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山手線の広告費はいくら?広告の費用・特徴・メリットを総まとめ

「山手線に広告を出稿したいが、費用はどれくらい?」
「山手線に出稿できる広告の種類や特徴を知りたい」

山手線への広告出稿を検討中の方で、このようにお悩みの方はいませんか?国内有数の乗客者数を誇る山手線では、デジタルサイネージやラッピング広告、つり革広告などを展開でき、圧倒的なリーチ数の獲得を期待できます。

今回は、山手線に出稿できる広告の種類や広告費について、実例をもとに詳しく解説します。また、山手線広告のリードタイムや審査基準も分かりやすく紹介します。

この記事を読めば、山手線広告の概要や費用感についてしっかり理解できますよ。

目次

1. 山手線の特徴

山手線は東京都心部を一周する路線として多くの人々が利用しており、広告効果を狙うには最適な場所といえるでしょう。その背景となる基本的な情報を把握することで、どのようなターゲット層にアプローチするのかの指針となります。

(1)山手線の利用者数

山手線の1週間の延べ利用者数はであり、首都圏のJR主要線群のなかでは最も利用者数の多い路線です。京浜東北線や中央線と比べると総営業距離は短いものの、都内の主要駅をほぼ全て網羅していることから、国内でも屈指の乗客数を誇る路線となっています。

路線名1週間の延べ利用者数
山手線1,581万人
京浜東北線・根岸線1,502万人
中央線・総武線(各駅停車)1,027万人

【引用:MEDIA DATA – ジェイアール東日本企画】

(2)山手線の利用者属性

山手線の乗客は、男性が約6割、女性が約4割と、やや男性のほうが多く利用していることが確認できます。

利用者構成をみると40代男性(12.8%)、50代男性(12.4%)、60歳以上男性(11.9%)と特に中高年の男性乗客が多い点が特徴です。また、利用者の居住地は東京が最も多く58.4%、次に埼玉15.3%、神奈川14.1%、千葉10%と続きます。

【引用:MEDIA DATA – ジェイアール東日本企画】

(3)山手線の平均乗車時間

山手線の平均乗車時間は11.8分であり、これは新宿駅から目黒駅までの乗車時間とおおよそ同じです。

比較的乗車時間が短いのは、山手線は都内の大型ターミナル駅を全て網羅していることから、乗り換えなどで利用するユーザーも多いためと考えられます。

2. 山手線広告枠の種類一覧・それぞれの費用

次に、山手線に出稿できる広告枠の種類と、費用相場について解説します。

山手線広告枠の種類一覧

  1. トレインチャンネル+まど上チャンネル
  2. まど上チャンネル 指定駅間放映
  3. 中づりポスター
  4. ドアガラスステッカー
  5. アドストラップ
  6. 車体広告(ラッピング広告)
  7. ADトレイン(電車ジャック)

(1)トレインチャンネル+まど上チャンネル

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トレインチャンネルはドア上に1面、まど上チャンネルは網棚上の3面を連動させた小型デジタルサイネージです。ニュースや天気予報といった注目度の高い情報番組の間に広告を挿入できます。

テレビCMのようにスポットで挿入するCM(15秒・30秒)のほか、オリジナル番組提供型(90秒)や、リアルタイム情報と連動させた広告展開、天気予報コンテンツと連携させた広告展開が可能です。

山手線ではトレインチャンネルとまど上チャンネルはセット商品として販売されています。

トレインチャンネル+まど上チャンネルの費用

トレインチャンネルとまど上チャンネルにスポットCMを挿入する場合の費用は、次の通りです。

プラン/期間1週間
スポットCM(15秒間)3,500,000円

(2)まど上チャンネル 指定駅間放映

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山手線のまど上チャンネルは、特定の駅を指定し、1駅前からその駅に向かう区間でCMを流すことができます。

山手線沿線でビジネスを展開している場合など、エリアターゲティングが必要なときに是非利用したい媒体です。

まど上チャンネル 指定駅間放映の費用

まど上チャンネル指定駅間放映の費用は、次の通りです。

プラン/期間1週間
スポットCM(15秒間)1,100,000円
スポットCM(30秒間)2,200,000円

(3)中づりポスター

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中づりポスターは、週刊誌の見出し広告でもおなじみの吊り下げ式ポスターです。すべての車両に1枚ずつ掲出されますが、掲出場所をピンポイントで指定することはできません。

目線より上の位置に掲出され、混雑している車内でも視認性が高いため、山手線のような人気路線で高い効果を発揮します。

中づりポスターの費用

中づりポスターの掲出費用は、次の通りです。

プラン/期間1週間
シングル1,990,000円
ワイド3,980,000円

(4)ドアガラスステッカー

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ドアガラスステッカーは、ドアのガラス面に貼付されるステッカーです。他にも、戸袋ステッカーやドア上のツインステッカーなどの媒体もあります。

混雑する車両ではドア付近に乗客がたまりやすく、特に通勤通学時間帯などの混雑時に強く視認されます。

ドアガラスステッカーの費用

ドアガラスステッカーは、山手線に単体で掲出することはできず、以下の首都圏全線に掲出する「首都圏前線セット」のみが販売されています。

プラン/期間1ヶ月間
首都圏全線セット9,000,000円

(5)アドストラップ

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アドストラップ広告は、つり革の上部に掲出される媒体です。山手線の1編成(11車両)の全てのつり革に掲載されるため、比較的小型の媒体ながらもインパクトのある訴求が可能です。

アドストラップの費用

アドストラップ広告の掲出費用は、次の通りです。

プラン/期間4週間
1編成(11両・1両あたり130~140個)1,300,000円

(6)車体広告(ラッピング広告)

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山手線の車両側面を広告でラッピングすれば、プラットフォームで乗車を待つ多くのユーザーに訴求できます。

車両ラッピングの特徴は、他の広告のノイズに害されることなく、ユーザーの目前に大きく訴求できる点です。この強みを活かし、主に新製品の発表やブランディングに利用されています。

車体広告(ラッピング広告)の費用

車体広告の掲出費用は、次の通りです。

プラン/期間2週間4週間12週間
1編成6,000,000円8,000,000円16,000,000円
2編成15,000,000円
4編成21,000,000円29,000,000円
10編成42,000,000円

(7)ADトレイン(電車ジャック)

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ADトレインは「広告貸切電車」とも呼ばれ、まど上チャンネル・サイドチャンネル・中づりポスター・ドア横ポスター・トレインチャンネルの5種類について、1編成の山手線を独占する形式です。

車内の広告枠を丸ごと1社で独占できるため、全体に統一感を与えたり、ストーリー性をもたせるなど、幅広い活用方法が考えられます。

また、ADトレインと車体広告を組み合わせるプランもあり、山手線の車両の内外すべてを広告で埋め尽くせば、まさに圧巻のインパクトを与えられます。

ADトレイン(電車ジャック)の費用

車体広告に必要な費用は、次の通りです。

プラン/期間15日間
ADトレイン15,000,000円
ADトレイン + 車体広告21,000,000円

3. 山手線広告のメリット3つ

山手線は多くの乗客が日常的に利用しており、全国的な知名度を誇るため、山手線への広告出稿は独特な効果と魅力をもっています。以下からは、山手線に広告を掲出する主なメリットを3つ紹介します。

山手線広告のメリット

  1. 圧倒的なリーチ数
  2. ブランドイメージの向上
  3. バズを狙いやすい

メリット1. 圧倒的なリーチ数

山手線は首都圏でも最大級の乗客者数を誇り、日常の通勤・通学や観光、買い物など様々な目的で利用されています。

そのため山手線への広告掲出は、たとえそれが短期間であっても、非常に多くの人々の目に触れることになります。また、山手線の利用者は学生からビジネスパーソン、観光客まで 非常に幅広い属性をもつため、様々なターゲット層にリーチすることが可能です。

山手線に広告を掲出すれば、短期間でも高い認知度向上を期待できるでしょう。

メリット2. ブランドイメージの向上

山手線に広告を掲出することで、信頼性や質の高さを連想させるため、ブランドのポジショニングや価値の向上に大きく貢献します。

山手線は東京を代表する路線であり、全国的に高い知名度を有しています。そのため、山手線に広告を掲出したという事実は、広告主のブランドや商品のイメージを高める大きな助けとなるでしょう。

メリット3. バズを狙いやすい

山手線は、新宿・新大久保・渋谷・原宿など、カルチャー・流行の発信地として知られる エリアを通過します。

これらのエリアは若者を中心に情報感度の高いユーザーが多く集まる場所でもあるため、山手線に広告を出稿することで、SNS での拡散や話題作りがしやすい環境といえるでしょう。

オリジナリティのある広告内容やキャッチーなデザインを取り入れることで多くの人々の共感を得て、インターネットでの拡散、いわゆる「バズり」を狙える可能性も高まります。

4. 山手線広告のリードタイム

代表的な山手線広告である「ポスター・ステッカー」「デジタルサイネージ」のスケジュールをご紹介します。目安として参照してください。

ポスター・ステッカー

(1)問い合わせ:4週間前

最新の空き状況がわかります。希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。

(2)デザインの提出・審査:3週間前

媒体社による広告内容の審査があります。広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。

(3)申し込み:2週間前

正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。
広告枠は予約や仮押さえができず、先着の申し込みがあれば埋まってしまうので注意が必要です。また、申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。

(4)広告物の納品:10日前

媒体社指定の住所へ広告を現物送付します。
有料で印刷および納品を依頼することも可能です。その際は印刷用データを掲出日3週間前までに提出します。

(5)お支払い:1週間前

広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。
原則、前金のみとなります。

(7)掲出開始:当日

広告が掲出されます。

デジタルサイネージ

(1)問い合わせ:4週間前

最新の空き状況がわかります。希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。

(2)デザインの提出・審査:3週間前

媒体社による広告内容の審査があります。広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。

(3)申し込み:2週間前

正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。
広告枠は予約や仮押さえができず、先着の申し込みがあれば埋まってしまうので注意が必要です。また、申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。

(4)最終版デザインの提出:2週間前

実際に掲出する広告デザインのデータを提出します。

(5)お支払い:1週間前

広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。
原則、前金のみとなります。

(6)掲出開始:当日

広告が掲出されます。

5. 山手線広告の審査基準

山手線広告(JR東日本)には審査規定が定められており、以下の項目に該当する広告は掲出できません。あらかじめチェックしておきましょう。

JR東日本で掲出できない広告

公序良俗に反するもの、通行者や公衆に不快の念を与えるもの、社会通念上掲出できないと認められているもの。 その他、媒体社が不適当と認めるもの。

多くの人の目に留まる広告は消費者(購入者、利用者等)に対する情報の提供であるため、適切かつ節度を持ったものでならなければならないとの前提のもとでクリエイティブの審査が行われます。山手線へ広告を出稿する際は、審査時にクリエイティブの承認をスムーズに受けられるように上記の点に気を付けましょう

山手線への広告出稿はプロに依頼しよう

今回は山手線に出稿できる広告の種類や、具体的な費用について詳しく紹介しました。また、 山手線広告のリードタイム、 審査基準についても解説しました。

山手線は国内最大級の乗客者数を誇る有名路線であり、山手線に広告を出稿することで、大幅な認知度向上・ブランド力向上を期待できます。とはいえ、山手線の広告費用は比較的高額であるため、いつ・どのように掲出するのかについては慎重な判断が必要です。

そこで実際に広告を掲出する場合には、信頼のおける広告プランナーに相談することをおすすめします。

国内最大級の広告屋外広告プラットフォームである『オーマッチ』では、仲介費用無料で山手線の広告枠をご紹介しているほか、無料で質問にお答えするサポートも行っております。今後山手線への広告出稿を検討している方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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