「相鉄の電車や駅の広告の種類や費用を知りたい」
「相鉄に出稿するとどんなメリットや効果があるの?」
神奈川県民の重要な移動方法と言えば、地元民から深く愛されている相模鉄道(相鉄)です。相鉄は2017年に創立100周年を迎える歴史のある鉄道会社の1つで、以前は”神奈川の私鉄”というイメージが強い企業でした。しかし、最近では東京とダイレクトに繋がる相互直通運転を始めるなど利便性の向上に努めており、都心での認知度も徐々にアップしています。
そこでこの記事では、相鉄の電車広告・駅広告の種類や広告事例、メリットを解説します。
神奈川県をベースに都心まで幅広くリーチできる広告の出稿を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. 相鉄(相模鉄道)の利用者数と特徴
相模鉄道は、神奈川県東部を中心に運行する鉄道会社です。横浜駅から海老名駅までの24.6kmの本線の他に、二俣川駅と湘南台駅を結ぶいずみ野線、西谷から羽沢横浜国大を経由してJRに直通する相鉄・JR直通線、羽沢横浜国大から新横浜駅を経由して東急東横線に直通する相鉄・東急東横線の4路線を運行しています。旅客営業距離は大手私鉄の中でも最短の約38.6kmと短いながらも、1日平均55万人と多くの人が利用しています。
相鉄の中で利用客が最も多いのは横浜駅ですが、小田急が乗り入れる大和駅や、小田急・JRが乗り入れる海老名駅なども利用客が多く、市民の足として重要な役割を担っています。
- 横浜駅:329,228人
- 大和駅:102,714人
- 海老名駅:98,040人
- 二俣川駅:72,905人
- 鶴ヶ峰駅:51,322人
- 三ツ境駅:49,177人
- 新横浜駅:38,147人
最大のネックであった都心への利便性を高めるため、2019年11月からJR線と、2023年3月から東急線との相互直通運転をスタートしています。これにより、相鉄線から都心へ乗り換えなしに直通できるようになったことで、さらに利用客の増加が期待されています。
2. 相鉄の電車広告の種類|各特長・費用相場
相鉄の電車内に掲出できるメディアの種類は以下の5種類です。
- デジタルサイネージ『トレインビジョン』
- ポスター
- ステッカー
- 貸切電車『グリーンボックス号』
- 車体広告(車体ラッピング)
(1)デジタルサイネージ『トレインビジョン』
相鉄のデジタルサイネージ『トレインビジョン』は、乗降の際に注目されやすいドア上に設置されたデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。17インチもしくは21.5インチのデジタルサイネージに、1ロール9~11分の間に15秒間のCMを放映できます。放映料金は7日間で200,000円とリーズナブルなのも魅力です。
(2)ポスター
ポスター広告は、車内の乗客の目につきやすいまどやドア周辺に掲出されるメディアです。相鉄では、4つの車内ポスターが掲出できます。『中づりポスター』・『まど上ポスター』・『ドア横ポスター』は全ての車両に掲出できますが、連結面にB3サイズのポスターをセットで掲出できる『ツインポスター』は、10000系、11000系、12000系、20000系のみのメディアとなります。ポスター広告は、乗車中の人の目の高さに掲出されているため、アイキャッチ効果が高く、自然と視界に入って訴求ができます。
また、『首都圏11路線 首都圏11社局中づり ドリームネットワークセット』『首都圏11路線 首都圏11社局まど上 ドリームネットワークセット』など、首都圏主要11社局の鉄道会社全線(相鉄・JR東日本・東京メトロ・都営地下鉄・東急・小田急・京王・西武・京急・東武・京成)をカバーしたネットワーク商品もあります。
(3)ステッカー
ステッカー広告は、立っている乗客のアイレベルにあわせてドアや窓にステッカー広告を掲出できるメディアです。『ドアステッカー』・『ドアツインステッカー』・『まどステッカー』のほか、女性利用客に絞って訴求できる『女性専用車両窓ステッカー』もあります。
(4)貸切電車『グリーンボックス号』
相鉄の貸切電車『グリーンボックス号』は、車内の媒体を1編成まるごと独占できるメディアです。プランは3種類あり、通常の広告展開では演出できないジャック感で、インパクトや話題性の高いプロモーションが可能です。
- Aプラン:中づりポスター・まど上ポスター・ドア上ポスター(インターサイズ)・ドア横ポスター・妻窓ポスターのすべてを独占できるプラン
- Bプラン:中づりポスター・ドア横ポスター・妻窓ポスターを独占できるプラン
- Cプラン:中づりポスターを独占できるプラン
(5)車体広告(車体ラッピング)
車体広告(車体ラッピング)は、相鉄全線で1車両の側面5平方メートル以内に広告を掲出できるプランです。インパクトのあるデザインで、電車や駅利用者だけでなく、沿線エリアの人々にも強力に訴求が可能です。
3. 相鉄の駅広告の種類|各特長・費用相場
相鉄の駅広告は以下の8種類があります。相鉄最大の駅である横浜駅にメディアが集中しており、それ以外の駅はそれほど種類は多くはありませんが、ポスターや駅看板を効果的に利用するメディア戦略をとることで各駅の利用客へ効果的に訴求が可能です。
- デジタルサイネージ『相鉄ステーションビジョン』
- 柱巻き広告|柱面特殊広告
- フラッグ広告
- 駅ばりセット
- 駅ばりポスター
- 4社合同企画 横浜駅ジャックプラン
- 駅看板・ボード
- 自動改札ステッカー
(1)デジタルサイネージ『相鉄ステーションビジョン』
相鉄の駅デジタルサイネージメディアは1種類です。『相鉄ステーションビジョン』は、横浜駅のメイン改札付近に設置された55インチ~86インチの4面のデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。1社買切で、1週間にわたって5時半から24時までの18.5時間放映でき、掲出料金も300,000円と非常にリーズナブルであるのも魅力です。JR線、東急東横線、京急線、横浜地下鉄など他路線からの乗換の利用者にも効率的な訴求が可能です。
(2)柱巻き広告|柱面特殊広告
柱巻き広告は、横浜駅2階ホームの大型丸柱に縦2,250mm円周4,955mmの広告を5本の柱に連続して掲出できるメディアです。360度どこからみても視認できるため、ホームを移動する多くの人に訴求しやすいく、自然と視界に入ってすりこみ効果が期待できます。
柱面特殊広告は、1階改札内コンコースの大型角柱に、縦2,550mm1,175mmの大型広告を掲出できるメディアです。10面すべてに掲出できるので、エリアのジャック感でインパクトを与えることができます。
(3)フラッグ広告
フラッグ広告は、駅コンコースの天井付近に、全48枚のB0ポスターを掲出できる、迫力満点のメディアです。連続して掲出することで、さらにインパクトのある広告展開が可能です。掲出費用は7日間で1,400,000円です。
(4)駅ばりセット
駅ばりセットは、駅構内の壁やボードに大型のポスター広告を掲出できるメディアです。『スーパーボード』や『ハマセットボード・ハマセットボードⅡ』の他、『BIG3』『BIG6』などのセットメディアもあります。
中でも人気が高いのが、横浜駅2階改札内の真正面にB0ポスター4枚分の広告を掲出できる『トップボード』です。電車利用客の目にとまりやすく、迫力のある広告展開が可能です。『トップボードⅡ』は、1番線ストップのデジタルサイネージ『相鉄ステーションビジョン』上部に設けられた専用ボードにB0ポスター2枚分の広告を掲出できます。『相鉄ステーションビジョン』と合わせて掲出することでさらに効果的に訴求が可能です。
(5)駅ばりポスター
駅ばりポスターは、多くの人が行き交う場所にB0サイズ~B2サイズのポスターを掲出できるメディアです。1枚から掲出できます。駅乗車人員や広告需要によって決められる駅等級によって掲出料金は異なりますが、B2サイズであれば1週間で6,500円から掲出が可能です。広域展開するなら、割引価格で掲出できる全駅掲出プランがおすすめです。
『フレコミボード』は、相鉄を始め、京急、小田急、京王、東急の大手私鉄5社が提携し、関東城南エリア5路線43駅同時掲出できる照明付きポスターボードです。相鉄では、 横浜、鶴ヶ峰、二俣川、三ツ境、大和の5駅に掲出が可能となっています。
他にも、全国的にも珍しい『担架収納箱ポスター』もあります。救命救命用の担架収納箱(グリーンボックス)の表面にB1サイズのポスターを掲出できるメディアです。担架収納箱は、緊急時にすぐに利用できるように駅ホームやコンコースなど人通りの多い目立つ場所に設置されています。駅利用者の視界に自然と入り、すりこみ効果が期待できます。駅ばりポスターの初期費用は0円ですが、担架収納箱ポスターは初期費用として10,000円が必要となります。
(6)4社合同企画 横浜駅ジャックプラン(集中ばり)
『4社合同企画 横浜駅ジャックプラン』は、鉄道4社(相鉄・JR東日本・東急・京急)共同で横浜駅をジャックするプランです。相鉄では、横浜駅(2F~1F)のホーム階段の壁面に掲出され、横浜駅を利用する多くの人に広く露出が可能です。鉄道会社の枠を超えて横浜駅全体で露出されるため、多くの人に強く印象に残る訴求ができます。
(7)駅看板・ボード
駅看板は、駅構内の壁面や設置された看板部分などに広告を掲出できるメディアです。相鉄では、『駅だてボード』『駅額面ボード』『駅電飾ボード』の3種類が利用できます。駅看板・ボードは駅利用客の目に繰り返し留まりやすく、印象の植え付け効果が期待できます。駅近辺の病院や店舗、学校の紹介など地域密着性が高い広告宣伝に適しています。
(8)自動改札ステッカー
自動改札ステッカー広告は、改札を通過する時に必ず目を遣る自動改札の天板や側面に広告を掲出できるメディアです。相鉄全駅の自動改札機に設置されており、改札を利用する乗降客の瞬間認知を狙うことができます。
4. 相鉄の電車・駅広告のメリット4つ
相鉄の電車や駅に広告を掲出するメリットは4つあります。
- おしゃれな街横浜をキーステーションに、購買力の高いターゲットに訴求できる
- 定期利用客に繰り返し訴求が可能
- 国内外の観光客へのリーチもしやすい
- 相互直通運転でさらに利便性が高まり利用客数アップが期待できる
メリット1. おしゃれな街横浜をキーステーションに、購買力の高いターゲットに訴求できる
横浜駅は、1日約33万人の乗降人員数を誇り、駅には「横浜ビブレ」「相鉄ジョイナス」等の大型ショッピングビルも多いです。そのため、駅には通勤・通学利用者だけでなく、ショッピング目的の若者や主婦層など数多く訪れます。購買力の高い層をメインターゲットに広告訴求を行うことで効果的な広告宣伝が可能です。
メリット2. 定期利用客に繰り返し訴求が可能
相鉄の1日あたりの輸送人員は約50万人であり、そのうち定期32万人、定期外18万人となっています。定期的に利用する人が多いため、駅や電車に広告を掲出することで定期利用客に繰り返しての露出が可能となり、すりこみ効果が期待できます。
メリット3. 国内外の観光客へのリーチもしやすい
神奈川県の住宅地を走る相鉄は、地元民の通学・通勤に欠かせない路線です。それと同時に、神奈川の有名な観光地である「湘南」や「箱根」へ通じる路線もあり、都心からのアクセスも良くなったことで、観光目的で訪れた観光客へのリーチ効果の高さも期待できます。例えば、大人気漫画『スラムダンク』人気は高く、国内外から相鉄を利用して聖地巡りをする人も珍しくありません。
スラダンの聖地巡礼プランをぼんやり考えてたけど、
横浜ランドのジャンショ→相鉄線(翔陽の沿線)で湘南台に移動→小田急線で藤沢→(湘南工科大学や辻堂海岸を見学)→バスか小田急で江ノ島→江ノ電で鎌倉 かなぁ…— kg_info🏀 (@kg_info_) February 12, 2023
メリット4. 相互直通運転でさらに利便性が高まり利用客数アップが期待できる
JRや東急との相互直通運転により、東京とつながる路線が2本に増えたことで、相鉄沿線の利便性が向上し、これまで以上に沿線開発が進むと考えられています。また、新駅(新綱島駅)の創設や駅周辺エリアの広範囲な再開発も進んでおり、相鉄沿線に住む人も増加傾向にあります。横浜または都内への通勤・通学客に向けてアプローチすることで、高い広告効果が期待できます。
相鉄東急直通で、渋谷へ
乗り換え、移動が便利になって嬉しいwww pic.twitter.com/wJLLXdJei6— 🚕平内横和ーロスカスHスタンド🚕 (@CCspdNtjjNbGXi5) December 4, 2023
相鉄の電車・駅広告で費用対効果の高い広告を
相鉄は、相互直通運転の開始や2027年の国際園芸博覧会の開催(予定)など、今後の利用客の増加や沿線エリアの発展などが期待できる鉄道会社です。しかしながら、現在のところは横浜駅以外の駅で利用できるメディア数はそれほど多くありません。しかし、目的やターゲットに合わせてベーシックな車内ポスターやステッカー、駅ポスターや駅看板などのメディアやオトクなセットプランを厳選することで、駅・電車利用客やショッピング客に大きな広告宣伝効果を得られる広告展開が可能です。
とはいえ、相鉄に広告を出稿するのが初めてでどれを選べばよいかわからず、困ってしまうという担当の方も少なくありません。そこで重要なのは、相鉄の電車・駅広告の取り扱い実績の豊富な専門家に相談することです。
国内最大級の広告プラットフォームである『オーマッチ』では、相鉄の電車・駅広告の中から、目的やターゲットに合わせて高い宣伝効果を上げられる場所・プランの選定など提案など、幅広い相談を仲介費用無料で承っています。相鉄の電車・駅広告の掲出を検討している方は、この機会にぜひ一度お問い合わせください。
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