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設置台数No.1のタクシーメディア『TOKYO PRIME』特徴や費用、効果を徹底解説

tokyo prime
TOKYO PRIMEは国内設置台数NO.1を誇るタクシーメディア※1であり、タクシーに乗車した際に見かけた経験があるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2024年10月〜2025年3月の広告メニューを参考に、TOKYO PRIMEの特徴や、広告を掲出するメリット、出稿できる広告の種類について詳しく解説します。さらに、具体的な広告費用や、掲出スケジュール、実際に利用したユーザーからの口コミも紹介します。

TOKYO PRIMEに関する情報を網羅的に紹介しているので、ぜひ今後の広告戦略を立てる際の参考にしてみてください。

※1:タクシーメディア各社の媒体資料記載の台数比較より。 2024年7月時点。

1. TOKYO PRIMEの特徴やリーチ数を徹底解説

はじめに、TOKYO PRIMEの概要について解説します。設置台数やリーチ数、展開エリアなどの基本的な情報を確認し、キャンペーン展開時のイメージを掴めるようになりましょう。

(1)国内設置台数NO.1のタクシーメディア

TOKYO PRIMEは2016年から販売が行われており、タクシーメディアとしては比較的歴史の長い媒体です。業界の先駆者として市場を開拓してきたからこそ、業界トップクラスの設置台数とシェアを誇っています。

#1:サイネージ導入台数7万台

TOKYO PRIMEの設置台数は、全国に約71,000台、東京だけでも約25,500台です。※2

近年、タクシーメディアは増加しつづけていますが、71,000台というスケールは競合社を大きく引き離しており、現時点では日本最大・東京最大規模となっています。

※2:2024年10月より

#2:月間リーチ数3,550万人

TOKYO PRIMEの月間リーチ数は、全国で約3,550万人、東京で約1,500万人にのぼります。

これほどのリーチ数を他のOOH(Out of Home)広告で実現することは難しく、仮にこのリーチ数を実現しようとするのであれば、かなり長期間にわたって広告を掲出しつづける必要があります。

#3:都心部を中心に35都道府県に展開

TOKYO PRIMEは、東京などの都心部を中心に全国35都道府県に展開しており、全国的なキャンペーンのほか、一部エリアに絞った掲出も可能です。

現時点における、各エリアの展開状況は以下の通りです。

札幌約2,100台京都約3,600台
東京約25,500台大阪約9,200台
神奈川約8,100台神戸約3,300台​
埼玉約3,000台​福岡約2,500台​
千葉約3,000台​沖縄約800台
名古屋約4,000台​その他約5,900台

(2)都内タクシー利用者の約62.2%をカバー

東京都でTOKYO PRIMEを搭載しているタクシーは、主に千代田区・中央区・港区・渋谷区・新宿区・目黒区・文京区・品川区を走行しており、都内のタクシー利用者の約62.2%をカバーしています。

また、オフィスビル、高級ホテル、複合施設、病院などに専用乗り場を有する、厳選されたタクシー事業者の車両に搭載されているため、高所得者層やビジネス層への高いリーチ数を期待できます。

(3)タクシーアプリ『GO』加盟会社の多くで展開

TOKYO PRIMEは、2,000万ダウンロードを突破したタクシー配車アプリ『GO』加盟会社の多くで展開しており、各都道府県の主要なタクシー会社と提携しています。

特定のタクシー会社とだけ提携を行っているのではなく、複数の会社のタクシーに搭載されているからこそ、幅広い地域・エリアのユーザーにリーチできる点が魅力です。

2. TOKYO PRIMEに広告を出稿するメリット

タクシーの利用客は性別・年齢を問わず幅広いため、一見すると特定のセグメントへのアプローチは難しいようにも思えます。

そこでTOKYO PRIMEでは、タクシー利用者に関する詳細な調査を行い、具体的なプランを設けることで、詳細なターゲティングを可能にしています。以下からは、TOKYO PRIMEに広告を出稿するメリットを5つ紹介します。

TOKYO PRIMEに広告を出稿するメリット

  • 高所得者層にリーチできる
  • ビジネスマン・役職者にリーチできる
  • ブランディング効果が高い
  • セグメントを絞ったターゲティングが可能
  • 強制視認性が高い

(1)高所得者層にリーチできる

タクシー車内に広告を掲出することで、高所得者層へのアプローチが可能です。

高所得者層にアプローチできる他のメディアとしては新幹線広告などがあり、例えば新幹線広告で認知度向上を図り、TOKYO PRIMEでサービス内容を具体的に動画で解説するなど、複数の媒体を併用して活用するのもおすすめです。

新幹線広告のメリットや費用については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

新幹線広告の種類一覧・費用を総まとめ|新幹線広告のメリットも解説

(2)ビジネスマン・役職者にリーチできる

タクシーメディアの出稿により、ビジネスマン・役職者への直接的なアプローチが可能です。

調査によると、タクシー利用者のうち43.1%が課長以上の役職者であり、ソフトウェア購入の意思決定権をもつ割合は15.8%にも及びます。また、利用時間帯の41%がビジネス時間帯であることから、訴求次第では視聴後すぐの資料請求・申し込みなどを期待できます。

(3)ブランディング効果が高い

TOKYO PRIMEの魅力として、ブランディング効果の高さが挙げられます。

実際にTOKYO PRIMEに接触したユーザーを対象とした調査によると、広告到達率62.1%、広告関心度74.6%、購入意欲喚起度70.3%と、非常に高い数値が観測されています。

(4)セグメントを絞ったターゲティングが可能

TOKYO PRIMEは、タクシー配車アプリ『GO』と連動し、あらかじめユーザーから利用同意を得ているアプリ利用情報を用いた広告最適化が可能です。

配信セグメント

  • 性別(男性・女性)
  • 年代(20代・30代・40代・50代・60代以上)
  • 乗車回数(1週間あたりの乗車頻度)

また、配信エリアを限定することも可能で、訴求したいサービスや商材、予算に応じて柔軟に運用できるという点も魅力です。

(5)強制視認性が高い

TOKYO PRIMEのサイネージは、助手席ヘッドレスト裏という乗客の視線に自然と入り込む位置に設置されているため、乗客の視覚および聴覚にダイレクトにメッセージを伝えることができます。

また、通勤やビジネスシーンでの移動、買い物帰りなどのリラックスしたタイミングに、タクシー車内というプライベート空間での訴求を行うことで、自然と乗客の心理に入り込める点も他の媒体にはない魅力です。

3. TOKYO PRIMEの広告メニュー

TOKYO PRIMEは、平均乗車時間18分のなかで乗客に飽きさせずに訴求を行うため、トーク番組やインタビュー映像、新商品紹介などのContents枠と、広告を再生するAds枠を織り交ぜた構成となっています。

ここでは、TOKYO PRIMEで配信できる広告の具体的なメニューを紹介します。

(1)Ads

Adsは一般的な広告枠で、タクシー乗車後、料金メーターと連動して最初に再生される『1st Ads』と、後述するContentsと交互に再生される『2nd Ads』、広告枠が1ロール終了したあとも繰り返し再生され、複数回再生されることもある『3rd Ads』の3種類があります。

全国プラン・東京プランでは、すべての対象車両で放映するFULL枠と、半数のみで放映するHALF枠があり、ニーズや予算規模に合わせて選択できます。

広告枠再生タイミング枠数/再生時間
1st Ads乗車後最初に放映1枠・最大60秒
2nd AdsContentsと交互に放映交互に各7枠・最大30秒
3rd AdsContentsと交互に放映交互に放映・最大30秒

(2)Contents


Contentsは、広告主が自社以外の第三者メディアとタイアップしたクリエイティブを放映できる再生枠です。

先ほど紹介したAdsとセットで購入できるため、Contentsとして経営者インタビュー再生したあと、商材のAdsを続けて再生するなど、厚みをもたせた訴求も可能です。

タイアップできるメディアはTOKYO PRIMEでも用意があり、インタビュー番組や日本経済新聞社制作の番組、新商品を紹介する番組など、訴求したい商材・サービスに合わせてバラエティ豊かな番組から選択できます。

(3)ひみつのPRIME

こちらは広告枠ではありませんが、乗車後すぐの1st Adsの後に、TOKYO PRIMEのオリジナル番組『ひみつのPRIME』が再生されます。

乗車後の早い段階で魅力的なコンテンツが再生されるため、乗客の興味をサイネージに惹きつけ、自然とその後のコンテンツや広告へと誘導しています。

(4)「ひみつのPRIME」Tie Up

「ひみつのPRIME」Tie Upは、『ひみつのPRIME』に登場するキャラクター『ラヴィさん』とのタイアップ企画で、広告主の商品・サービスをより自然に訴求することが可能です。

番組企画はTOKYO PRIME側で行われるため、番組制作のノウハウがない場合であっても、クオリティの高いクリエイティブを期待できます。

4. TOKYO PRIMEの広告プラン・料金体系

TOKYO PRIMEでは、掲出エリアや再生時間・タイミングにより細かな料金プランが用意されているため、予算に応じた運用が可能です。

また、サンプリングやマーケティングリサーチなどのオプションも豊富であり、単なる広告展開にとどまらない広告戦略を立てられます。

(1)全国プラン

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全国35都道府県、約71,000台のサイネージに広告を掲出するプランです。新製品発表などの大規模なプロモーションや、オンライン完結型サービスの訴求などに最適です。

全国プランの費用は、掲出タイミング・再生時間に応じて次の通りとなっています。

プラン/期間1週間
1st Ads (60秒)17,000,000円
2nd Ads (30秒)12,000,000円
3rd Ads (30秒)6,000,000円
2nd Contents (30秒)6,000,000円
3rd Contents (30秒)3,200,000円

(2)Area Ads

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こちらは、掲出エリアを限定したプランです。

地域密着ビジネスのほか、まずは一部エリアで掲出を行い効果測定を行いたい場合など、幅広いニーズに対応できるプランです。Area Adsは3rd Adsのタイミングで再生されるため、状況によっては降車までの間に繰り返し再生されることもあります。

東京都を例にあげると、掲出に必要な費用は次の通りです。

プラン/期間1週間
Area Ads 東京(FULL)3,800,000円
Area Ads 東京(HALF)1,900,000円

(3)Targeting Ads

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Targeting Adsは、タクシーアプリ『GO』で配車を依頼したユーザーに対し、セグメントに応じた広告を3rd Adsのタイミングで再生できるプランです。

セグメントの組み合わせ次第で料金は変動しますが、最長掲出期間(4週間)のなかで最低出稿金額(100万円)以上になる組み合わせが必須となります。具体的な掲出費用については、上記リンクより『オーマッチ』にお問い合わせください。

(4)サンプリング

TOKYO PRIMEでは、サイネージでの広告再生のほか、オプションとしてサンプリング配布にも対応しています。サンプリングは、格式があり高級感のある日本交通にて実施され、乗務員から直接手渡しで行われます。

サンプリングの実施にあたりTOKYO PRIMEでの2週間以上の広告出稿が条件となりますが、サイネージでの訴求とともにサンプリングを実施することで広告の相乗効果を期待できます。

プラン/期間2週間
タクシー車内サンプリング1個あたり60円(配布個数10,000個)

(5)マーケティングリサーチ

効果測定は広告効果を高めるために必要不可欠なプロセスですが、一般にOOH広告の効果測定は難しく、専門的な知識と調査チャンネルがなければ実施は困難です。

TOKYO PRIMEでは、オプションとしてマーケティングリサーチを依頼できます。調査は1都3県に在住の20代以上の男女を対象にインターネットを通じて行われ、スクリーニングで40,000名からの回収、本調査で300名からの回収を目標としています。

プラン費用
マーケティングリサーチ60万円

5. TOKYO PRIMEの出稿スケジュール

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こちらの画像は、通常販売期間開始3ヶ月前から行われる事前エントリーのスケジュール例です。特に1st Adsなどの人気の高い広告枠は早い段階で埋まってしまうため、事前エントリーを活用した申し込みがおすすめです。

通常エントリーは随時申し込み可能ですが、TOKYO PRIMEでは広告主のブランドイメージを守るためにクリエイティブに厳しい審査基準を設けており、修正などの所要時間を考えて余裕をもったスケジューリングを組むようにしましょう。

TOKYO PRIMEへの申し込みは、広告プラットフォーム『オーマッチ』でも仲介手数料無料で承っておりますので、広告の出稿を検討されている方はお気軽にご相談ください。

6. TOKYO PRIMEの評判・導入事例

最後に、TOKYO PRIMEの導入事例や口コミを紹介します。

TOKYO PRIMEはBtoB商材のほか、BtoC商材や公的機関による広告にも利用されるなど幅広いクライアントに活用されているため、実際の導入事例をみながら今後の広告戦略を立てる参考にしていきましょう。

(1)BtoBサービス訴求|問い合わせ件数64件・CPA150万円を実現

株式会社ウィルゲートでは、従来はデジタルマーケティング手法を活用していましたが、M&A事業での成長率を高めるためにTOKYO PRIMEの活用を決定しました。

会社・事業の売り手に対する認知度向上を目標とし、広告出稿費や制作費を回収することをKPIとして設定したうえで1ヶ月間の掲出を行ったところ、タクシー広告を見たという申し込みが10件あり、問い合わせ単価は150万円でした。

また、同社の専務取締役COOがContents枠にも出演したことで、SNSでの問い合わせも増加し、交流会等における名刺交換・商談導入もスムーズに行えるようになったといいます。

【引用元:Interview Vol.29 株式会社ウィルゲート – TOKYO PRIME】

(2)個人向け訴求|アンケート回収率17ポイントアップを実現

総務局統計局が広告主となり、国税調査の認知度向上と、インターネット回答の促進を目指してTOKYO PRIMEに広告を出稿した事例もあります。

タクシー広告はビジネスパーソンに向けてプッシュ型で訴求でき、音声付き・直近に訴求できるため印象に残りやすいメディアであるというのが、選定の理由になりました。

広告キャンペーンの結果、東京23区内におけるインターネット回答率は23%から40%に向上し、TOKYO PRIMEがもたらした影響は大きかったと分析しています。

【引用元:Interview Vol.01 総務省統計局 – TOKYO PRIME】

(3)高所得者向け訴求|指名検索数12.55倍を実現

山形県酒田市に蔵を構える老舗酒造では、フラッグシップ商品である高価格帯の日本酒を高所得者層へと認知させるため、TOKYO PRIMEへの広告出稿を決定しました。

その結果、配信地域でのブランド指名検索数は第一配信期間で12.55倍となり、配信後の指名検索数は配信前と比較して6倍弱の増加となりました。

同社では、地方の酒造など伝統産業に関わる中小企業がTOKYO PRIMEを通じてPRを行うことで、日本文化の振興という社会的な意味合いも出てくるとコメントしています。

【引用元:Interview Vol.28 楯の川酒造株式会社 – TOKYO PRIME】

高所得者層・経営者層へのアプローチはプロの広告プランナーに相談しよう

TOKYO PRIMEは全国35都道府県のタクシー71,000台に装着されており、全国的なプロモーションのほかセグメントを絞った訴求も可能であるなど、柔軟な運用が可能なメディアです。

タクシーメディアは、タクシー車内というプライベートな空間で高所得者や経営者・決裁権者へダイレクトに訴求できるため、商材・サービスの直接的な訴求やブランディングに非常に効果的です。

一方で、TOKYO PRIMEの広告枠は人気が高いため確保が難しく、出稿時期やエリアを選定して広告効果を高めるためには専門的な知識と経験が必要です。また、状況によっては新幹線広告など他のメディアとの組み合わせが効果的となる場合もあります。

そのため、高所得者層や経営者層へ向けたPRを検討している方は、ぜひプロの広告プランナーにご相談ください。

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