「京王電鉄の電車や駅にはどんな広告を掲出できるの?」
「京王に広告を掲出すると、どんな効果を得られるのだろう」
京王電鉄の電車や駅広告は種類だけでなく、セットやプランも豊富で、どの広告を掲出すれば良いか迷っているという人もいることでしょう。
この記事では、京王電鉄の電車や駅に掲出できる広告の種類や広告事例、広告掲出で得られる3つのメリットを、利用者数と傾向と合わせて紹介しています。
最後まで読めば京王電鉄の電車や駅広告の掲出メリットがわかり、広告宣伝効果の高い広告を掲出できるようになります。
1. 京王電鉄の利用者数と属性
(1)京王電鉄とは
京王電鉄の中でも、京王線と井の頭線は、渋谷・新宿や吉祥寺など若者に人気のエリアを走っている路線です。京王電鉄沿線の人口は約419万人・沿線世帯数約219万世帯(東京都の約30%)と人が集中しているエリアです。沿線にある事業所数は約179,000社、大学数は78キャンパス(大学・短期大学)と企業や学校施設も非常に多い路線となっています。
京王線の1日の総乗降人数は約204万人、井の頭線の1日の総乗降人数は約71万人と京王電鉄全体では毎日約274万人が利用しています。なかでも、新宿駅(京王線)は特に利用客が多く、約55万人に利用されています。
- 新宿(京王線):548,622人
- 渋谷(井の頭線):245,291人
- 吉祥寺(井の頭線):111,397人
- 調布(京王線):98,916人
- 下北沢駅(井の頭線):89,091人
- 分倍河原(京王線):74,388 人
- 府中 (京王線):69,727人
(2)京王電鉄の利用者の属性
京王電鉄の京王線、井の頭線の利用者の属性を以下の通りまとめました。
どちらの路線も、年収1,000万円以上の世帯が20%前後と、ある程度の経済的な余裕のある世帯が多い路線です。
また、週に5回以上利用する人は64.0~67.9%、週に1回以上利用する人も88.3~94.0%と、首都圏やその周辺に住む人の日常の通勤・通学の足として利用されています。頻繁に利用する人に対し、繰り返し接触することで単純接触効果も期待できます。
比率 | 項目 | 京王線 | 井の頭線 |
---|---|---|---|
男女比率 | 男性 | 49.2% | 47.8% |
女性 | 50.8% | 52.2% | |
職業比率 | 会社員 | 57.6% | 56.8% |
経営・自営 | 9.1% | 13.5% | |
学生・生徒 | 7.4% | 10.2% | |
専業主婦 | 9.3% | 6.0% | |
世代比率 | 20代以下 | 男性 12.5% 女性 11.3% | 男性 13.3% 女性 17.4% |
30代 | 男性 10.0% 女性 7.6% | 男性 10.2% 女性 8.7% | |
40代 | 男性 13.1% 女性 9.4% | 男性 12.0% 女性 9.9% | |
50代以上 | 男性 20.5% 女性 15.6% | 男性 15.9% 女性 12.6% | |
世帯年収比率 | 500万円未満 | 43.8% | 41.2% |
500~700万円 | 18.5% | 14.7% | |
700~1,000万円 | 18.2% | 21.2% | |
1,000万円以上 | 19.5% | 23.1% | |
利用頻度 | 週5日以上利用 | 64.0% | 67.9% |
週1日以上利用 | 88.3% | 94.0% |
出典:京王沿線エリアの特徴
(3)京王電鉄利用者の特徴
京王電鉄利用者は広告への関心が高く、交通広告から情報を得る人が多い上に、趣味やライフワークへの意欲が高い利用者が多い傾向があります。消費を生み出すポテンシャルの高い乗客が多いことから、京王電鉄に広告を掲出することで、高い宣伝効果が期待できます。
2. 京王電鉄の電車内広告の種類|各特徴・費用相場
京王電鉄の電車内には、様々な広告を出稿することができます。特に京王線に掲出できる広告を中心に解説します。
- デジタルサイネージ(K-DGチャンネル)
- ポスター
- ステッカー
- 広告貸切電車(アドギャラリー)
- 車体広告(車体ラッピング)
- 吊革広告
(1)デジタルサイネージ(K-DGチャンネル)
京王線のデジタルサイネージ(K-DGチャンネル)は、電車内のドア上に設置されたデジタルサイネージに掲出できるメディアで、以下の3つのプランから選択が可能です。
- スポットCM:12分間に15秒のCMを放映可能
- オリジナル番組提供型:オリジナル番組60秒と合わせて30秒のCMを放映可能
- 天気/指数連動型:天気・指数予報60秒と合わせて30秒のCMを放映可能
K-DGライナーは、京王ライナーの車両の天井部に設置された17インチにデジタルサイネージに1社貸切で広告掲出が可能です。
(2)ポスター
中づり・まど上・ドア横ポスターは、乗客の目につきやすい場所にB3サイズ~のポスターを掲出できるメディアです。対象路線の車両に1枚ずつから掲出が可能です。ただし、中づりポスターは5000系車両を除いた車両に掲出可能、ドア横ポスターは5000系車両と9000系車両のみに掲出可能など、車両によって掲出できない場合もあるので事前にご確認ください。
(3)ステッカー
ステッカー広告は、車両内のドア・ドア横・ドア上にステッカーを掲出できるメディアです。手軽なサイズ・料金ながら、乗客の目につきやすい場所に掲出されるため、強制視認性が高く、長期掲出により高い訴求効果が期待できます。
ただし、ドア横ステッカー・ドア上ツインステッカーは5000系車両には掲出できません。また、掲出期間に関わらず、取り付け撤去費35,000円が別途必要となります。
(4)広告貸切電車(アドギャラリー)
京王線の広告貸切電車(アドギャラリー)は、1車両のポスターとK-DGチャンネルをジャックできるメディアです。一車両内を独占して広告展開できるため、利用客にインパクトの高い宣伝が可能です。
都営新宿線への乗入車両は中づりポスター ・まど上ポスター ・ドア横ポスター・K-DGチャンネルのセット、都営新宿線への非乗入車両は中づりポスター ・まど上ポスター ・K-DGチャンネルのセットとなります。
(5)車体広告(車体ラッピング)
車体広告は、井の頭線の1編成の車体に掲出できるメディアです。井の頭線の特徴であるレインボーカラーの車両の中からカラーを選ぶことが可能です。掲出したい広告のデザインやカラーと車両カラーの組み合わせを工夫することで、更なるインパクトを与えることができます。駅利用者だけでなく、京王電鉄沿線の人々へ動く広告メディアとしての効果も期待できます。
なお、京王線では車体広告の掲出はできません。
(6)つり革広告
つり革広告は、1編成の全車両のつり革上部に掲出できるメディアです。目に近い場所にあるため、アイキャッチ効果が高く、連なり感によって印象に残りやすい広告です。また、つり革広告を長期に掲出することで電車利用客に反復して訴求できます。
掲出期間に関わらず、取付撤去費として120,000円が別途必要となります。
3. 京王電鉄の駅広告の種類|各特徴・費用相場
京王電鉄の駅に掲出できるメディアは種類が豊富です。複数のメディアを組み合わせたセットやジャック広告も多く、多彩な広告展開が可能です。ただし、乗降者数の多い駅限定のものも多いのでご注意ください。
- デジタルサイネージ
- 大型ボード・シート
- フラッグ広告
- 集中ばり・ジャック広告・柱巻き広告(アドピラー)
- 駅ばりポスター
- 駅看板
- 自動改札ステッカー
- ホームドアシート
- ラック広告
- コインロッカー広告
- 駅イベント
- 副駅名標広告【申請媒体】
(1)デジタルサイネージ
京王電鉄のデジタルサイネージ広告は、乗降者数の多い新宿駅や吉祥寺駅、その他、下北沢駅、調布駅、橋本駅に掲出可能なメディアです。
『K-DGボード』では、各駅構内の柱や壁に設置された49~55型の大型デジタルサイネージに、3分間に1回15秒のCMの放映ができます。『K-DGネットワーク』は京王線・井の頭線・相模原線の駅サイネージ(吉祥寺駅5面、調布駅8面、下北沢駅13面、橋本駅4面の合計30面)をセットにしたお得なパッケージ商品です。
京王の玄関口である新宿駅は、掲出できるデジタルサイネージ広告の種類が豊富です。新宿でインパクトのある広告を展開するなら、待ち合わせ場所にも利用されることの多い次の3つのデジタルサイネージ広告がおすすめです。- 新宿K-DGピリエ
- 新宿K-DGキングウォール
- 新宿KTビジョン
また、女性にターゲットを絞ってアプローチできる『レストルームビジョン』(渋谷駅・吉祥寺駅・明大前駅)もあります。
(2)大型ボード
大型ボードは、駅構内の壁やボードに大型の広告を掲出できるメディアです。1日に約55万人が利用する新宿駅で利用できるメディアが多いです。
主要5駅にB0×4枚の大型広告を掲出できる『スーパー4』、主要4駅にB0×10枚の超大型広告を掲出できる『スーパー10』など、大きなスペースを使ってダイナミックな展開が可能です。
さらにインパクトのある広告展開をお考えなら、京王線とJR線の乗り換え通路にある全32面で連続的にアピールできるメディアの『新宿アドストリート』や、階段上のB1サイズヨコ4面の大型電飾ボードで視線を集めやすいメディアの『新宿アドバナー』、B0サイズ5面のビックインパクトでJR線利用者の視線をキャッチできる大型ボードの『新宿アドゲート』がおすすめです。
掲出費用をおさえて大規模展開するなら、上記3つの大型ボードのお得なセットの『新宿ストリートセット』がおすすめです。
(3)フラッグ広告
フラッグ広告は、駅構内の改札・通路・ホームなど天井部分からフラッグ状に加工した大型のポスターを掲出できるメディアです。どんなに混んでいても多くの人の目に触れることができます。京王線では掲出できるメディアはありませんが、井の頭線の渋谷駅・吉祥寺駅で掲出が可能です。
(4)集中ばり・ジャック広告・柱巻き広告(アドピラー)
集中ばり・ジャック広告は、コンコースや階段など、利用客の多い駅でインパクトのある広告展開ができるメディアです。連続・集中して広告を掲出するため、強制視認性が高く、印象に残る広告展開が可能です。
柱巻き広告(アドピラー)は井の頭線渋谷駅のみで掲出が可能です。
(5)駅ばりポスター
駅ばりポスターは、ターゲットや予算に合わせて、1枚からポスター広告を掲出可能なメディアです。通勤や通学の際にくり返し接触することから、その地域への宣伝に非常に効果的です。
駅ばりポスターも種類が豊富で、駅構内のほかに待合室のガラス部分に広告を掲出できる待合室広告もあります。京王線全駅全駅のパッケージや、学生をターゲットにしたK/Sセット、乗降客数上位の駅に絞った乗降TOPセットなども用意されています。
(6)駅看板
駅看板は、駅構内の壁面などに広告を掲出できるメディアです。駅利用客の目に繰り返し留まりやすく、印象の植え付け効果に期待できます。駅近辺のお店や病院の紹介など地域密着性が高い広告宣伝に適しています。
駅看板は以下の3種類から選択が可能です。
- 額面看板:駅構内の壁面等に設置された額面に掲出可能な、最もオーソドックスな看板
- 電飾看板:光が透過する板面をライトアップして使用する看板。明け方や夜などの視認性が高いのが魅力
- 建植看板:単独で自立する形で設置された看板。地上駅の線路越しなど駅構内にいる利用客以外にもアプローチが可能
(7)自動改札ステッカー
自動改札ステッカー広告は、改札を通過する時に必ず目を遣る自動改札の天板や側面に広告を掲出できるメディアです。地元駅の自動改札に掲出することで周辺に住む利用客に、複数の駅の自動改札に掲出することで幅広いエリアの駅利用客に訴求が可能です。駅等級によりますが、利用料金も1ヵ月で30,000円~(天板、側面それぞれ)と低価格で掲出できるのも魅力です。
(8)ホームドアシート
ホームドアシート広告は、乗車待ちやホーム通行時に必ず目に入るホームドアシートに掲出が可能なメディアです。通勤・通学など頻繁に利用する人に反復して訴求が可能です。新宿駅、国領駅、調布駅、吉祥寺駅のみに掲出ができます。
(9)ラック広告
ラック広告は、駅に設置されたラックに広告を掲出できるメディアです。
とれんどラックは、京王線と井の頭線の47駅50ヶ所に設置された、利用者の目につきやすい大きな黄色のラックの1列に冊子の設置が可能なメディアです。掲出料金(使用料金)は、1カ月1セットで5,000,000円です。
マガジンステーションは、6駅(新宿駅・明大前駅・聖蹟桜ヶ丘駅・京王八王子駅・高尾駅・神泉駅)に設置されたマガジンステーションに冊子を掲出できるメディアです。掲出料金(使用料金)は、1カ月で90,000~250,000円です。
どちらのラック広告も、冊子の設置や補充料金は利用料に含まれておりません。
(10)コインロッカー広告
コインロッカー広告は、駅に設置されているコインロッカーの扉に広告を掲出できるメディアです。6ヵ月で1列67,000~100,000円とリーズナブルな価格で掲出ができるのが魅力です。
(11)駅イベント
駅イベントは、駅のイベントスペースに掲出できるメディアです。体験型イベントやサンプリングなど、駅利用客にダイレクトにアプローチができるのが魅力です。イベントスペースやイベント実施時間、利用料金は駅ごとに異なるので事前にご確認下さい。
(12)副駅名標広告【申請媒体】
副駅名標広告は、駅のホームで最も視認性の高い駅名標板の付近の設置できるメディアです。駅利用者が繰り返し見ることで反復効果が期待できます。
申請媒体となっており、利用に際しては条件やクライアント審査があります。駅等級により掲出料金は変動(年間3,600,000~8,400,000円)するので事前にご確認ください。ただし、新宿・明大前など設置対象外の駅もあります。
4.京王電鉄の電車・駅広告のメリット3つ
京王電鉄に広告を掲出することで得られるメリットは3つあります。
- ユニークなメディアで印象に残る広告を掲出できる
- 空間をジャックできるメディアが豊富で、新宿や新宿でもリーズナブルに掲出できる
- キャンパスが多いエリアを走る(東大や明治なども最寄り)
メリット1. ユニークなメディアで印象に残る広告を掲出できる
京王線には、待合室広告やコインロッカー広告、レストルームビジョン、駅イベントなど他ではあまり見かけないメディアがあり、多様な年齢・性別・職業・目的の駅利用客に多角的にアプローチすることが可能です。
メリット2. 空間をジャックできるメディアが豊富で、新宿や渋谷でもリーズナブルに掲出できる
京王線に掲出できる広告は、空間をジャックし、ダイナミックに展開して駅利用客にアプローチできるメディアが豊富です。新宿や渋谷など駅利用客の多い駅でも、複数メディアを組み合わせたセットプランやジャックプランを利用することで、料金も割安で掲出が可能になるのも魅力です。
また、メディアの中には、掲出料金から20%割引となる『おためし割』が利用できるものもあります。『おためし割』は、新規もしくは過去2年間お申し込みがない広告主が利用可能できるため、費用を抑えて利用客の多い京王線駅や車両に広告を掲出したい人におすすめです。
メリット3. キャンパスが多いエリアを走る(東大や明治なども最寄り)
京王電鉄の中でも京王線や井の頭線は、沿線に大学や高校などが多く立ち並ぶエリアを走る路線です。大学生や高校生などの学生に刺さる広告を掲出することで、SNSなどを頻繁に利用して情報拡散力も高い世代に効果的にアプローチが可能です。
京王電鉄の電車・駅広告ならオーマッチにご相談ください
京王電鉄(京王線・井の頭線)の電車広告・駅広告は、新宿駅や渋谷駅など、日本の経済やトレンドの中心となるエリアや若者・ビジネスパーソンを中心とした多くの人に効果的に広告宣伝ができるのがメリットです。メディアの種類もプランも豊富で、目的やターゲットに合わせてメディアや方法を厳選することで、費用を抑えつつ、大きな広告宣伝効果を得られる広告展開ができることでしょう。
しかし、種類やプランが多いことで、逆にどれを選べばよいかわからず、困ってしまうという担当の方も少なくありません。そこで重要なのは、わからないまま適当に広告を選ぶのではなく、京王電鉄の電車・駅広告の取り扱い実績の豊富な専門家に相談することです。
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