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名鉄(名古屋鉄道)の電車・駅広告一覧|種類や費用相場・メリット解説

「名鉄の駅や電車でおすすめのメディアを知りたい」
「名鉄の広告の種類や費用相場を知りたい」

名鉄は東海エリア最大の駅である名鉄名古屋駅や、中部の空の窓口である中部国際空港(セントレア)に唯一繋がっている名鉄中部国際空港駅などの駅を有しており、多くの人に効果的にリーチできる電車広告・駅メディアがあります

今回は、名鉄の電車や駅に掲出できる広告の種類、具体的な費用について詳しく解説します。この記事を読めば、名鉄での広告戦略を立てる上で必要な基本的な知識が身につきますよ。

1. 名鉄の利用者数と特徴

名鉄(名古屋鉄道株式会社)は、愛知県と岐阜県を中心に展開している鉄道会社です。私鉄の中では近鉄・東武に続き第3位となる総営業距離444.2㎞、年間利用者は約3億9,500万人と、中部圏の交通インフラを支えています。名鉄の中で最も利用人数が多いのは名鉄名古屋駅とその隣の金山駅で、合計で1日で50万人近い人が利用しています。

名鉄電鉄で1日平均乗降人数の多い駅(2019年度)

  • 名鉄名古屋駅:301,998人
  • 金山駅:172,387人
  • 栄駅:42,090人
  • 東岡崎駅:39,249人
  • 豊田駅:36,4700人
  • 名鉄一宮:35,867人
  • 名鉄岐阜駅:35,345人
  • 中部国際空港駅:29,863人

出典:名鉄統合報告書2020

名鉄の2019年度の輸送人員は約3億9,500万人であり、そのうち、定期利用は68.1%にあたる2億6,853万人、定期外利用は31.9%にあたる1億2,562万人となっています。定期利用客の中でも、通勤で名鉄を利用する人が多いため、ビジネスパーソンに向けた広告展開で効果が期待できます。また、中部国際空港(セントレア)に唯一乗り入れている鉄道路線として、中部から海外旅行等へ出かける人や海外旅行客の貴重な足として多くの人が利用しています。

名鉄の利用者数(2019年度)人数
全体3億9,415万人
定期利用客2億6,853万人(68.1%)
通勤1億6,711万人
通学1億141万人
定期外利用客1億2,562万人(31.9%)

出典:名鉄統合報告書2020

2. 名鉄の電車広告の種類|各特長・費用相場

名鉄の電車内には、様々な広告を出稿することができます。中でも、ポスター広告の種類が多く、電車ボディステッカーなど独自のメディアもあります。

名鉄の電車広告

  1. ポスター
  2. ステッカー
  3. 広告貸切電車『マルチ』
  4. 電車ボディステッカー
  5. 車体広告『ラッピング電車』
  6. つり革広告(アドストラップ)

(1)ポスター

ポスター広告は、乗降ドアや窓周辺、通路の上など電車内の乗客の目につきやすい場所にB3サイズまたはB3ワイドサイズ(B3サイズ2枚分)などのポスターを掲出できるメディアです。名鉄では、『中吊ポスター』、『まど上ポスター』、『ドア横ポスター』、『扉上ポスター』、『(ドア横)連結部ポスター』の5つのポスター広告を掲出できます。

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(2)ステッカー

引用:名古屋鉄道交通広告

ステッカー広告は、車両内のドアやドア横・ドア上にステッカーを掲出できるメディアです。手軽なサイズ・料金ながら、乗客の目につきやすい場所に掲出されるため、強制視認性が高いのが魅力です。長期掲出で効果を発揮し、駅利用者に対して安定的な広告接触機会の確保ができます。

名鉄のステッカー広告は3種類あります。一般車両では、『ツインステッカー』の他、『ドアステッカー』に掲出できます。『ドアステッカー』は、車内ドアの窓ガラスの両面に掲出できるため、車内の乗客だけでなく駅で電車を待つ乗客にも訴求できるメディアです。

『セントレア特急ツインステッカー』は、名鉄中部国際空港から各主要駅を結ぶ特急・ミュースカイの特別車両の連結部分の上部に掲出できる唯一の広告です。旅行者だけでなく、空港を利用するエグゼクティブ層、ビジネスマンへの広告にもおすすめです。

掲出費用は、『ドアステッカー』が全線で1カ月で1,000,000円、『ツインステッカー』が1カ月で1,200,000円、『セントレア特急ツインステッカー』が1ヵ月で700,000円となっています。

(3)広告貸切電車『マルチ』

引用:名古屋鉄道交通広告

貸切電車は、車両内のポスターやステッカーなどのメディアを一社独占で展開できるメディアです。名鉄の広告貸切電車『マルチ』は、4両×2編成で電車内のポスター広告をジャックます。乗客にインパクトを与えるだけでなく、テーマ性でのアピールや大量のメッセージ、ストーリー展開など工夫した伝達でさらに心に刺さる広告展開が可能です。新商品やキャンペーン告知はもちろんのこと、企業PRや観光誘致にも高い訴求効果を発揮します。

『マルチ』には2プランがあります。

名鉄『マルチ』のプラン

  • Aタイプ:中吊りポスター・額面ポスター・ドア横ポスター・扉上ポスターを独占できるプラン
  • Bタイプ:中吊りポスター・ドア横ポスターを独占できるプラン

掲出費用は、2週間で、Aタイプは1,500,000円、Bタイプは1,000,000円です。

(4)電車ボディステッカー

引用:名古屋鉄道交通広告

『電車ボディステッカー』は、車両の外側の乗降ドアのすぐ横にB2サイズの広告を掲出できる名鉄独自の珍しいメディアです。ドアの横に掲出されるため、ホームにすべりこんできた電車を並んで待っている利用客へのアイキャッチ効果が高く、強制視認性も高いです。長期のキャンペーンや新サービスの紹介・告知に最適です。

掲出費用は、1カ月で一般車(ハーフ・660枚)は800,000円、一般車(1,356枚)は1,600,000円です。

(5)車体広告『ラッピング電車』

引用:名古屋鉄道交通広告

車体広告『ラッピング電車』は、主要線4両1編成、または豊田線6両1編成で車体に広告を掲出できるメディアです。名鉄では、車体の下半分部分に掲出できるパートラッピングと、全面に掲出できるフルラッピングの2種類があります。駅ホームにいる人だけでなく、沿線の人等に向けて”走る広告塔”として非常に強いインパクトを与えることができます。

パートラッピング・フルラッピングのどちらも掲出費用は4週間で1,000,000円です。

また、『ラッピング電車』と車内広告のジャック『マルチ』を組み合わせた『ラッピングマルチ電車』もあります。車体のラッピングによるインパクトと、単独掲出では伝えきれない情報量を盛り込める車内メディアのジャックの同時展開で、認知獲得と理解促進の両方が期待できます。

『ラッピングマルチ電車』の掲出費用は、4週間で2,000,000円です。

(6)つり革広告(アドストラップ)

引用:名古屋鉄道交通広告

つり革広告(アドストラップ)は、快速特急・特急の吊り輪部分に掲出できるメディアです。コンパクトながら、立っている乗客の視線に近い場所に掲出されるため、アイキャッチ効果が高く、連なり感によって印象に残りやすい広告です。また、長期に掲出することで通勤・通学の電車利用客に反復して訴求が可能です。

掲出費用は、4週間で240,000円です。

3. 名鉄の駅広告の種類|各特長・費用相場

名鉄の各駅では一般的なポスターや看板を利用できます。特に利用客の多い名鉄名古屋駅・金谷駅やインバウンド客の利用も多い中部国際空港駅では、利用できる独自のメディアの種類が多く、インパクトのある訴求が可能です。

名鉄の駅広告

  1. デジタルサイネージ
  2. 大型ボード・シート
  3. フラッグ広告(バナー広告)
  4. 集中ばり
  5. 駅ばりポスター
  6. 駅看板・ボード

(1)デジタルサイネージ

名鉄のデジタルサイネージは、名鉄名古屋駅と名鉄中部国際空港駅において、駅構内でも人通りが多い場所に60~70インチのデジタルサイネージに広告を掲出できるメディアです。駅利用者の動線上で連続的に展開することで、圧倒的な存在感と強制視認性により、しっかりとリーチできるのが魅力です。

『名鉄名古屋駅 デジタルサイネージ』では、1ロール4分の間に15秒のCMを流せるプランと2分間のCMを流せるプラン、ロールジャックプランが利用できます。『名鉄中部国際空港駅 デジタルサイネージ』では、1ロール6分間の間に15秒のCMを放映できるプランが利用可能です。

一般的に駅デジタルサイネージメディアの掲出費用は、他のメディアと比べて高額になる傾向がありますが、名鉄では、利用者の多い名古屋駅でも1週間で100,000円、インバウンド客にも訴求できる名鉄中部国際空港駅でも1週間で67,500円と非常に魅力的な掲出費用となっています。

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(2)大型ボード・シート

大型ボード・シートは、駅構内の壁やボード、シートに掲出できる大型の広告を掲出できるメディアです。名鉄名古屋駅・中部国際空港駅に掲出が可能です。

名鉄名古屋駅では、『名鉄名古屋駅ビッグボード』と『プレミアムボード』の2つの大型ボード・シート広告の掲出ができます。『名鉄名古屋駅ビッグボード』は、B0サイズ10枚分(5枚×2段)もしくは縦2,095mm横7,395mmのシート広告を掲出できます。さらに、ノベルティを貼付して、駅利用者に剥がしてもらうピールオフ広告の実施も可能です。

『プレミアムボード』は、利用頻度の高いホームのベンチ上に設置されたサインボードに広告を掲出できるメディアです。どちらも駅利用者の多いロケーションでインパクトのある訴求ができる魅力的なメディアです。

名鉄中部国際空港駅の『名鉄中部国際空港駅ビッグサインボード』と『名鉄中部国際空港駅ホーム大型シート』は、名鉄中部国際空港駅のホームに大型シート広告を掲出できるメディアです。駅を利用する人の視界に自然と入るため、反復効果が期待できます。

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(3)フラッグ広告(バナー広告)

引用:名古屋鉄道交通広告

フラッグ広告は、駅構内の改札・通路・ホームなど天井部分からフラッグ状に加工した大型のポスターを掲出できるメディアです。名鉄では、名鉄中部国際空港駅でのみ掲出が可能です。

『中部国際空港駅ホームバナー』や『中部国際空港駅大型バナー』は、ひと際目を引く大きなサイズのバナー広告を天井から吊り下げて掲出できるメディアです。『ホームバナー』は縦1,200mm横800mmのバナー広告18本を、1カ月320,000円で掲出が可能です。『大型バナー』は、縦2,500mm横4,000mmのバナー広告を1カ月190,000円で掲出できます。

(4)集中ばり

集中ばり・ジャック広告は、利用客の多いコンコースや階段など、インパクトのある広告展開ができるメディアです。連続・集中して広告を掲出することで、駅利用者の印象に残る広告展開が可能です。名鉄では、名鉄名古屋駅と金山駅で掲出が可能となっています。

『名鉄名古屋駅ポスタージャック』は、 名鉄名古屋駅ホームの柱にB1サイズのポスター200枚を連続掲出できるメディアです。駅ジャックの効果をより一層高めるために、ステップ広告やエスカレーターシートのメディアも合わせて展開することも可能です。

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(5)駅ばりポスター

駅ばりポスターは、名鉄各駅にB0サイズまたはB1サイズのポスターを掲出できるメディアです。1週間の短期掲出が可能で、掲出料金は駅等級によって異なりますが、1週間で11,500円から掲出が可能です。利用客の多い名鉄名古屋駅や金山駅、名鉄中部国際空港駅でも18,000円で掲出ができます。

また、名鉄全駅の中から特に人気の高い主要駅4〜12駅を選んで専用ポスターボードに掲出できる『主要12駅セット』『特急8駅セット』『ターミナル4駅セット』などセットで利用することでさらに広告掲出費用を抑えた広告展開が可能です。

名鉄中部国際空港駅の『セントレア連絡通路』は、B0サイズのポスター2枚を中部国際空港連絡通路に提出できるメディアです。動線上に掲出されるので、自然に視界に入り、インバウンド客や海外旅行客に向けて効果的に訴求できます。掲出費用は1週間で85,000円となっています。

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(6)駅看板・ボード

引用:名古屋鉄道交通広告

駅看板は、駅構内の壁面などに広告を掲出できるメディアです。最寄り駅での誘導や、店名の認知度アップなどエリアに特化した継続的なコミュニケーションに優れており、地域密着性が高い広告宣伝に適しています。長期掲出によって、 通勤・通学等で毎日駅を利用される方々へ、高い頻度での接触が期待できます。名鉄の駅看板は、『照明看板』、『屋内看板』、『屋外看板』の3種類から選択が可能です。

中部国際空港では『中部国際空港駅乗降口扉上ボード』が利用できます。多くの人が出入りする乗降口の扉の上部分に、縦400mm横1,800mmのボードにて広告を掲出できるメディアです。掲出費用は、1カ月で160,000円です。

4. 名鉄の電車・駅広告のメリット3つ

名鉄に広告を掲出することで得られるメリットは3つあります。

名鉄の電車・駅広告のメリット3つ

  1. ビジネスパーソンへの高い訴求効果がある
  2. 買い物客への訴求効果も高い
  3. 掲出料金がリーズナブルなものが多い

メリット1. ビジネスパーソンへの高い訴求効果がある

名鉄を定期的に利用する定期利用客は、通学目的の人は37.8%であるのに対し、通勤目的の人は62.2%とビジネスパーソンの利用が特に多いです。名鉄沿線には自動車産業など優良な製造業が多いことから、通勤で名鉄を頻繁に利用するビジネスパーソンが多いことが考えられます。安定的な広告接触機会の確保ができ、繰り返して訴求が可能です。

メリット2. 買い物客への訴求効果も高い

名鉄は、交通事業の他にも不動産業やレジャー・サービス事業等も展開しており、企業全体で沿線開発や、駅および駅周辺の開発に積極的に取り組んでいます。例えば、名鉄が展開する駅ナカの商業施設『μPLAT(ミュープラット)』など、地域住人の生活利便性の向上に役立つ施設を駅や駅周辺に多数展開しています。中部圏最大の都市である名古屋駅はもちろんのこと、他の駅にも電車・駅広告を掲出することで、ショッピング目的で名鉄を利用する客への訴求も期待できます

また、中部国際空港は、空港を利用する旅客だけでなく、見学、グルメ、ショッピングを楽しむために来港する一般客も多い東海地方屈指の集客施設です。名鉄中部国際空港駅に広告を掲出することで、多彩なイベントや充実した商業施設を目的に訪れる人に対しての訴求も可能です。

メリット3. 掲出料金がリーズナブルなものが多い

名鉄の電車広告・駅広告は、料金が比較的リーズナブルなものが多くて利用しやすいのも大きなメリットです。例えば、駅デジタルサイネージの場合、名鉄の中でも特に利用客の多く、1日に約30万人が利用する名鉄名古屋駅でも1週間で100,000円から、インバウンド客にも訴求できる中部国際空港駅でも1週間で68,500円から広告の掲出が可能です。

1週間の短期から掲出可能なメディアも多く、長期掲載もリーズナブルな価格設定となっているメディアが豊富です。広告掲出費用を抑えて広告を掲出したい人にもおすすめです。

5. 名鉄の電車・駅広告のデメリット:駅メディアの数が少ない

名鉄の駅広告は、利用客が特に多い名鉄名古屋駅・名鉄中部国際空港駅・金山駅の主要3駅を除いて、利用できるメディアがオーソドックスな駅看板・駅ポスターなど限定されている駅が多いです。

名鉄利用者へ効果的に訴求するなら、その駅で利用可能な駅看板や駅ポスターのデザインや掲出方法を工夫することで、インパクトのある広告展開をするとよいでしょう。

名鉄の電車・駅広告で費用対効果の高い広告を

この記事では、名鉄の電車広告や駅広告の種類と広告例・費用感と合わせて、メリットとデメリットを紹介しました。

名鉄は東海エリアでも屈指の規模と発展を誇る名古屋市を中心に、周辺都市をカバーする重要な私鉄の1つです。そんな名鉄の電車や駅に広告を掲出することで、多くの人へ広告宣伝を行うことが可能です。しかも、広告掲出料金が安いため、初めて電車広告・駅広告を掲出する方にとっても、長期的に広告を掲出したい人にとっても、掲出のハードルがかなり低くなっているのも魅力です。

ただ、名鉄は沿線エリアや利用者数の規模から考えるとメディアの数はそれほど多くありません。名鉄名古屋駅や金山駅、名鉄中部国際空港駅などの主要駅のメディアだけでなく、それ以外の駅のメディアもすぐに予約が埋まってしまうことも多いため、名鉄への広告掲出を考えているなら、広告プランナーと相談しながらメディアを探す必要があります。

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