「コンビニ広告とは?どんな種類があるの?」
「コンビニ広告のメリットについて知りたい」
コンビニは、全国に55,790店(2023年9月時点)、2022年度の利用者は年間約157億人超、同年の売上高の合計は約11兆円超と巨大なマーケットであり、普段のお買い物や手続きなど生活道線上で頻繁に利用する人が多い施設です。利用客の年齢層・属性も様々であることから、多くの人にリーチできる様々な広告を掲出できる魅力的なメディアです。
本記事では、コンビニ広告の概要と合わせて、掲出できる広告の種類やメリットを解説します。
この記事を読んでコンビニ広告の種類や広告掲出で得られるメリットを理解し、広告宣伝効果の高いコンビニ広告を展開しましょう。
1. コンビニ広告とは
コンビニ広告とは、コンビニの店内に出稿する広告のことで、デジタルサイネージ広告やフリーペーパーなどの種類があります。
一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会によると、国内のコンビニ店舗数は2023年9月時点で55,790店舗であり、2022年度の年間売上高(全店ベース)は11兆1,775億円と巨大なマーケットです。また、年間約157億人が利用しており、今や私たちの日常には欠かせない存在というだけでなく、重要な生活インフラの1つとなっています。
そんなコンビニは、あらゆる世代の不特定多数の人に訴求できる絶好のアピールの場所です。コンビニを利用するのは若い世代がメインというイメージがありますが、近年は日本社会の少子高齢化の影響もあり、50代以上の年齢層の利用客が増え、幅広い世代にリーチできる場となっています。また、利用客の男女比率で差もないため、性別を問わない広告の掲出の場としても最適です。
また、コンビニを週に1回以上利用する人は約47%、ほぼ毎日利用する人や週に4~5回と高頻度で利用する人も約12%となっており、コンビニ広告を掲出することで一定の利用客に対する反復効果も期待できます。
コンビニの利用頻度 | 割合 |
---|---|
ほぼ毎日 | 4.5% |
週に4~5回 | 7.4% |
週に2~3回 | 14.9% |
週に1回 | 20.0% |
月2~3回 | 19.0% |
月1回 | 14.3% |
月1回未満 | 15.7% |
それ以下・無回答 | 5.0% |
合計 | 100% |
(出典:MyVoice『コンビニエンスストアの利用に関するアンケート調査(第8回)』 )
2. コンビニ広告の種類
コンビニ広告の種類は豊富です。大型デジタルサイネージや店内放送など来店したお客様全員にリーチできるメディアや、ATM端末・フリーマガジンなどピンポイントでリーチできるメディアなどを利用することで多角的な広告展開が可能です。- 店内大型デジタルサイネージ
- 店内レジ液晶POP
- ATM端末上部サイネージ
- レジ袋チラシ封入広告
- フリーペーパーラック
- フリーマガジンのタイアップ広告
- 店内放送・店内BGM
- Charge SPOTデジタルサイネージ
(1)店内大型デジタルサイネージ
店内大型デジタルサイネージは、レジ上や壁などに設置されているのデジタルサイネージ機器に広告を掲出することができるメディアです。
ファミリーマートのレジ上部に設置された3連大型ディスプレイ『FamilyMartVision』、ミニストップの出入り口付近設置型のデジタルサイネージ『ミニストップビジョン広告』などがあります。大型の画面から動画等を使った広告を展開することで、短時間で買い物中の利用客や勤務中のスタッフの関心を引き、注目を集めることができます。
音声は使えないものが多いのですが、音声が使える場合は、インパクトのある映像に加えて音声を加えることで、さらにダイレクトにユーザーへ情報を伝えることが可能です。
(2)店内レジ液晶POP
店内レジ液晶POPは、POSレジの画面に表示されるデジタルサイネージに広告を掲出することができるメディアです。会計の際に利用者が必ず目にするレジの液晶画面で繰り返し視覚的にPR訴求が可能です。店内レジ液晶POPは、動画広告と静止画広告の二つから選ぶことができます。
店内レジ液晶POPは全国放映が基本ですが、エリア指定での広告出稿も可能なので、特定地域に効果的に露出することもできます。また、来店客だけでなくレジ打ちをするスタッフへの刷り込みにも効果的です。
(3)ATM端末上部サイネージ
ATM端末上部サイネージは、店舗内に設置されているATM端末上部モニターに広告を掲出することができるメディアです。「銀行ATMが近くにない」「すぐに現金を引き出したい」「スマホ決済や電子マネーのチャージ」などの理由でコンビニATMを利用する客が多く、月1回以上の利用者は3割程度と多くの人が利用しています。
(出典:My Voice『コンビニATMの利用に関するアンケート調査(第18回)』)
ATM利用者は操作中の一定時間滞在するので、ATM端末上部サイネージに広告を掲出することで至近距離からのアプローチが可能です。
(4)レジ袋チラシ封入広告
レジ袋チラシ封入広告は、商品を購入した際に利用されるレジ袋にチラシを事前封入し、購入品と一緒に手渡しで配布できるメディアです。店員から利用客へと確実に届けられること、コンビニの圧倒的な数の潜在顧客に対して確実に配布ができることが強みです。また、レジ袋を購入することが多く、新聞をあまり利用しない若者層にもリーチが可能である点も大きなメリットです。
レジ袋チラシ封入広告は、1袋に1社のチラシしか同封されないため、他社の広告に埋もれることもありません。また、広域エリアでの展開だけでなく、エリアを絞っての配布も可能です。
(5)フリーペーパーラック
フリーペーパーラックは、店内入り口付近やレジ横などに設置されているフリーペーパーラック什器に広告を掲出することができるメディアです。
パンフレット、チラシ、無料求人誌や生活情報誌等の設置が可能であり、目的を持った顧客への訴求に有効な広告手法です。また、全国展開だけでなく、全国の中からエリアセグメントなど、アピールしたい商品やサービスに合わせて利用できます。
(6)フリーマガジンのタイアップ広告
フリーマガジンのタイアップ広告は、各コンビニが独自に製作・配布しているフリーマガジンの記事広告(タイアップ広告)として広告を掲出することができるメディアです。ローソンの『月刊ローソンチケット(ローチケ)/月刊HMV &BOOKS』では、Book in Book(付録小冊子)の利用も可能です。
(7)店内放送・店内BGM
店内放送・店内BGMは、店内に音声で広告を掲出することができるメディアです。ショッピング中に自然と耳から情報を伝えることで自然にリーチすることができます。また、来店客だけでなく店舗従業員に対しても繰り返し訴求ができ、情報の刷り込みができる媒体です。
ローソンで放送されている店内放送『ローソンCSほっとステーション』では、近日リリースされるアーティストの楽曲やアルバムの紹介を行う『楽曲枠』、商材のニーズに合った希望の時間帯やエリア指定での広告出稿が可能な『CM枠』の二つがあります。ミニストップも『一般CM』『楽曲CM』の店内BGMにて広告を出稿が可能です。ファミリーマートでは、お店で聴けるミニ番組『ミックスファム with Your Voice』で旬の音楽と共に放送する広告を出稿できます。
音楽を流すことで店内利用客の快適性や満足度を高めることができることから、音楽に合わせた商品やサービスの紹介をすることでさらに印象を良くしたり、購買意欲を刺激することができます。
(8)Charge SPOTデジタルサイネージ
Charge SPOTデジタルサイネージは、日本初のモバイルバッテリーシェアリングサービスであるCharge SPOTスタンドの前面部分広告を掲出することができるメディアです。
Charge SPOTデジタルサイネージでは、音声出力はありませんが、動画または静止画を放送可能です。エリア×業態×ブランディングなど、ターゲットに合わせたカスタマイズ配信もできるので、Charge SPOT利用者だけでなく店内で買い物をする利用客やスタッフにも効果的に訴求できます。
3. コンビニ広告のメリット4つ
コンビニは全国に5万件以上あり、コンビニに広告を出稿することで様々な人に効果的に訴求できます。コンビニ広告ならではのメリットを知れば、広告出稿意欲もさらに高まるはずです。
- 幅広い年齢層・属性のコンビニ来店者に対して訴求できる
- エリアセグメントをすることでさらに効果的な展開が可能
- 24時間年中無休で広告を掲出できる
- ダイレクトな販促が可能
メリット1. 幅広い年齢層・属性のコンビニ来店者に対して訴求できる
コンビニに広告を掲出することで、コンビニを利用する幅広い年齢層の不特定多数の人に対してリーチが可能です。学生・会社員・主婦・高齢者など多種多様であるため、幅広い属性のお客様に対してリーチできます。
さらに、コンビニ利用客の目的は、食品や日用品の購入だけでなく、ネットショッピングや各種公共料金の支払い、荷物の配送や受け取り、銀行ATM、コピーやFAXなど様々です。買い物客や支払いをしに来た人には店内レジ液晶POP、ATM利用客にはATM端末上部サイネージ、充電目的の人にはCharge SPOTデジタルサイネージで訴求するなど、それぞれの利用目的に合わせて利用客に個別にアプローチができます。
メリット2. エリアセグメントをすることでさらに効果的な展開が可能
全国各地で展開しているコンビニでは、大規模なエリアでの広告展開ができるだけでなく、県や市町村など狭いエリアにある店舗に絞っての広告展開できるのも大きなメリットです。地元密着型のお店のオープン、イベント、セール・キャンペーン情報など地域に根ざした情報発信ができ、コンビニ利用客に身近な情報をピンポイントでアピールできます。
メリット3. 24時間年中無休で広告を掲出できる
コンビニの多くは、一般的なスーパーやオフィスやモールなどの施設・店舗と異なり、24時間営業であるため、時間的な制限なく年中無休で広告を掲出できます。
それと同時に、学生やビジネスパーソンの利用者が多くなる朝や夕方の通勤・通学・帰宅時間など時間帯によってコンビニを訪れる利用客の職業も異なることから、時間帯に合わせてターゲティングをすることでさらに効果的な訴求が可能です。
メリット4. ダイレクトな販促が可能
コンビニを利用する人は、もともと商品やサービスの購入や利用に対して積極的かつ意欲的なエンドユーザーであることが多いです。コンビニの各種広告枠に広告を掲出することで、最初から関心や購買意欲の高い顕在層へとダイレクトな訴求が可能となります。また、具体的な行動まで考えていない潜在層にも、具体的なイメージを与えることで効果的なリーチが可能です。
年間157億人の利用客に訴求できるコンビニ広告で効果的に宣伝を
コンビニは、毎日、時間を問わず多くの人が利用するため、コンビニに広告を掲出することで、年齢・性別・職業を問わず多くの人々にアピールすることが可能です。また、コンビニであれば、全国規模での大きな広告展開も可能である一方で、エリアセグメントによってさらに効果的なターゲティングもできるという柔軟性の高さも魅力です。
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