施設内広告

喫煙所広告のデジタルサイネージ媒体種類と費用|掲出メリットも解説

「喫煙所広告にはどんな種類があるの?」
「喫煙所広告を出すには、どれくらいの費用がかかる?」

喫煙所広告とは、都心にある大規模なオフィスビルや複合ビルの喫煙所、公共喫煙所に設置されているデジタルサイネージ広告です。ビジネスパーソン・富裕層が多い喫煙者をターゲットに、大きな画面で至近距離かつ静かな場所で確実にリーチできるのが魅力です。

本記事では喫煙所広告の種類と費用相場、掲出メリットやリードタイム・審査基準を紹介します。

ぜひ最後まで読んで、多くの人へ自社商品やサービスを知ってもらえる喫煙所広告の出稿を検討しましょう!

1. 喫煙所広告とは

喫煙所広告とは、都心の公共喫煙所や、大規模なオフィスビルや複合ビルの喫煙所に設置されているデジタルサイネージ広告のことです。

たばこは、かつては大衆の嗜好品として利用されていましたが、価格の上昇により経済的に余裕がある人の嗜好品となりつつあります。また、2020年4月の健康増進法改正により室内で喫煙できるスペースも限定されるようになり、喫煙者のほとんどは喫煙所でたばこを吸うようになりました。

また、オフィスの喫煙所は男性の利用比率が8割近くと非常に多く、利用者の世帯年収は1,000万円以上の人が約3割、役職者が約4割となっています。そのため、喫煙所のデジタルサイネージ広告は、ビジネスパーソンや富裕層・エグゼクティブ層をターゲットとした広告を展開するのに理想的なメディアとなっています。また、1日に何度も喫煙所を利用する喫煙者に繰り返し接触できるため、高い露出を確保でき、ザイオンス効果(単純訴求効果)も期待できるメディアです。

2. 喫煙所デジタルサイネージ広告の種類と費用相場

喫煙所に掲出できるデジタルサイネージ広告の種類と費用相場を見てみましょう。

喫煙所デジタルサイネージ広告の種類

  1. 『BREAK』:オフィスビル内喫煙スペースのデジタルサイネージ広告
  2. 『Hito-iki Vision』:オフィスビル・大型商業施設・学校内喫煙スペースのデジタルサイネージ広告
  3. 『paspa』:ビジネス街の公衆喫煙所のデジタルサイネージ広告

(1)『BREAK』:オフィスビル内喫煙スペースのデジタルサイネージ広告

『BREAK』は、オフィスビル内喫煙スペースに設置されたデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。大手町タワーや恵比寿ビルなど主に東京23区のエリアにあるオフィスビルの喫煙所191施設261面に設置(2023年8月末時点)されています。『BREAK』のリーチ数は月間140万人であり、多くの喫煙所利用者にリーチできるメディアです。オフィスビルのビジネスパーソンや意志決定層にもアプローチできるため、BtoCに加えてBtoBにもおすすめです。

『BREAK』は、ビジネスパーソンがリラックスできる個室空間で、32〜55インチの大型モニターに音声広告付きの動画を流せる視認性の高さが魅力です。1回あたりの喫煙所の平均滞在時間5.8分に合わせて6分ロールで広告が放映され、CMの長さは30秒、60秒、90秒のプランから選ぶことが可能です。費用相場は、30秒のプランの場合、4週間で1,600,000円~となっています。

また、要望に合わせて、喫煙所内サンプリングやブランドリフト調査などの追加オプションも利用できます。ただし、オフィスビルを指定してのセグメント配信は対応していません。

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(2)『Hito-iki Vision』:オフィスビル・大型商業施設・学校内喫煙スペースのデジタルサイネージ広告

『Hito-iki Vision』は、主要5区を中心に13か所の喫煙所に設置されたデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。パレスサイドビルやシーバンス(N館・S館)などのビジネスタワー、渋谷ストリームや東京ジョイポリスや銀座三越などのアミューズメント・商業施設に設置された喫煙所で、大型モニターで訴求効果の高いCMを展開できます。

『Hito-iki Vision』のリーチ数は全箇所で月間129万人と多くの喫煙者に露出が可能です。ビジネスタワーであればビジネスパーソン、商業施設であれば買い物客、学校内であれば教師や学生など設置場所によって様々な年齢層・属性の喫煙者にリーチできます。また、1施設からの広告出稿が可能であるため、施設利用者やエリアを絞ることでピンポイントな訴求も可能です。

『Hito-iki Vision』は、平均6分間という喫煙時間に合わせてロール構成しており、視聴性を高めるためのコンテンツ動画の間に15秒のCM枠で配信できます。費用は掲出場所によって大きく異なりますが、15秒のCMで30日間で放映する場合、安いものだと東京ジョイポリスで30,000円~、最高額ではグランパークタワーで200,000円で掲出できます。

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(3)『paspa』:ビジネス街の公衆喫煙所のデジタルサイネージ広告

『paspa』はビジネス街の公衆喫煙所に設置されたデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。『paspa』は、”街に喫煙マナーを”をテーマに無料で利用できる喫煙スペースです。

『paspa』は主にオフィスの多いエリアに設置されており、ビジネスパーソンに対して訴求が可能です。『paspa』の喫煙所広告では6分ロールで広告が放映され、その間に15秒のCMが2回放映されます。費用は4週間で300,000円となっています。

同一の媒体社がオフィス内エレベーターサイネージも扱っているため、同時放映による複数回接触やオフィス周辺の複数地点で訴求することも可能です。

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3. 喫煙所広告のメリット4つ

喫煙所広告の掲出メリットを4つ紹介します。後述のデメリットと合わせて理解しておきましょう。

喫煙所広告の掲出メリット4つ

  1. 落ち着いた閉鎖空間の中で訴求できる
  2. 喫煙所に行くたびに視認するため、1日の接触回数が多い
  3. 施設内広告においては音声込みで放映できる数少ない広告媒体(※一部媒体は音声不可)
  4. ターゲティングが可能

メリット1. 落ち着いた閉鎖空間の中で訴求できる

喫煙所広告は、落ち着いた閉鎖空間の中で訴求できるのが魅力です。喫煙所広告は、仕事の合間や仕事終わりなど、非喫煙者の視線を気にせずにリラックスした状態で愛煙家に視聴してもらうことができます

また、喫煙所内では同じ場所で立ち止まって静かに喫煙する利用者が多いため、強制視認性も高い媒体でもあります。ブランディングや商品・サービスの宣伝などビジネスパーソン向けの広告を展開することで高い訴求効果が期待できます。

メリット2. 喫煙所に行くたびに視認するため、1日の接触回数が多い

喫煙者は、1日平均で5回、1回あたりの滞在時間6分程度、合計30分と長い時間喫煙所を利用します。喫煙所広告の殆どが1回の利用時間6分に合わせてロール構成されているため、喫煙所に足を運ぶたびに利用者は広告を目にすることになり、多くの喫煙者に複数回のリーチが可能です。

また、繰り返し接するものに好意や親近感を抱くザイオンス効果(単純接触効果)も期待できます

メリット3. 施設内広告においては音声込みで放映できる数少ない広告媒体(※一部媒体は音声不可)

喫煙所広告は、施設内広告においては音声込みで放映できる数少ない広告媒体です。屋内で音声を出して掲出できる広告は珍しく、多くの施設内広告では音声の利用ができないことが多いです。しかし、屋内喫煙所は煙が外部に漏れないように一定の設置基準を満たした密室空間となっており、煙と同様に音も漏れにくい構造となっているため、音声つきの広告を放映することができるところが多くなっています。

また、喫煙所内は外からの雑音や騒音も聞こえにくくなっているため、利用者一人ひとりに広告の音声がよく届き、高い訴求効果が期待できます

メリット4. ターゲティングが可能

喫煙所広告はターゲティングが可能です。喫煙者にピンポイントで訴求できる広告媒体であるだけでなく、喫煙者の8割程度は男性となっているため、男性向けの商品やサービスの紹介にも適しています。さらに、オフィスビルの喫煙所に掲出することで、仕事の合間に利用するビジネスパーソンや意思決定力のあるエグゼクティブ層などターゲットを絞った広告掲出により、さらに効果的な宣伝を行うことができます。

4. 喫煙所広告のリードタイム

喫煙所広告への出稿を検討している場合、掲出開始日の4週間前までを目安に広告プランナーへ問い合せましょう。以下はスケジュールの目安となります。

なお、運営社によっては仮押さえ(広告枠の予約)ができるものがあります。詳細はプランナーへ確認しましょう。

(1)問い合わせ:4週間前

最新の空き状況がわかります。希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。

(2)デザインの提出・審査:4週間前

媒体社による広告内容の審査があります。広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。

(3)申し込み:3週間前

無事に審査を通過したら、正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。

広告枠は予約や仮押さえができず、先着の申し込みがあれば埋まってしまうので注意が必要です。また、申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。

(4)最終版デザインの提出:2週間前

実際に掲出する広告デザインのデータを提出します。

(5)掲出開始:当日

広告が掲出されます。

(6)支払い

広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。

5. 喫煙所広告の審査基準

喫煙所広告には審査規定が定められており、以下の項目に該当する広告は掲出できません。あらかじめチェックしておきましょう。

喫煙所広告で掲出できない広告

  • 興信所、探偵事務所等に関わるもの
  • 占いや魔除け、霊感商法霊視商法に関わるもの
  • 公営競技及び宝くじを除く、ギャンブルなど射幸心を煽るもの
  • たばこに関わるもの、喫煙を促すもの(一部運営社では審査の上、掲出可能)
  • 広告設置ビルの入居企業との競合にあたるもの
  • 公序良俗に反するもの、通行者や公衆に不快の念を与えるもの、社会通念上掲出できないと認められているもの
  • その他、媒体社が不適当と認めるもの

多くの人の目に留まる広告は消費者(購入者、利用者等)に対する情報の提供であるため、適切かつ節度を持ったものでならなければならないとの前提のもとでクリエイティブの審査が行われます。喫煙所広告を出稿する際は、審査時にクリエイティブの承認をスムーズに受けられるように上記の点に気を付けましょう

喫煙者の憩いのスペース『喫煙所』広告で効果的に宣伝を

喫煙所広告は、喫煙者に対して強制視認性が高く、反復訴求効果も高いメディアです。喫煙所を頻繁に利用することが多い男性・ビジネスパーソン・エグゼクティブ層をターゲットとする企業にとって、喫煙所はおすすめの広告枠といえます。BtoBなど自社のブランディングや商品の認知度向上に役立つため、喫煙中のスキマ時間にアプローチできる喫煙所広告の出稿をぜひご検討ください。

国内最大級の広告プラットフォームである『オーマッチ』では、喫煙所広告の幅広い案件を仲介費用無料で承っております。広告枠の選定等の専属サポートも無料で受けられるため、喫煙所広告の掲出を検討している方は、この機会に是非一度『オーマッチ』にお問合せください。

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