「自動車教習所広告はどんなメリットがあるの?」
「自動車教習所広告の種類は?費用相場は?」
自動車教習所広告は、年間160万人の新たな免許を取得する若年層と、年間330万人の高齢者講習を受講する70歳以上のアクティブシニア層に効果的に訴求できるメディアです。
本記事では自動車教習所広告の概要と種類、掲出メリットとデメリット、リードタイム・審査基準を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、教習所を利用する若者・シニア層へ自社商品やサービスを知ってもらえる自動車教習所広告の出稿を検討しましょう!
1. 自動車教習所広告とは
自動車教習所広告とは、自動車教習所に掲出する広告であり、施設内OOHの1つです。
自動車教習所は、学校卒業を控えた学生など若者が免許取得のために期間限定・集中的に利用する施設・場所というイメージがあります。しかし、70歳以上の運転免許更新に高齢者講習の受講が義務付けられたことから、現在では高齢者の利用も増えています。年間160万人の新たな免許を取得する若者層と年間330万人の高齢者講習を受講する70歳以上のアクティブシニア層をターゲットとした広告を掲出するのにうってつけの施設となっています。
自動車教習所広告は主に待合室で広告掲出されます。自動車学校に通学する教習生は、講習の合間の1〜2時間の待ち時間と合わせて1日平均滞留時間は3〜4時間です。その間、待合室で待機することが多いので、長い時間繰り返し広告に接触することになります。また、 学生は卒業までの通学期間中(平均50日間)は、通学する度にメディアに繰り返し接触するので、確実な刷り込みと、ブランディング効果を期待できます。そのため、教習生に関心・興味を持ってもらいやすい商品・サービスや地域のお店の認知に適しています。
本記事では特に、850校の自動車学校をネットワークしている『JACLA』の媒体を中心にご紹介します。
2. 自動車教習所広告の種類および費用相場
自動車教習所広告の種類はいくつかあり、複合的に利用することで効果的に教習生にアピールができます。
- デジタルサイネージ広告
- フリーペーパー・リーフレット・ポスター
- サンプリング
(1)デジタルサイネージ広告
デジタルサイネージ広告は、自動車教習所の待合室に設置されたデジタルサイネージに広告を出稿できるメディアです。
『JACLA』では、約230校の大手自動車教習所の待合室にデジタルサイネージ広告を展開する『JACLA TV』を設置しています。『JACLA TV』では、広告として『オリジナル番組』『スポット広告』『インフォマーシャル』の3種類の掲出が可能です。自動車教習所の開校中(8:30~19:30)ずっと放映されているため、全利用者に対して万遍なくアピールできます。
『JACLA TV』の1日の平均視聴者数は約8万人であり、そのうちの80%を18~25歳が占めることから、待合室で待機する若者層にターゲットを絞った広告展開が可能です。また、高齢者講習を受ける現役ドライバーも視聴しているため、アクティブシニア層をターゲットにした広告の掲出もおすすめです。
- JACLA オリジナル番組
- スポット広告
- インフォマーシャル
#1:JACLA オリジナル番組
『JACLA オリジナル番組』とは、JACLAが教習生向けに制作するオリジナル番組です。運転免許取得に役立つ『学科試験問題番組』『技能検定のポイント番組』、免許を取得してから役立つ『新車・中古情報番組』『メンテナンス情報番組』など、教習生の興味・関心の高いコンテンツで興味を引き付けます。スポンサーや既成素材の提供という形でPRが可能です。
#2:スポット広告
『スポット広告』とは、15秒または30秒を基本尺とする純広告です。
『スポット広告』の広告の長さは15秒または30秒で、広告放映頻度は10分、30分、60分の3パターンから選択可能です。15秒間の広告の場合、60分に1回のプランであれば30日間で800,000円~で掲出でき、最低でも1日10回は放映されます。6ヵ月以上の出稿で掲出料金から10%オフ、12ヵ月以上の出稿で20%オフの長期出稿割引もあります。また、都道府県でのセグメント出稿も可能です
また、『スポット広告』には、音楽 PV、映画予告編の専用枠となる『エンターテインメント枠』もあります。1回30分または60分の2種類から選ぶことが可能です。60分につき1回放映されるプランの場合、15日間で350,000円~で掲出できます。ただし、都道府県でのセグメント出稿はできません。
#3:インフォマーシャル
『インフォマーシャル』とは、団体・企業のショートムービー形式のメディアです。
『インフォマーシャル』の広告の長さは1分間または3分間または5分間で、広告放映頻度は30分、60分の2パターンから選択可能です。15秒や30秒の『スポットCM広告』では伝えきれない詳細な情報を伝えることができます。最も少ない放映回数でも1日に10回放映されるので、教習生への露出もしっかり確保できます。『インフォマーシャル』は官公庁や自治体による献血や安全運転啓蒙などの社会貢献的な広告が多いです。
商品やサービスに関する情報をテレビで紹介する通販CMの一種。インフォメーション(情報)とコマーシャル(広告)という2つの言葉を合わせたもの。
(2)フリーペーパー・リーフレット・ポスター
フリーペーパー・リーフレット・ポスターは、教習所内に設置された『JACLA TV ラック』に掲出できるメディアです。『JACLA TV ラック』では、次の広告が掲出できます。
- JACLA SHOPCARD(はがきサイズ)
- JACLA SHOPCARD(A4サイズ)
- JACLA POSTER
- JACLA POP
- JACLA ADBOARD
『JACLA SHOPCARD』は教習生に自由に手に取ってもらうことができるメディアです。ラックの上段にはハガキサイズ、下段にはA4サイズの『SHOPCARD』の掲出が可能です。どちらもラック内の位置指定はできません。
『JACLA POSTER』はラック中央部にB2サイズ(横長)のポスターが掲出可能です。
『JACLA POP』は、『JACLA TV』上部分にPOPを掲出できるメディアです。柔軟な掲出が可能で、インパクトのある広告展開が可能です。
『JACLA ADBOARD』は、『JACLA TV』の下部分の看板掲示スペースにポスターを掲出できるメディアです。高さ180㎜×横810㎜の掲示枠サイズに貼り付けて掲出が可能です。マグネットまたは両面テープで裏面処理をした広告を貼り付けて掲出します。
『JACLA TV ラック』の掲出費用は、設置箇所や期間や利用メディア数によって異なりますが、一例を挙げると50箇所で2ヵ月間で950,000円~で掲出が可能です。
(3)サンプリング
サンプリングは、自動車教習所の配布物に同梱して配布するメディアです。商品サンプルやカタログ、チラシ、イベント案内、割引クーポンなどを直接教習生に手渡すことができるため、確実に教習所利用者にアプローチすることが可能です。
3. 自動車教習所広告のメリット2つ
自動車教習所広告のメリットを2つ紹介します。- 若者やシニアへのターゲティングが可能
- 通いの利用者に対し長期にわたる複数回接触が期待できる
メリット1. 若者やシニアへのターゲティングが可能
自動車教習所広告の最大のメリットは、若者やシニアへのターゲティングが可能である点です。自動車教習所広告は、ターゲティングがしやすい施設内OOHの中でも、特に特定の年齢層に訴求しやすいメディアです。
自動車教習所のメインの利用者層は、10代後半~20代前半の免許取得を目指す若者と、高齢者講習を受講する高齢者です。年間160万人の新たな免許を取得する若年層と、年間330万人の高齢者講習を受講する70歳以上のアクティブシニア層、それぞれの年齢層に合わせたアプローチで、訴求効果の高い広告展開が可能です。
メリット2. 通いの利用者に対し長期にわたる複数回接触が期待できる
自動車教習所広告は、免許取得目的の若者層は通い前提となるため、長期にわたる複数回接触が期待できるのもメリットです。
自動車教習所に通って免許取得を目指す場合、卒業までに要する期間は平均で50日程度掛かります。また、講習の合間に1〜2時間の待ち時間を待合室で過ごしますので、1日平均滞留時間は3〜4時間と想定されます。自動車教習所に通学する度に自動車教習所に掲出されたメディアに繰り返し接触するので、確実な刷り込みとブランディング効果が期待できます。また、ザイオンス効果(単純接触効果)によって広告内容に対して良い印象を形成しやすくなります。
4. 自動車教習所広告のデメリット:高齢者講習受講者に対しては1回のみの訴求となる
高齢者講習は免許更新前の1回きりの講習であるため、数年に1回のみの訴求となります。よりターゲットの印象に残るインパクトのあるクリエイティブでアピールすることが求められます。
とはいえ、自動車教習所広告は、一度に多くのアクティブシニア層にリーチできるマス訴求としてのメリットは非常に強いです。高齢者をターゲットにした広告を掲出するのにおすすめ広告媒体であるのは間違いありません。
5.自動車教習所広告のリードタイム
自動車教習所広告への出稿を検討している場合、掲出開始日の5週間前までを目安に広告プランナーへ問い合せましょう。
ポスターやステッカーでは現物での納品が基本となるので、余裕をもって問い合わせるのがおすすめです。
(1)問い合わせ:5週間前
最新の空き状況がわかります。希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。
(2)デザインの提出・審査:4週間前
媒体社による広告内容の審査があります。広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。
(3)申し込み:3週間前
正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。
また、申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。
(4)広告物の納品:2週間前
デジタルサイネージの場合、実際に掲出する広告デザインの最終版のデータを提出します。
ポスターやステッカーの場合は、媒体社指定の住所へ広告を現物送付します。
有料で印刷および納品を依頼することも可能です。その際は印刷用データを掲出日3週間前までに提出します。
(5)お支払い:1週間前
広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。
原則、前金のみとなります。
(6)掲出開始:当日
広告が掲出されます。
6. 自動車教習所広告の審査基準
自動車教習所広告には審査規定が定められており、以下の項目に該当する広告は掲出できません。あらかじめチェックしておきましょう。
公序良俗に反するもの、通行者や公衆に不快の念を与えるもの、社会通念上掲出できないと認められているもの。
その他、媒体社が不適当と認めるもの。
多くの人の目に留まる広告は消費者(購入者、利用者等)に対する情報の提供であるため、適切かつ節度を持ったものでならなければならないとの前提のもとでクリエイティブの審査が行われます。自動車教習所広告を出稿する際は、審査時にクリエイティブの承認をスムーズに受けられるように上記の点に気を付けましょう。
若者と高齢者へのアピール力抜群『自動車教習所』広告で効果的に宣伝を
自動車教習所は、運転免許取得を目指す若者層をターゲットにした広告を展開するのに理想的な広告媒体です。また、高齢者講習で運転免許更新を目指す70歳以上の高齢者の利用も年々増えているため、アクティブシニア層に向けた広告を考えている人にもおすすめです。
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