオ、インターネットを見ない層にも効果的にアプローチできます。また、実際に商品を使ってもらったり、展示会やセミナーのように直接説明機会を得る場所をつくれば、他社への優位性のアピールも可能。
セールスプロモーション広告(SP広告)を打つには、自社ターゲットの分析とPDCAが欠かせません。しかし、セールスプロモーション広告(SP広告)出稿の経験があまりない企業では、宣伝手法を考えてPDCAを回すのが難しい場合があります。
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