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階段広告(ステップ広告)とは?広告効果と注意点・広告料金を解説

「階段広告(ステップ広告)のメリットとは?」
「階段広告(ステップ広告)は、どの程度の予算で掲出できるんだろう?」

階段広告とは、駅や商業施設の階段を利用した広告手法で、インパクトのある展開が可能です。しかし広告展開や掲出費用についてなど、掲出前に検討したいことがたくさんあり、なかなか踏み出せない方も多いでしょう。

この記事では、階段広告(ステップ広告)の種類や費用相場、掲出メリットとデメリット、インパクトのある階段広告の事例を2つを解説します。最後まで読めば階段広告(ステップ広告)の知識がつき、インパクトの強い訴求ができるようになります。

1. 階段広告(ステップ広告)とは

階段広告(ステップ広告)とは、階段のステップ部分や周辺の壁面を用いてアピールする広告手法です。駅や商業施設の大型階段に掲出でき、階段を丸ごと使ったり周辺の壁をジャックしたりしてインパクトを創出するような展開が可能です。

2. 階段広告(ステップ広告)の種類3つ|料金費用例も解説

階段広告(ステップ広告)には3つの種類があり、さまざまな展開が可能です。料金費用例も解説するので、掲出を検討する材料にしてください。

階段広告(ステップ広告)の種類

  1. ステップ広告
  2. 階段正面広告
  3. 階段壁面広告

(1)ステップ広告

ステップ広告とは階段のステップ全体を使い、階段を上る人に対して訴求しやすい広告です。階段全体が広告になるため視認性が高く、またステップ1段ごとに色を変えるなどクリエイティブな戦略を取りやすい点が特徴です。

また、ステップ広告は申請媒体が多く、常時広告枠として解放されておらず、掲出された際に物珍しく、目立ちやすい特徴を持っています。

申請媒体とは

掲出可否や広告のサイズ・面数等について、現地調査や施設への確認が都度必要になる広告媒体です。

広告枠が常時開放されているわけではないため、掲出時には目新しさがある一方、調査や見積もり、審査等で、通常の広告枠に比べて掲出フローが長期化する傾向にあります。

ステップ広告の費用目安として、西武池袋駅の場合は2週間で120万円から、京急羽田空港第1・第2ターミナル駅で1ヶ月80万円から、東京モノレール羽田空港第1・第2ターミナル駅で90万円から掲出できます。また京王線吉祥寺駅の階段ジャックを行った場合は1週間で100万円からとなります。

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(2)階段正面広告

階段正面広告とは、階段の上部の壁に掲出するタイプの広告です。LEDビジョンやシート広告など、掲出箇所によって媒体が異なります。階段を降りる人の真正面に広告が表示されるため、階段を降りる人に対して非常に視認性が高い広告です。

階段を上る人に対しては見えない点が難点ですが、駅など往復で利用される可能性が高い場所では、往路・復路のどちらかで視認してもらえます。

費用目安として、東京駅丸の内口の大型LEDビジョンに動画広告を掲出した場合は1週間60万円から、東京モノレール羽田空港第2ターミナル駅の南口階段上シート広告は、1週間で600万円からとなります。

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(3)階段壁面広告

階段壁面広告とは、階段横の壁にポスターなどを掲出するタイプの広告です。連続してポスターを貼る集中貼りなどができ、階段を利用する人へインパクトを与え、広告内容を記憶してもらえます

費用目安として、京急羽田空港第1・第2ターミナル駅の集中貼りは1週間182万円から、都営アドリラ新橋の階段壁面広告は1週間80万円から、西武池袋駅の壁面パネルへの掲出は1週間124万8,000円から掲出可能です。また、京急上大岡駅は1週間で137万2,800円から、京急横浜駅の階段横ボードへの掲出は1週間40万円からとなっています。

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3. 階段広告(ステップ広告)のメリット3つ

階段広告(ステップ)広告の掲出には3つのメリットがあります。後ほど紹介するデメリットと比較し、掲出すべきか検討しましょう。

階段広告(ステップ広告)のメリット3つ

  1. インパクトの創出
  2. 反復性が高く記憶に残りやすい
  3. 地域や路線でターゲティングしやすい

メリット1. インパクトの創出

階段広告(ステップ広告)は、階段を利用する人にとってインパクトがある広告です。申請媒体が多く、常に掲出されている広告ではありません。そのため、掲出されると見る人にとって新鮮な印象を与えられます。またステップ広告は、階段を上る時の目の前に特大サイズの広告枠が出現するため、思わず「何の広告だろ?」と注目させられるのが特徴です。

また、階段正面広告では進行方向正面で視認率抜群の訴求ができるほか、壁面広告では連続した複数面での接触が期待できるメディアも多く、総じてインパクトの強い広告を届けることが可能です。クリエイティブ面にこだわれば、通行人がSNSで珍しい広告として拡散してくれる可能性も高まります。

メリット2. 反復性が高く記憶に残りやすい

階段広告(ステップ広告)は、日常的に駅や商業施設を利用する人に対して、記憶に残りやすい広告手法です。通勤・通学で駅を利用する人は、電車の乗車位置なども決まっているため同じ階段を利用するケースが多いからです。何度も広告を目にしているうちに内容が気になって検索したり、購入してみようという意欲が湧きます。

メリット3. 地域や路線でターゲティングしやすい

地域や路線でターゲティングしやすい点も、階段広告(ステップ広告)のメリットです。駅はそのエリアに住むサラリーマンや学生をターゲットにしやすいため、ある程度属性を絞り込めます。また、空港直結駅などであれば、空港を利用する比較的裕福なビジネスマン、旅行者へのリーチが可能です。商業施設もその周辺に住んでいる人や家族連れなどへリーチできます。

4. 階段広告(ステップ広告)のデメリット2つ

階段広告(ステップ広告)にはインパクトの創出や反復性、ターゲティングのしやすさというメリットがありますが、デメリットもあります。デメリットを把握したうえで、掲出するか決めると良いでしょう。

階段広告(ステップ広告)のデメリット2つ

  1. 掲出まで時間がかかる
  2. 位置によって認知されない場合がある

デメリット1. 申請媒体では掲出まで時間がかかる

特にステップ広告に多い申請媒体では、現地調査等のフローのほか、広告デザインや企画について、申請書の作成や審査のフローが通常の広告枠より複雑化する傾向にあります。そのため、掲出までに時間がかかる点がデメリットです。特に駅は広告掲出元企業や内容審査が厳しいため、すぐに広告を掲出できません。

希望時期に広告を掲出できるよう、期間に余裕を持って広告プランナーに相談しサポートを受けましょう。遅くとも掲出希望日の2ヶ月前までには相談することをお勧めします。

デメリット2. 位置によって認知されない場合がある

階段広告の中でも階段正面広告は、階段を下る時にしか視認できません。またステップ広告は、階段を上がる時にしか広告を視認できないため、位置によって認知されない可能性がある点がデメリットです。

しかし、基本的に駅などを通勤・通学に利用する人は往復で階段を利用するため、往復時に1度は広告を見てもらえます。

5. 階段広告の事例2つ

インパクトがある階段広告の事例を3つ紹介するので、クリエイティブ戦略の参考にしましょう。

階段広告の事例2つ

  1. FRAGMENT×BT21の階段広告
  2. 魔女工場の階段正面広告

(1)FRAGMENT×BT21の階段広告

デザイン集団『FRAGMENT』とBT21のコラボレーションアイテムの販売時に、大規模な階段広告が掲出されました。原宿駅改札内の階段をジャックし、黒い背景にスタイリッシュなキャラクターが表示される目を引くデザインの広告です。見る人が「え?何の広告?」と思わず気になるデザインを用いた、インパクトのある事例です。

(2)魔女工場の階段正面広告

コスメブランド『魔女工場』は、渋谷駅の階段正面広告を掲出しました。階段正面と壁面の壁をジャックしており、階段を降りる人の視界いっぱいに広告が目に入るよう工夫されています。

目を引く階段広告(ステップ広告)でインパクトの高い訴求を行いましょう!

階段広告(ステップ広告)は駅や商業施設の利用者に対し、強い印象を与えられる広告です。また地域や施設の利用者を分析したターゲティングも可能なので、自社が狙うターゲットへリーチできるでしょう。

ただし階段広告は申請媒体が多く、広告審査に時間を要します。スムーズに広告を掲出するなら、階段広告の経験豊富な広告プランナーにご相談ください。

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