広告種類

至近距離で訴求できるエスカレーター広告!広告種類と費用・事例紹介

「エスカレーター広告はどんな種類があるの?」
「エスカレーター広告のメリットは?」

エスカレーター広告は、数あるOOHメディアの中でも利用者の至近距離からの露出が可能なメディアです。また、最近ではエスカレーターの歩行を禁止する動きがあることから、エスカレーター広告を見る人はさらに増えると考えられています。しかし、エスカレーター広告の出稿方法やメリット・デメリットがわからず、出稿に踏み切れない方もいるでしょう。

本記事では、エスカレーター広告の7つの種類や4つのメリットを紹介していきます。

多くの人へ自社商品やサービスを知ってもらえるエスカレーター広告の出稿を検討しましょう!

1. エスカレーター広告とは

エスカレーター広告とは、エスカレーターのハンドレールやステップ、踏段ライザーなど、利用者の視線が集まる部分に掲出できるメディアです。

エスカレーターを利用する際に必ず見る手すりや足元、利用中に自然と目が向く進行方向など、利用者の視線が向く場所に広告を掲出することで、伝えたいメッセージを効果的に届けることができます。

駅やビルやモールなどの施設利用者に向けてアプローチができるメディアです。

2. エスカレーター広告の種類7つ

エスカレーターに掲出できる広告の種類は豊富です。エスカレーターは単なる動線ではなく、移動中の利用者に集中的に情報発信できるメディアとしての高い価値が期待できます

エスカレーター広告の種類7つ

  1. ハンドレール・手すり広告
  2. 踏段ライザー広告・ステップ広告
  3. サイドパネル広告
  4. スカートレール広告
  5. ランディングプレート(乗降板)広告
  6. エスカレーター間ステッカー広告
  7. 正面看板広告

(1)ハンドレール・手すり広告

引用:株式会社UDエスカレーター

ハンドレール・手すり広告は、エスカレーターのハンドレール・手すり全体に広告を掲出するメディアです。エスカレーターならではの長さと連続性を活かした広告展開が可能です。

エスカレーターに乗っている間、利用者は安全のために掴んだハンドレール・手すりを見ることが多いため、強制視認性があります。また、エスカレーターを降りるまで常に一緒に移動し、その間ずっと視界に入ることから、長い接触時間(1階分の移動で約30秒間程度)を確保できます。

ハンドレール・手すり広告は、手すり全体をラッピングするフルラップタイプとベルト表面のみに貼付するミニサイズタイプがあります。

(2)踏段ライザー広告・ステップ広告

引用:株式会社アサイマーキングシステム

踏段ライザー広告・ステップ広告は、エスカレーターのステップの壁面となる踏段ライザー部分(せり上がり部分)やステップ部分に掲出するメディアです。

踏段ライザー広告は、動きのある広告宣伝ができ、上り利用客の目線のすぐ先でアピールすることができます。

ステップ広告は、上り・下り両方の利用客の足元で展開できます。どちらも売り場への誘導や購買促進の広告に適しています。さらにインパクトを与える広告展開をするなら、ライザー・ステップ一枚だけでなく複数枚にわたって広告を掲出するのがおすすめです。

(3)サイドパネル広告

引用:フジテレビ テレビドラマ「silent」公式X(旧Twitter)

サイドパネル広告は、エスカレーターのハンドレール・手すりの下部分の壁面部分やガラス部分に掲出するメディアです。

エスカレーターのサイドパネル部分に設置した広告は、エスカレーター利用者の目線の位置に当たるため、自然と目に入りやすいという魅力があります。全面に広告を掲出できる全面貼りと部分貼りがあります。

(4)スカートレール広告

スカートレール広告は、エスカレーターのステップ横の金属部分に細長いステッカーを掲示するメディアです。短冊状の部分貼りタイプと全面に貼るタイプがあります。

(5)ランディングプレート(乗降板)広告

ランディングプレート(乗降板)広告は、エスカレーターの乗り口や降り口であるランディングプレートに広告を掲出するメディアです。

エスカレーターに乗る際や降りる際、転倒を防ぐために足元に目をやる人も多く、利用時に最も注意する乗るタイミングで自然と目に入るメディアです。注意喚起の機能もあり、社会貢献にも役立ちます。

(6)エスカレーター間ステッカー広告

エスカレーター間ステッカー広告は、上りと下りなど併設されたエスカレーターの間の部分に掲出するメディアです。エスカレーターの間というデッドスペースに連続した広告展開が可能です。

(7)正面看板広告

正面看板広告は、エスカレーターの正面に設置された看板に広告を掲出するメディアです。

エスカレーターに乗った際に利用者の目が自然と向かう正面部分に掲出されるため、強制視認性・接触率が高い広告です。

3. エスカレーター広告のメリット4つ

エスカレーターは、単なる次の階への移動手段・動線ではなく、利用者に効果的な広告を展開できる優れたメディアです。

エスカレーター広告のメリット4つ

  1. 強制視認性とザイオンス効果(単純接触効果)がある
  2. 利用者の至近距離からクリアにアピールできる
  3. 広告との連続的な接触時間が長い(約30秒)
  4. 利用客やエリアのターゲティングが可能

メリット1. 強制視認性とザイオンス効果(単純接触効果)がある

エスカレーター広告には、強制視認性とザイオンス効果(単純接触効果)があります。

エスカレーター利用中は進行方向を見ていることが多く、目線の先にあるエスカレーター広告が自然と目に入ることになり、強制視認性があります。また、通学・通勤などのシーンでは、毎日その駅を利用する人々に何度も接触することにより、ザイオンス効果(単純接触効果)も期待できます。

ザイオンス効果(単純接触効果)とは

接触する回数が触れるほど、対象に対する評価や好感度が上昇するという心理学的傾向。

メリット2. 利用者の至近距離からクリアにアピールできる

エスカレーター広告は、エスカレーター利用者の至近距離からクリアにアピールできるメディアです。

ハンドレール・手すりやステップ、サイドパネルに掲出された広告は、エスカレーター利用中、常に至近距離で視界に入ります。さらに、他の広告に邪魔されることもないため、明瞭な露出が可能です。

メリット3. 広告との連続的な接触時間が長い(約30秒)

エスカレーター広告は、広告との連続的な接触時間が長いことも大きなメリットです。

エスカレーター利用中は継続して広告と接することになります。1階分を移動する約30秒程度の時間を確保することができるので、広告の細部の内容までしっかりと認識してもらうことが可能です。また、足を止めた状態で落ち着いて広告を見てもらえるため、利用者に確実に情報を伝えやすいメディアです。

メリット4. 利用客やエリアのターゲティングが可能

エスカレーター広告は、ターゲティングしやすいメディアです。

駅であれば通勤・通学客、オフィスビルであればビジネスマン、モールなどの施設であれば買い物客など、エスカレーターを利用する人・層に合わせて、ターゲットを絞った広告展開ができます。また、エスカレーターが設置されている街の利用者層を用いることでも、ある程度のターゲティングが可能です。

4. エスカレーター広告のデメリット:初期費用(施工費用)が高くなるものがある

エスカレーター広告の中でも、ハンドレール・手すり広告はベルト部分に施工するため、施工費用がかかり、初期費用が高くなる傾向があります。また、エスカレーターの長さにより料金も変わるため、予算感がわかりづらく出稿ハードルが高いというデメリットもあります。

ハンドレール・手すり広告を掲出する際は、事前に初期費用や掲出費用を確認しましょう。

5. エスカレーター広告の事例3選

実際に掲出されたエスカレーター広告の事例を3つ紹介します。

エスカレーター広告の事例3選

  1. 『mineo』の手すり広告
  2. テレビドラマ『silent』の広告
  3. テレビドラマ『純愛ディスナンス』の広告

(1)『mineo』の手すり広告

『mineo』がエスカレーターの手すり広告に掲出した事例です。スマホでよく出てくる広告を手すりに出すことで、注目を集めた面白い広告事例です。

(2)テレビドラマ『silent』の広告

テレビドラマ『silent』がエスカレーターのサイドパネルに掲出した事例です。サイドパネル全面に表示することでインパクトのある広告となっています。また、ポスターもあわせて掲出し、辺り一帯にジャック感を出すことに成功しています。

(3)テレビドラマ『純愛ディスナンス』の広告

テレビドラマ『純愛ディスナンス』の広告事例です。こちらもサイドパネルに表示させてインパクトのある広告になっています。

利用者の記憶に残るエスカレーター広告で効果的に宣伝を

エスカレーター広告は、利用者のごく至近距離から確実にアピールすることができるだけでなく、ザイオンス効果(単純接触効果)が期待できるなど広告宣伝効果の高い展開ができるメディアです。

特に、最近ではエスカレーターの利用方法が見直され、エスカレーターの歩行禁止を働きかける動きが全国で起こっていることから、今後はますますエスカレーター広告をゆっくり目にする人が増え、エスカレーター広告の重要性もアップしていくと考えられます。

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