広告運用・マーケティング

イベントプロモーションとは?5つの種類やメリット・成功事例5選

「イベントプロモーションには、どんなメリットがある?」
「費用対効果の高いイベントプロモーションを実施するにはどうしたら良い?」

イベントプロモーションとは、駅や商業施設のスペースを借りてポップアップストアを出したり、イベントで試飲・試食会などを開催することです。オフラインで見込み客・顧客に商品を試してもらい、その場で購入してもらえる可能性があります。

この記事ではイベントプロモーションの概要や5つの種類、メリットとデメリット、実際に開催されたイベントプロモーションの事例を3つ紹介します。

最後まで読めばイベントプロモーションの基礎知識がつき、費用対効果の高いプロモーションが実施できるようになります。

1. イベントプロモーションとは

イベントプロモーションとは、駅の通路や大型商業施設湧きのイベントスペースなどを借りて、商品やサービスの宣伝を実施することです。多くの人が通行する場所で宣伝をするため、注目が集まりやすくまた商品の認知度を高められます

例として、大型ショッピングモールや家電量販店でウォーターサーバーの宣伝などが行われているのをみたことがあるでしょう。このようなプロモーション方法をイベントプロモーションと呼びます。

2. イベントプロモーションの種類5つ

イベントプロモーションの種類5つと費用目安を紹介しますので、自社に適したプロモーションの方法を検討してみましょう。

イベントプロモーションの種類5つと費用目安

  1. ポップアップ
  2. 新製品の展示会
  3. 相談会・セミナー
  4. 体験会・実演販売
  5. 試食・試飲会

(1)ポップアップ

ポップアップとは、商品を体験できる機会を作るために展開する期間限定の店舗です。店頭に期間限定で店舗を出して、商品のサンプリングをしたり販売をしたりします。

期間限定という特別感や、普段ない店舗が現れた物珍しさから注目を集めやすく、商品認知の形成や販促に役立つイベントプロモーションの1つです。

ポップアップでよく行われるサンプリングプロモーションについてはこちらの記事もご覧ください。

サンプリングプロモーションとは?6つの種類や実施メリット・成功事例を紹介

(2)新製品の展示会

イベントスペースなどで新製品の展示会を開催するのも、イベントプロモーションの1つです。人は目新しいものに興味を惹かれる傾向があるため、新商品展示会と銘打てば多くの人が集まってくるでしょう。

新商品の存在を認知してもらい、実際に体験できる機会を設ければその場で購入に至る可能性もあります。

(3)相談会・セミナー

相談会やセミナーもイベントプロモーションの1つです。相談会やセミナーは商材に興味を持っている人のため、会場でアンケートなどを行えば効率的に見込み客の個人情報を収集できます。収集した顧客情報を活用して後日ダイレクトメールなどを送信し、リードナーチャリングに繋げられます。

(4)体験会・実演販売

店舗の一角などで実施される体験会や実演販売も、イベントプロモーションの1つです。例えば、バラエティショップ内で年末に掃除用品の実演販売が行えば、掃除用品を探している人の注目を集め、その場で購入してもらえる可能性があります。その場で商品を体験したり、実演を見てもらうことで商品のベネフィットを効果的に訴求できるプロモーション方法です。

(5)試食・試飲会

飲食店やスーパーマーケットなどで実施されている試食・試飲会もイベントプロモーションの1つです。集客のある商業施設や駅で試食・試飲会を開けば、通行している人が集まってきて商品を試し、気に入ればその場で購入してくれます。

また試食・試飲会の開催をSNSなどで告知すれば、通行した人以外にもイベントへの参加を促せます。

3. イベントプロモーションが開催できる場所・媒体と費用目安

イベントプロモーションを開催できる場所や媒体を紹介するので、予算を含めて自社で実施するイベントプロモーション開催の検討材料にしましょう。

イベントプロモーションが開催できる場所・媒体

  1. 大型商業施設のイベントスペース
  2. 駅のイベントスペース
  3. ホテルやホール
  4. イベントバス

(1)大型商業施設のイベントスペース

大型商業施設のイベントスペースを借りて、イベントプロモーションを実施できます。たとえば東京の有名な観光地であるスカイツリー周辺も、複数のイベントスペースを借りてプロモーションが可能です。観光客を含めて近隣の人も散歩で訪れる場所であるため、多くの人へ商材の宣伝が可能です。また商業施設のイベントスペースでは、サイネージやポスター、フラッグを使ったメディア広告と組み合わせた展開もできます。

イベントスペースの費用目安は、以下の通りです。

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(2)駅のイベントスペース

駅のイベントスペースを借りてポップアップストアを展開することもできます。駅を日常的に利用する人が多いため、数日かけてイベントを開くことでイベントに興味を持ち、立ち寄ってもらえる可能性も高まるでしょう。また駅広告と組み合わせて、さらにイベントの効果を高める展開も可能です。

駅のイベントスペースレンタルの利用料は駅によって設定されており、費用は以下のようになっています。

1日の利用料金
東京駅 新動輪広場60万円
品川駅 中央改札内50万円
秋葉原駅 電気街口改札内40万円
赤羽駅 東口改札外25万円
大宮駅 西口改札外50万円

参考:メディアガイドオンライン|株式会社ジェイアール東日本企画

駅広告についてはこちらの記事もご覧ください。

駅広告の料金費用とは?駅広告の種類やそれぞれの効果を徹底解説!

(3)ホテルやホール

セミナーや相談会はホテルの会議室やホールを借りて実施されることが多いです。きちんとした会場を抑えることで、顧客に対して安心感を創出できるためです。会議室やホールのレンタル費用は各施設によって異なりますが、例としていくつかのホテル・ホールのレンタル費用を紹介します。

会場収容人数目安利用料
ワシントンホテル30名48,400円(2時間)
帝国ホテル5~20名100,000円(2時間)
TODA HALL&CONFERENCE TOKYO144〜252名400,000円(1日)

(4)イベントバス

イベントバスを使ったユニークなイベントプロモーションも可能です。イベントバスとは前面に広告をラッピングしたロンドンバスで、走行だけでもプロモーションになるのが特徴です。またバスを停車させ、その場でロンドンバスに乗車体験してもらって集客して、商品認知を高められます。

イベントバスの掲出費用例として、以下の媒体は3日間貸切で75万円からレンタルできます。ラッピングを施す場合は、フルラッピングで200万円、ハーフラッピングはラッピングを施す箇所により費用が変わり、70万円から掲出可能です。

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4. イベントプロモーションのメリット3つ

イベントプロモーションのメリットを3つ紹介するので、後ほど紹介するデメリットと比較して実施を検討しましょう。

イベントプロモーションのメリット3つ

  1. 商品やサービスを体験してもらい購買を促せる
  2. 顧客の反応を直接確認できる
  3. 通常では発生しない顧客との接点を創出できる

(1)商品やサービスを体験してもらい購買を促せる

イベントプロモーションは、その場で商品やサービスを体験してもらい、販促に繋げられます。消費者は商品が本当に良いものかを知りたいと考えているため、商品を無料で試せるイベントプロモーションは消費者ニーズを満たすイベントです。例えば、試食や試飲によって商品を試して気に入れば、その場で買ってもらえる可能性があるでしょう。

(2)顧客の反応を直接確認できる

イベントプロモーションは、顧客の反応を直接確認できる点がメリットです。例えば、新製品を展示すればすでに既存商品を使っているユーザーも興味を持ち、立ち寄ってくれます。その際に既存商品との違いや新製品についての感想を、直接ユーザーから聞き取りできます。

また、まだ商品を使っていないユーザーから印象を聞き取ることで、商品開発や改善のヒントにできるでしょう。

(3)通常では発生しない顧客との接点を創出できる

イベントプロモーションにより、通常では発生しない顧客との接点を創出できます。店舗に来店してまで商品を試そうと思わない人がイベントに来て、その場で商品を気に入ってくれる可能性もあるでしょう。

また、無店舗型のサービスや商材もあえてオフラインでイベントを実施すれば、直接見込み顧客に商品を知ってもらう場を創出できます。その際にLINEやメールマガジンの登録用QRコードなどを配布して登録して貰えば、その後新製品が出た際にオンラインでの宣伝にもつながるでしょう。

5. イベントプロモーションのデメリット2つ

イベントプロモーションにはオフラインならではのメリットがありますが、デメリットがあるため把握したうえで実施しましょう。

イベントプロモーションのデメリット2つ

  1. 費用対効果を予想しにくい
  2. 場所代や人件費のコストがかかる

(1)費用対効果を予想しにくい

イベントプロモーションは来場者数がわからないため、費用対効果が予測しにくいのが難点です。とはいえ、チケット制にしてしまうと、イベントを見てなんとなく立ち寄る見込み客の取り込みができません。

経験豊富な広告プランナーなら、イベントスペースと内容から大体の費用対効果を予測できます。費用対効果についてもよく相談して、イベントの開催場所や内容を決めましょう。

(2)場所代や人件費のコストがかかる

イベントプロモーションはイベントスペースやホールなどを借りて実施し、またイベントスタッフや警備員も雇用しなければなりません。そのため場所代と人件費がかかります。

またサンプリングをするならサンプルを制作しなければならず、細かな費用が発生する点がデメリットです。ただしイベントプロモーションが成功すれば、想定以上の売り上げを上げられる可能性はあります。広告プランナーと相談して、場所代・人件費も含めてイベントの規模などを相談してください。

6. イベントプロモーションの成功事例5つ

イベントプロモーションの成功事例を5つ紹介するので、自社プロモーションの参考にしましょう。

イベントプロモーションの成功事例5つ

  1. ゼスプリの試食会
  2. 辛ラーメンのイベントプロモーション
  3. MONO消しゴムのロンドンバスでのイベントプロモーション
  4. とりクロの試食イベント
  5. acureウォーターサーバーのイベントプロモーション

(1)ゼスプリの試食会

キウイ「ゼスプリ」は試食会を商業施設内で実施し、そのイベントの開催をSNSでも宣伝して集客しています。商業施設にたまたま遊びに来ていた人、SNSを見て来場した人の双方に自社商品を試食してもらい、売り上げを伸ばすようにしている事例です。

(2)辛ラーメンのイベントプロモーション

『辛ラーメン』はスカイツリーのイベントスペースを借りて、キッチンカーを出店して試食イベントを実施しました。往来する人がラーメンの良い香りでキッチンカーに注目し、無料で食べられると知って集まってきています。人が多く集まるイベントスペースの利用で、多くの人に自社商品をPRしている事例です。

(3)MONO消しゴムのロンドンバスでのイベントプロモーション

『MONO消しゴム』はロンドンバスに自社消しゴムの特徴的なラッピングを施し、路上を走行することで商品をPRしました。ロンドンバスは大型のため、通行人も思わず注目してしまうインパクトがあります。また、同時にロンドンバスに乗れる乗車イベントをSNSに告知し、イベント集客にも成功している事例です。

(4)とりクロの試食イベント

『とりクロ』は大阪梅田駅WEST広場のスペースを借りて、試食イベントを実施しました。12時から20時のランチタイムから晩御飯や翌日のパンのニーズが高まる時間にイベントを開催し、たくさんの人に自社のパンを宣伝した事例です。

(5)acureウォーターサーバーのイベントプロモーション

『acure』はウォーターサーバーのイベントプロモーションを、平塚駅で実施しました。多くの人が利用する平塚駅で、電気代の安さや業界最軽量などのメリットを押し出して実機を展示し、通行する人へPRした事例です。

イベントプロモーションで顧客に自社商品やサービスの魅力を伝えましょう

イベントプロモーションは普段では作れない顧客との接点を生み出し、商品やサービスを体感してもらって商品の販促に繋げられます。直接顧客から商品やサービスの感想を聞き取れるので、自社商品の改善にも役立つでしょう。

イベントプロモーションはスペースのレンタル費用や人件費がかかりますが、費用をかけても実施する価値があります。予算面が心配なら、経験豊富な広告プランナーと相談して費用対効果の高いイベントプロモーションを実施しましょう。

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