「映画広告(シネアド)とは?」
「映画広告(シネアド)を出稿する場合の費用目安は?」
映画広告(シネアド)とは上映前CMや映画館に設置するPOPや看板のことです。テレビCMを見ない若い層にも効果的に宣伝できる手法ですが、出稿方法や効果の高いターゲティングがわからず、出稿に踏み切れない方もいるでしょう。
そこで本記事では、映画広告(シネアド)の概要やメリットとデメリット、出稿方法の種類や費用目安を紹介します。
最後まで読めば映画広告(シネアド)の概要がわかるだけでなく、宣伝効果の高い映画広告(シネアド)を出稿する方法がわかるようになります。
1. 映画広告(シネアド)とは
映画広告(シネアド)の概要について解説します。- 上映前にスクリーンで流れるCM
- ロビーなどに掲示するPOP・看板
(1)上映前にスクリーンで流れるCM
映画広告とは、上映前にスクリーンで流れるCMのことです。シネマ・アドバタイジングを略して、「シネアド」とも呼ばれます。映画館で作品上映前の放映枠を購入し、自社のCMを見てもらうことで宣伝効果を得る手法です。
(2)ロビーなどに掲示するPOP・看板
映画広告(シネアド)は上映前のCM以外に、ロビーなどに掲示されるPOPや看板も含まれます。映画館に来場する人に向けて効果的に自社認知を高めたり、商材に興味を持ってもらえるきっかけを作れます。
2. 映画広告(シネアド)のメリット7つ
映画広告(シネアド)を利用するメリット7つを紹介します。- 強制視認性とインパクトが大きく記憶に残りやすい
- 音響効果で企業名・テーマソングが印象に残りやすい
- 特定地域の劇場を絞って広告を流せる
- 放映作品を選んで広告を流せる
- 上映前CMやロビーのポップなど種類が豊富
- 映画館に来場する若年層・SNS世代へPRできる
- モールに併設された映画館から実店舗へ送客できる
メリット1. 強制視認性とインパクトが大きく記憶に残りやすい
映画広告(シネアド)は強制視認性とインパクトが大きく、見た人の記憶に残りやすい点がメリットです。映画広告を目にした人の85%がCMを記憶し、70%がサービス内容まで理解するといわれています。
テレビCMは日常に溶け込んでいるためインパクトはさほどなく、CMタイムは雑用やトイレタイムに使われることも多いでしょう。その点映画館では場内が暗くなってスクリーンに集中しやすく、強制的にCMの内容が頭に入りやすいです。
また映画館ならではの音響と大画面で記憶に残りやすく、効果的に自社の宣伝内容をアピールできます。
メリット2. 音響効果で企業名・テーマソングが印象に残りやすい
映画館は音響効果で企業名やテーマソングが、耳に残りやすいです。自宅のように雑音や会話がない環境のため、視聴者は画面と音響に集中します。
企業名を記憶してもらえたり、テーマソングを覚えてもらえば自社認知の向上効果が期待できます。
また、耳に残った企業名やテーマソングを、視聴者が映画を観た後に検索した場合、ニーズが合致すれば顧客になってくれる可能性があります。
メリット3. 特定地域の劇場を絞って広告を流せる
映画広告(シネアド)は特定地域の劇場のみに絞り込んで、ターゲットに合わせた放映地域を選んで放映できるのがメリットです。
店舗型など地域に絞って放映したい場合などに、柔軟に放映エリアを選択可能です。地域密着の店舗やサービスを展開している企業の方は、映画広告(シネアド)を検討してみましょう。
メリット4. 放映作品を選んで広告を流せる
映画広告(シネアド)は放映作品を選んで、広告を流せます。自社のターゲティングに合った層が好む映画を選び、広告を流すことが可能です。自社の顧客になり得る層へ効果的にリーチできます。
メリット5. ロビーのポップや看板など種類が豊富
映画館における広告は上映CMだけでなく、ロビーのポップや看板など種類が豊富です。自社の製品やサービスの内容、予算に応じて広告を選べます。
よりインパクトのあるアピールをするなら上映前CMを選ぶなど、目的に応じて広告媒体を選択できるのがメリットです。
メリット6. 映画館に来場する若年層・SNS世代へPRできる
映画館に来場する若年層やSNS世代へ、効果的にPRできるのも映画広告(シネアド)のメリットです。
映画館に来場する人の52%が女性で、年齢は10〜30代前半までが72%を占めるとされています。この世代はテレビはあまり視聴せず、スマートフォンでの動画視聴やSNS利用を好みます。そこで、映画館で上映CMを見てもらえれば、普段テレビではリーチできないターゲットへリーチ可能です。
また、インパクトのあるCMであれば、SNSで拡散される可能性もあり、広告費以上の宣伝効果も期待できます。
メリット7. モールに併設された映画館から実店舗へ送客できる
映画館がモールに併設されているような場合は、映画館から実店舗へ送客できます。実店舗の広告を見た視聴者が「後で行ってみよう」と考える可能性があるためです。
例えば、モール内のアパレルショップが、併設された映画館でセール情報をCMとして放映した場合、セール情報を見たユーザーが映画鑑賞後に来店する可能性が高まるでしょう。
映画館近くの実店舗は特に、映画広告(シネアド)によって自店舗への送客効果というメリットを得やすいです。
3. 映画広告(シネアド)の2つの出稿方法
映画広告(シネアド)の出稿方法を説明します。スポット放映とレギュラー放映それぞれの特徴について解説します。(1)スポット放映
スポット放映とは、1週間や4週間などの短期間を指定して放映する手法です。
後述するレギュラー放映と比べるとやや割高ですが、イベントやキャンペーン、新商品の発表などと合わせてピンポイントの期間でのPRが可能です。
(2)レギュラー放映
レギュラー放映とは、半年〜1年の長期間で実施する手法であり、期間単位で見るとかなりお得に広告放映が可能です。
長期間にわたって訴求ができるため、同一の消費者に対して複数回の接触も期待でき、ブランディングを目的とした広告主に人気があります。
4. 映画広告(シネアド)の出稿費用
映画広告(シネアド)の出稿費用相場はエリアや映画館によって異なりますが、以下いくつか費用例を紹介します。5. 映画広告(シネアド)のリードタイム
映画広告(シネアド)への出稿を検討している場合、掲出開始日の4週間前までを目安に広告プランナーへ問い合せましょう。
(1)問い合わせ:4週間前
最新の空き状況がわかります。希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。
(2)デザインの提出・審査:3週間前
媒体社による広告内容の審査があります。広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。
(3)申し込み:10営業日前
無事に審査を通過したら、正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。
広告枠は予約や仮押さえができず、先着の申し込みがあれば埋まってしまうので注意が必要です。また、申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。
(4)最終版デザインの提出:10営業日前
実際に掲出する広告デザインのデータを提出します。
※GWや年末年始などは前倒しになる可能性があります。
(5)お支払い:1週間前
広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。
原則、前金のみとなります。
(6)掲出開始:当日
広告が掲出されます。金曜日開始指定のケースが多いですが、詳細は広告プランナーにお問い合わせください。
6. 映画広告(シネアド)の審査基準
映画広告(シネアド)には審査規定が定められており、以下の項目に該当する広告は掲出できません。あらかじめチェックしておきましょう。
- 公序良俗に反するもの、不快の念を与えるもの、社会通念上掲出できないと認められているもの
- 映画館や映画館入居施設と競合する商業施設及びテナント告知
- 映画館の売店、サービスと競合する飲食物やサービス
- その他、媒体社が不適当と認めるもの
- 法人のみ、個人のお客様は不可
多くの人の目に留まる広告は消費者(購入者、利用者等)に対する情報の提供であるため、適切かつ節度を持ったものでならなければならないとの前提のもとでクリエイティブの審査が行われます。映画広告(シネアド)を出稿する際は、審査時にクリエイティブの承認をスムーズに受けられるように上記の点に気を付けましょう。基本的に実施前に必ず考査を致しますのでご相談ください。
視聴者の記憶に残る映画広告で効果的に宣伝を
映画広告(シネアド)はスクリーンに集中しやすい環境、耳に残りやすい音響効果で記憶に残りやすい宣伝方法です。費用は高いですが、出稿する映画館やスクリーン、映画作品を柔軟に選べる出稿方法もあるので、ターゲットへリーチしやすいのもメリット。
ただし効果的な宣伝には、自社のターゲットを詳細に分析して効果的な出稿方法を選ぶ必要があります。初めて映画広告(シネアド)に挑戦する企業では、出稿方法の選び方や作品選定が難しいでしょう。
宣伝効果の高い映画広告(シネアド)を出稿したいなら『オーマッチ』に依頼することをおすすめします。予算やエリアなどのいくつかの質問に回答するだけで、条件にマッチする資料を受け取ることができます。ご相談やサービスの仲介手数料は無料で承っておりますので、この機会にぜひ一度お気軽にご相談ください。
国内最大級の屋外広告プラットフォーム