施設内広告

エレベーター広告とは?4つの掲出メリットと料金費用を解説

「エレベーター広告ってどんな種類がある?」
「エレベーター広告を利用したいがメリット、相場感がわからない…」

エレベーター広告とは、エレベーター内やエレベーターホールにデジタルサイネージを使った広告を掲出できるメディアです。エレベーター利用者だけでなく、エレベーター待ちの人にも訴求でき、アウトバウンド架電などによりさらに広告宣伝効果を高めることも可能です。

そこで本記事では、エレベーター広告について、エレベーター広告の概要・種類と合わせて掲出するメリットや事例、費用相場やリードタイム等を説明していきます。

最後まで読めば、いかにエレベーター広告が有益であるかがわかり、自社の広告を出稿したくなるはずです。

1. エレベーター広告とは

エレベーター広告とは、エレベーターホールやエレベーター内に設置されたデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。主にオフィスビルや商業施設、マンション、学校などのエレベーターで利用可能です。

無音で手持ち無沙汰、そして情報が他にないエレベーター内の空白時間は、絶好の広告宣伝の場です。そこに視認性の高いデジタルサイネージで広告を配信することで、一気に利用者の視線を自然に集めることができます。また、エレベーターホールにもデジタルサイネージ広告が掲出でき、エレベーター待ちをする人に対して訴求することができます。

エレベーター広告は、ターゲットを建物・施設の利用者に限定した効率的なアプローチが可能であるのが強みです。例えば、モールのエレベーター広告であれば、昼食や夕食時にフードコートや飲食店の広告を流すことで高い集客効果が見込めます。また、オフィスビルのエレベーター広告では、エレベーターを1日に平均で5.4回乗降するビジネスパーソンへの反復訴求効果が得られる上に、現場の担当者から意思決定層まで様々な層のビジネスパーソンへの高い単純接触効果(サイオンズ効果)も見込むことができます。

単純接触効果(サイオンズ効果)とは

接触する回数が増えるほど親しみや親近感を感じるという効果

2. エレベーターのデジタルサイネージ広告の種類・費用例

エレベーターのデジタルサイネージ広告に掲出方法が2種類あります。それぞれエレベーター内部とエレベーターホールに掲出できるものがあります。

エレベーターのデジタルサイネージ広告の種類

  1. ディスプレイ型
  2. プロジェクター投影型

(1)ディスプレイ型

ディスプレイ型のデジタルサイネージ広告は、エレベーター上部やエレベーターホールに設置したディスプレイに広告を出稿できるメディアであり、エレベーター広告においては最もオーソドックスな手法です。オフィスビルだけでなくマンションや公共施設等にも設置されており、動画広告と合わせて施設案内なども配信されています。

エレベーター内のディスプレイ型デジタルサイネージ広告は、エレベーター内の天井付近部分にディスプレイが設置されているため、エレベーター内が混んでいても人の頭や体で視線を阻害されることがなく、常に明瞭な露出が確保されています。また、エレベーターを利用する短い時間で広告を理解できるように、6秒、12秒、15秒といった短い放映時間のものも多く、エレベーター利用者に最初から最後まで見てもらうことが可能です。

エレベーターホール(乗降口)のディスプレイ型デジタルサイネージ広告は、エレベーターを待つ人をターゲットとするメディアです。エレベーター内と違ってある程度大きなモニターを設置できるため、エレベーター待ち以外の人にも訴求することができます。

エレベーターのデジタルサイネージ広告の中には、広告掲載内容と競合するテナントが入居しているビルでは放映できない場合もあるので事前にご確認ください。

以下にディスプレイ型のエレベーター広告の媒体例を挙げるので費用相場の参考にしてください。

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(2)プロジェクター投影型

プロジェクター投影型のエレベーター広告は、エレベーターのドア部分を巨大スクリーンとし、プロジェクターを用いた動画広告を配信するメディアです。

プロジェクター投影型も、エレベーター内プロジェクションモデルとエレベーターホールプロジェクションモデルの2種類があります。

GRANDの例では、それぞれ1ロール6分の中で、30秒間の広告とコンテンツが順に放映されます。また放映対象となるテナントリストも提供されるため、アウトバウンド架電をかけることで営業や効果測定も可能です。

以下にプロジェクター投影型のエレベーター広告の媒体例を挙げるので費用相場の参考にしてください。

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3. エレベーター広告のメリット4つ

エレベーター広告は、交通広告やテレビCMのような不特定多数の人へリーチすることはできませんが、エレベーター利用者に確実に至近距離から訴求できるという点に強みを持つメディアです。

エレベーター広告のメリット4つ

  1. 手持ち無沙汰なタイミングで訴求できるので視認率が高い
  2. オフィスビルでのエレベーター広告では幅広い層に視認される
  3. 業種を絞ったオフィスビルでの広告も可能
  4. 配信先企業リストを無償提供してもらえる(オフィスビル)

メリット1. 手持ち無沙汰なタイミングで訴求できるので視認率が高い

エレベーター広告には、エレベーター利用中や待ち時間の手持ち無沙汰なタイミングで訴求できるので視認率が高いというメリットがあります。エレベーター利用前・利用中の「スキマ時間」にエレベーター内外のデジタルサイネージから広告を流せば、利用客の注目を一気に集めることができ、高い確率で見てもらうことができます。

メリット2. オフィスビルでのエレベーター広告では幅広い層に視認される

エレベーター広告は、マーケティング担当者や企業の備品・商材購入の担当者、それらの決裁者、さらにその上の意思決定層など、テナントの企業に勤めている様々な職種・職位のビジネスパーソンに視認されます。つまり、エレベーター広告を出稿することで、ビル内の企業の社員全体に広告内容を同時に認識・理解してもらいやすくなります

また、オフィスビルでのエレベーター広告は、BtoB商材や業務効率化SaaSとの相性の良いメディアです。業務に意識が集中している仕事モードのタイミングで、ビジネス向けのデジタルサイネージ広告を見た時、広告内容を自分の業務に関連付けて考える人も少なくありません。その結果、広告で紹介した商品やサービスが導入検討の土台に上がりやすくなることも多いです。さらに、広告内容を意思決定層も把握していることから、導入ハードルが下がり、成約・受注に至るケースも少なくありません。

メリット3. 業種を絞ったオフィスビルでの広告も可能

エレベーター広告は、業種を絞ったオフィスビルでの広告も可能であるのも大きなメリットです。例えば、エレベーターが設置されているビルのテナントになっている企業の業種や領域によって広告を絞り込むことで効果的な訴求ができます。

一部のメディアでは、IT業種や金融など、入居企業の業種を絞った配信も可能となっており、また、ターゲットとする企業のビルを個別で選択して配信することができるプランもあります。ただし、最低出稿金額を上回っている必要があるため、事前にご確認ください。

メリット4. 配信先企業リストを無償提供してもらえる(オフィスビル)

エレベーター広告の中には、配信先企業リストを無償で提供してもらえることもあるのも大きなメリットです。提供されたリストをもとに、配信先企業に対してテレアポ・DM等のアウトバウンド架電に繋げることができます。実際、広告未配信先企業と比べて、配信先企業のアポ獲得率が2倍以上になったという調査結果もあります。

4. エレベーター広告のデメリット:電子機器のため故障時には表示されなくなる

エレベーター広告のデメリットは、電子機器のため故障時には表示されなくなることです。サイネージ広告は電子機器を使った広告方法であるため、万が一、機器や回線にトラブルが起こると希望の期間に放映できないリスクがあります。

そんなトラブルは多くはありませんが、もしもの時のために放映保証やトラブル時の代替放映など、申込時にあらかじめ確認しておきましょう。

5. エレベーター広告のリードタイム

エレベーター広告への出稿を検討している場合、掲出開始日の4週間前までを目安に広告プランナーへ問い合せましょう。

(1)問い合わせ:4週間前

最新の空き状況がわかります。希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。

(2)デザインの提出・審査:3週間前

媒体社による広告内容の審査があります。広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。

(3)申し込み:2週間前

正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。
広告枠は予約や仮押さえができず、先着の申し込みがあれば埋まってしまうので注意が必要です。また、申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。

(4)最終版デザインの提出:10営業日前

実際に掲出する広告デザインのデータを提出します。

(5)お支払い:1週間前

広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。
原則、前金のみとなります。

(6)掲出開始:当日

広告が掲出されます。

6. エレベーター広告の審査基準

エレベーター広告には審査規定が定められており、NG項目に該当する広告は掲出できません。設置場所や媒体運営社によって規定は一部異なりますが、オフィスビル内エレベーターで掲出できない広告の一例を以下で紹介するので、あらかじめチェックしておきましょう。

オフィスビル内エレベーターで掲出できない広告

  • 公序良俗に反するもの、不快の念を与えるもの、社会通念上掲出できないと認められているもの
  • 健康器具、健康食品等
  • 代理店募集、フランチャイズ、経営セミナー
  • 結婚紹介、出会い系サイト、お見合いパーティー(指定された結婚紹介サービス業は除く)
  • 葬儀社、斎場、墓石販売
  • 転職、退職、またそれに類する行動を促すサービス
  • 不動産業界全般(サービスを除く)
  • 宗教関連、意見広告
  • その他、媒体社が不適当と認めるもの
  • ※法人のみ申込可、個人のお客様は不可

多くの人の目に留まる広告は消費者(購入者、利用者等)に対する情報の提供であるため、適切かつ節度を持ったものでならなければならないとの前提のもとでクリエイティブの審査が行われます。エレベーター広告を出稿する際は、審査時にクリエイティブの承認をスムーズに受けられるように上記の点に気を付けましょう

高い訴求効果を持つエレベーター広告で効果的に宣伝を

エレベーター広告は、エレベーター内やエレベーターホールの短い利用時間を活かして効果的に利用者にリーチできるメディアです。特に、1日にエレベーターを何度も利用するというビジネスパーソンの多いオフィスビルの広告は、単純接触効果にも優れています。また、エレベーターを利用するあらゆる業務・職位のビジネスパーソンに同時に訴求できることから、BtoB商品の認知から検討、契約までのプロセスの短縮にも貢献するなどメリットの多いメディアでもあります。

さらに、エレベーター広告は、ビルの立地やテナントの属性などを調査・分析し、ターゲティングすることでより効率的な広告配信が可能となるなど、様々な魅力のあるメディアであるのは間違いありません。実際、既に多くの企業がターゲットのビルにエレベーター広告を掲出して、商品やサービスの認知度アップやブランディングに成功しています。

国内最大級の広告プラットフォームである『オーマッチ』では、エレベーター広告のご相談も無料で承っております。エレベーター広告で成果を上げるには広告を掲出するビルの選定などが非常に重要です。広告枠の選定や審査についてのご相談、サポートも無料ですので、ぜひエレベーター広告に興味があるという人は、『オーマッチ』にお気軽にご相談ください。

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