「JR東日本の駅や電車に広告を出したいけれど、どのような種類があるのか知りたい」
「駅広告や電車広告の費用相場について知りたい」
JR東日本への広告出稿をお考えの方で、上記のようなお悩みをお持ちの方はいませんか?鉄道業界の中でも売上トップを誇るJR東日本の電車広告・駅広告には様々な種類があり、それぞれ特徴や費用が大きく異なるため、目的や予算に合った広告を選ぶことが重要です。
そこで今回はJR東日本の電車広告・駅広告の種類や相場について分かりやすく解説します。
この記事を読めば、JR東日本の電車広告・駅広告に関する基本的な知識や相場観が身につきますよ!
1. JR東日本・首都圏路線の利用者数と平均乗車時間
JR東日本は利用客日本最大級であり、特に首都圏路線は毎日多くの人が利用しています。首都圏全線の1週間当たり1億1195万人が利用しており、各路線の1日の平均利用時間は15.8分となっています。各路線ごとの利用者数、平均利用時間は以下の通りです。
路線名 | 1週間の延べ利用者数 | 1日の平均利用時間 |
---|---|---|
首都圏全線 | 11,195万人 | 15.8分 |
京浜東北線・根岸線 | 3,149万人 | 14.9分 |
山手線 | 1,581万人 | 11.8分 |
中央線快速 | 933万人 | 16.6分 |
中央線・総武線各駅停車 | 1,027万人 | 13.5分 |
埼京線・川越線(大宮・川越) | 577万人 | 14.5分 |
東海道線/宇都宮線・高崎線/湘南新宿ライン/上野東京ライン | 1,801万人 | 21.2分 |
横須賀線・総武線快速 | 665万人 | 19.0分 |
横浜線 | 423万人 | 15.1分 |
南武線 | 431万人 | 14.7分 |
常磐線各駅停車 | 297万人 | 11.7分 |
また、首都圏全線の1日あたりの平均乗車時間(個人ベース)も性別・年代別に見てみましょう。1週間の平均利用時間は約40分~50分程度となっています。
性別・年齢 | 1週間の平均 | 平日平均 | 土日平均 |
---|---|---|---|
男性20~34歳 | 45.0分 | 45.5分 | 43.3分 |
男性35~49歳 | 49.2分 | 50.6分 | 41.1分 |
女性20~34歳 | 41.1分 | 41.7分 | 39.4分 |
女性35~49歳 | 39.4分 | 40.2分 | 36.5分 |
(出典:【株式会社ジェイアール東日本企画】 首都圏路線群と延べ利用者数/平均乗車時間)
2. JR東日本の電車内広告の種類と各費用相場
JR東日本では、在来線・新幹線の電車内に様々な広告を出稿することができます。
- デジタルサイネージ
- ポスター
- ステッカー
- 広告貸切電車
- 車体広告(車体ラッピング)
JR東日本の電車広告は乗客はもちろんのこと、沿線沿いの人や運行する電車を目にする人にもリーチできる広告が数多くあります。
(1)デジタルサイネージ
1つ目のJR東日本に出稿可能な電車広告は、電車内の上部に設置された液晶モニターを使ったデジタルサイネージ広告です。デジタルサイネージ広告は電車内のどの位置からも視認でき、混雑時も見やすく常に多くの人にリーチすることが可能であり、スポットCMの放映に適した広告枠です。
JR東日本のデジタルサイネージは、車内広告として営業区域内でも特に利用客の多い首都圏の路線を中心に電車内に設置された液晶ディスプレイに広告を表示できるデジタルサイネージ広告『トレインチャンネル』への出稿が可能です。
『トレインチャンネル』は、2002年4月に山手線で初めて導入されて以降、現在では横浜線・中央線・京浜東北線・根岸線を始め多くの路線で展開されています。運行情報やニュース、天気予報などと組み合わせて放映されているため、乗車中に情報収集のために意識的に視聴している人も多い広告媒体です。さらに、講座やクイズなどの番組型コンテンツの配信でさらに乗客の興味や関心を引くとさらに効果的な広告宣伝が可能です。
JR東日本のデジタルサイネージは、『トレインチャンネル』の他にも、まど上ポスター部分に21.5インチのサイネージを横並びに3面設置した車両ビジョン『まど上チャンネル』や車両前後の連結ドア上部分に1面ずつ設置された21.5インチの車両ビジョン『サイドチャンネル』への出稿も可能です。
複数の素材を入れ込み、順番くり返し・曜日指定・時間帯指定などの放映パターンを組むことができます。また、気象情報や運行情報などのリアルタイムの情報コンテンツと連動させたコンテンツ連動CMプランや、企業名や商品名、キャラクター等を登場させられる天気予報ジャックプランなど多彩な放映プランがあります。
(2)ポスター
2つ目のJR東日本に出稿可能な電車広告は、まど上・ドア上・中づりなど、電車内の様々な箇所に掲載可能なポスター広告です。乗車中の人の目につきやすい場所に掲出されることから、新発売の商品、新登場のサービスの告知等に活用されることが多い広告媒体です。
JR東日本の車内ポスター広告はB3サイズをベースとし、1枚貼りのシングル、2枚相当のワイドなどから選ぶことができます。一部のまど上ポスターでは4連の掲出も可能で、横幅2mを超える車内最大サイズの広告枠であるため、インパクトの強い広告宣伝を行いたい時に最適です。
(3)ステッカー
3つ目のJR東日本に出稿可能な電車広告は、電車車内の窓ガラスやドア周辺に掲出される、ステッカー型の広告です。
乗客の目が向けられやすい場所に広告を掲出できるため多くの人にリーチできるだけでなく、車内広告の中では料金もそれほど高額ではないので利用しやすい広告枠です。また、長期間の掲出によって日常的に利用する通勤者・通学者には反復訴求効果が得られる広告到達率の高い商品でもあります。
なお、一部掲出できない路線もあります。
(4)広告貸切電車
4つ目のJR東日本に出稿可能な電車広告は、編成単位で電車内の特定メディアをジャックできる広告貸切電車です。
対象路線の1編成の中吊り・まど上・ドア横のすべての広告枠に掲出できる『ADトレイン』は1編成の車内すべての広告面を1社で独占したジャック広告を展開できるため、さらに大きなインパクトを与えつつマス訴求が可能です。また、対象路線の1編成のすべての中づり広告枠に掲出できる『中づり貸し切り』プランもあります。
(5)車体広告(車体ラッピング)
5つ目のJR東日本に出稿可能な電車広告は、車体の側面や前後部分に広告を掲出する車体広告(車体ラッピング)です。
JR東日本の車体広告は2002年2月の山手線から始まり他の路線でも用いられるようになった広告であり、電車を待つ人に加えて沿線からの視認も高く、より多くの人への露出が可能です。また、電車メディアの中では最大級の広告面積となるため大きなインパクトを与えることができ、訴求力の高い広告宣伝が期待できます。
3. JR東日本の駅広告の種類と各費用相場
次に、JR東日本の各駅に掲出できる駅広告の種類と費用例を紹介します。
- デジタルサイネージ
- 大型ボード
- フラッグ広告
- 柱巻き広告(ピラー)
- 集中ばり
- 駅ばりポスター
- 駅看板
- ホームドアシート広告
- 自動改札ステッカー
JR東日本の駅広告は種類・サイズが豊富で、広告宣伝効果を最大限高める広告の掲出が可能です。
(1)デジタルサイネージ
1つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅構内の柱や壁に設置された液晶モニターを使ったデジタルサイネージ広告です。
デジタルサイネージ広告は2008年に東京駅で導入されて以来、現在ではJR東日本の主要駅で利用することができるようになっています。紙では実現できない動画や音楽を使ったインパクトのある広告で通行する人の注意を引き付けることが可能です。
壁面を大きく使ったデジタルウォールや、駅構内の柱等に連続的に設置された縦型のデジタルサイネージ『J・ADビジョン』、JR東日本が運営するコンビニNewDays店頭の32~80インチ横型の大型デジタルサイネージ『NewDaysビジョン』などの種類があります。
放映プランには、15〜30秒間の動画を6分ごとに放映するものや、1社貸切で自社広告のみを放映し続けられるものがあります。掲出期間は1週間~となっています。
J・ADビジョンを首都圏の主要なターミナル駅(18駅 230面)で展開できるセットプラン(ステーションネットワーク)などもあり、広告宣伝効果を最大限高める様々なプランの提案が可能なので、ぜひご相談ください。
(2)大型ボード
2つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅構内の壁や柱などを利用した大型ボードです。大型ボードは駅によって様々な形・サイズがあり、大きなインパクトを与えられる広告を掲出可能です。
(3)フラッグ広告
3つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅の中央改札の上部など天井から吊るした大型フラッグに掲出するフラッグ広告です。
掲出場所によって異なりますがB0 8枚(16面)やB2 10枚(20面)など非常に大きなサイズで存在感とインパクトのある広告枠です。主に改札前やコンコースなどに掲出され、電車利用客だけでなく、待ち合わせ客・お買い物客など駅を利用する多くの人の目に留まりやすい広告です。
(4)柱巻き広告(アドピラー)
4つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅ホームや駅構内の通路などの柱に巻き付けて掲出する柱巻き広告(アドピラー)です。
人の目線の位置に掲出されるので駅利用客の目に留まりやすいだけでなく、円柱状の形を活用に貼り付けるため360度どこからでも視認でき、立体的でユニークな表現が可能です。柱巻き広告(アドピラー)は1駅複数箇所に集中的に掲出することでジャック感を演出し、強いインパクトで短期間での刷り込み効果も期待できます。
(5)集中ばり
5つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅構内でポスター等を集中して掲出することで視覚的に強いインパクトを与えられる集中ばりです。
JR東日本の各駅の南口や地下通路、階段などに集中してB0サイズのポスターを掲出することでインパクトのある広告展開が可能です。駅や掲出する場所によってポスターの枚数は異なりますが、掲出期間は1週間が基本となっています。また、オプションでB0からB1への変更も可能です。
(6)駅ばりポスター
6つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅構内のポスターボードに掲出できる駅ばりポスターです。
駅利用者の目につきやすい場所にある地域密着型の広告枠であり、通勤・通学など繰り返し利用する人への高い反復訴求効果が期待できます。さらに、1枚から購入が可能なためニーズや目的に合わせた掲出ができ柔軟な広告展開が可能です。
オーマッチでは通常の紙のポスターだけでなく、オプションで見る角度によって絵柄が変化したり立体感が得られるレンチキュラー、デジタルコンテンツを表示させる目印となるARマーカー、音が出るものなど、特殊加工を施したポスターの掲出も可能となっています。さらに、JR山手線の主要15駅で駅ばりポスターを各1枠ずつ掲出できる『JR 駅ポスターセット』などマス訴求・高インパクトの広告掲出も可能なのでぜひお気軽にご相談ください。
(7)駅看板
7つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅構内の壁面や線路越しに設置された看板に掲出できる駅看板です。
駅看板は、駅構内の壁面等に設置された額面に掲出する額面看板や、光が透過する板面をライトアップして使用する電飾看板、地上駅の線路越しなどに設置する建植看板などの種類があります。さらに予算や場所や目的に合わせた広告枠を選ぶことでより効果的な広告宣伝を行うことが可能です。
また、駅看板は地域密着性が高く、駅の利用者に繰り返し露出が可能なため、駅周辺の企業やお店の認知度アップ・ブランディング・誘導などにも適しており、長期間の掲出時は特にコストパフォーマンスに優れています。
駅看板は製作費込みで半年30万円~が相場となっています。
(8)ホームドアシート広告
8つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅ホームのホームドア(駅ホームに設置された転落防止柵)戸袋等にシート広告を掲出できるホームドアシート広告です。
縦900mm×横700mmと比較的大きなサイズであり、電車を待つ人やホームを移動する人の目につく位置・至近距離に掲出できます。
特に、電車を待っている乗客は広告接触時間が長くなるため、情報量の多い新商品や新サービスの告知などに適している広告枠です。
(9)自動改札ステッカー
9つ目のJR東日本に出稿可能な駅広告は、駅構内の自動改札機に掲出できる自動改札ステッカーです。改札を通るたびに目に入るので、利用客に反復的に訴求することが可能です。
利用客日本最大級のJR東日本の広告で訴求力の高い広告を
東日本全体の交通を支えるJR東日本の広告は種類が豊富であり、リーズナブルなものから高額なものまでさまざまですが、基本的に利用客が多いためどの広告でも効果的な宣伝効果が得られるものばかりです。
しかし、さらにJR東日本で効果的な広告宣伝を行うには、予算やターゲットに合わせて出稿する駅や広告の方法を選ぶことが重要です。
同じ駅でも設置場所によって視認者数は大きく異なるだけでなく、路線ごとにターゲットとなる年代性別の割合も異なるため、より正確に各駅の特徴を把握した駅広告の専門家に相談することが成功の秘訣です。
オーマッチであれば、電車だけでなく駅においても企業のニーズや目的にマッチした広告提案ができます。
JR東日本の広告に興味がある方は、広告効果を最大限高めるためにオーマッチにぜひお気軽にご相談ください。
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