「ゴルフ場に広告は出稿できる?どんな種類がある?」
「富裕層・経営者層にアプローチできる広告媒体を知りたい」
ゴルフ場への広告出稿を検討している方で、このようにお悩みの方はいませんか?ゴルフ場には様々なタイプの広告を出稿できますが、高い広告効果を期待する方には、近年登場したゴルフカート内サイネージがおすすめです。
今回は、ゴルフ場や利用客に関する基本的なデータのほか、ゴルフ場に出稿できる広告の種類について紹介します。また、ゴルフカート内サイネージの特徴や、ゴルフ場に広告を出稿するメリット・デメリットも解説します。
この記事を読めば、ゴルフ場での広告戦略に関する基本的な知識と、実践的なノウハウが身につきますよ。
1. ゴルフ場の利用客に関する基本的なデータ
まずは、ゴルフ場やゴルフ場利用客に関する基本的なデータを紹介します。
(1)ゴルフ場の数は2,132コース
国内のゴルフコースの総数は2,132コースであり(2023年1月時点)、都道府県別のコース数のランキングは次の通りです。
順位 | 都道府県 | ゴルフ場数 |
---|---|---|
1 | 北海道 | 244 |
2 | 千葉県 | 165 |
3 | 栃木県 | 153 |
4 | 兵庫県 | 122 |
5 | 茨城県 | 119 |
参照:ゴルフ場数の地域格差 多い都道府県3位は兵庫、2位千葉、1位と47位は? – e!Golf
(2)ゴルフ場利用者数は約670万人
日本国内にはゴルファーが約670万人おり、ゴルフ場の年間利用者数は延べおよそ8,500万人にのぼります。
ゴルフ場の利用者数は1ヶ月あたり約3,000人ほどです。
(3)ゴルフ場利用客の8割が男性・4割が年収800万円以上
ゴルフ場利用客の属性をみると、約8割が男性です。
また、世帯年収800万円以上の利用者が約4割を占め、1組に1人以上いる割合です。世帯年収1,000万円以上のユーザーが訪れるECサイトランキングのトップ10のうち3つがゴルフ関連との調査もあります(年収1,000万円以上の「プチ富裕層」が集まるECサイトはどこ? – impress BUSINESS MEDIA)。
さらに、会社役員・管理職・自営業など、決定権をもっている割合は約32%であり、およそ1組に1人程度は決定権をもつ役職者ということになります。
2. ゴルフ場に出稿できる広告の種類
これまでゴルフ場広告で実施できる広告は、以下のようなものがありました。
- スコアカード広告
- クラブハウス等でのポスター広告
- コース上の看板広告
これらの広告は、ゴルファーに直接訴求できるというメリットをもちながらも、近年ではスマートフォン等のアプリが増えておりスコアカードに記入するゴルファーが減ったことや、クラブハウスやコース上の看板は繰り返し訴求が難しいなどのデメリットを抱えていました。
そこで近年では、ゴルフカート内に設置されたサイネージ広告が注目されています。
3. ゴルフカート内サイネージ広告とは?
以下からは、ゴルフカート内サイネージ広告の特徴や、具体的な費用について解説します。
(1)カート内に設置されたナビ画面に広告を出稿できる
ゴルフカート内サイネージ広告は、ゴルフカートの前方上部に設置されたカートナビに出稿される広告です。
ゴルフコース移動時のナビゲーションやスコア確認のために設置されたサイネージに掲出されるため、視認性が高い点が特徴です。
(2)静止画広告と動画広告の両方に対応
ゴルフカート内サイネージ広告には、静止画と動画(15秒間)の2種類があります。
静止画広告では3秒間の強制表示ののちにスキップボタンが表示され、スキップが可能となりますが、スキップ操作がなされない限り広告が表示されつづけます。
(3)カート移動中に広告が表示される
広告はホール間の移動中に表示されるため、パーティのほぼ全員に訴求でき、話題や口コミも喚起できます。
スコア入力時にの静止画広告は、3秒間経過しないとスコア入力画面を開けないため、広告内容をしっかりと伝えることが可能です。
(4)カート内サイネージ広告の費用
カート内サイネージ広告の費用は、以下の通りです。1ヶ月あたり20万円~掲出でき、基本的には四国エリアでの掲出費用が安く、関東エリアが高い傾向にあります。
関東エリアを例に挙げると、カート内サイネージ広告の掲出掲出プランと費用は以下の通りです。
プラン/期間 | 1ヶ月間 |
---|---|
10枠セット(静止画) | 260,000円 |
20枠セット(静止画) | 520,000円 |
50枠セット(静止画) | 1,300,000円 |
10枠セット(動画) | 910,000円 |
20枠セット(動画) | 1,820,000円 |
50枠セット(動画) | 4,550,000円 |
4. ゴルフ場に広告を出稿するメリット3つ
以下からは、ゴルフ場に広告を出稿することで得られる代表的なメリットを3つ紹介します。
- 富裕層や役職者へリーチできる
- エリアを絞り込んだ配信ができる
- 広告接触率が高い
メリット1. 富裕層や役職者へリーチできる
ゴルフ場に広告を出稿するメリットの一つとして、富裕層や企業の役職者など、購買力が高く影響力のあるユーザーグループへの直接的なリーチが可能な点が挙げられます。
このような層は、高級品や専門的なビジネス向け商品(BtoB商材)に対する需要が高く、その購入決定において重要な役割を果たします。ゴルフ場広告を利用することで、これらの商品やサービスを提供する企業は、効果的にブランドの認知度を高め、製品やサービスへの関心を喚起することが可能です。
さらに、ゴルフ場来場者の約7割が40代以上の男性となっています。中高年男性は、一般的に安定した収入と消費能力を兼ね備えており、高品質な健康補助食品、高級車、高級時計などの製品、または投資、保険、旅行などのサービスに対する関心が高い傾向にあります。
これらの商品やサービスを扱う企業にとって、ゴルフ場広告は、このようなターゲット市場に対して、ブランドメッセージを効果的に届けるための重要な手段となり得ます。
メリット2. エリアを絞り込んだ配信ができる
カート内サイネージ広告では、全国規模での一斉配信か、あるいは特定のエリアに絞ったターゲット配信を選択できます。これにより、地域的な特性や市場のニーズに合った広告戦略を展開することが可能になります。
メリット3. 広告接触率が高い
カート内サイネージ広告のメリットとして、高い広告接触率もあげられます。カート内サイネージ広告では、ゴルファーがカートに乗って移動している間に広告が掲出されます。移動中のカートという制限された空間に広告を掲出することで、プレーするほぼ全ての人が広告に接触することになります。
さらに、ゴルフ場というリラックスした環境で広告に触れることは、広告に対する肯定的な印象を与える可能性が高いという利点があります。プレー中のゴルファーは通常、リラックスし、気分が良い状態にあり、このような状況で受け取る広告メッセージは、否定的な感情よりも肯定的な感情を引き出しやすいです。その結果、ブランドや製品に対して、より良い印象が形成され、長期的なブランドロイヤリティの構築に寄与することが期待されます。
5. ゴルフ場に広告を出稿するデメリット2つ
以下からは、ゴルフ場に広告を出稿するデメリットを2つ紹介します。
- 北海道・東北は冬にゴルフ場が閉まる
- 審査基準が厳しい
デメリット1. 北海道・東北は冬にゴルフ場が閉まる
ゴルフ場に広告を出稿する際の一つのデメリットとして、特に北海道や東北地方では冬季にゴルフ場が閉鎖されることが挙げられます。これは、雪の影響でゴルフプレーができなくなるためです。
そのため、ゴルフ場が閉鎖される時期・エリアでの広告出稿を検討している方は、新幹線広告やタクシー広告など他の富裕層向け媒体への出向を検討しましょう。
新幹線広告についてはこちらの記事もご覧ください。
タクシー広告についてはこちらの記事もご覧ください。
デメリット2. 審査基準が厳しい
ゴルフ場に広告を出稿する際、その審査基準の厳しさもデメリットの一つです。
多くのゴルフ場では、広告内容に対して高い品質と適切性を求めており、特に高級感や品位を重視する施設では、広告がその基準を満たさなければ掲載が拒否される可能性があります。このため、広告を出稿する企業は、ゴルフ場のイメージやターゲット層に合わせた適切な広告内容を慎重に考える必要があります。
また、審査プロセスに時間がかかることもあり、迅速な広告展開を望む企業にとっては不利な条件となることがあります。
6. ゴルフ場広告のリードタイム
(1)問い合わせ:4週間前
広告の配信条件や、配信期間などのご希望を伺います。
同時に空き枠の確認、配信先ゴルフ場(暫定)の選定を行い、仮予約として枠を押さえます。
希望の日程で広告掲出が可能かを確認しましょう。
(2)デザインの提出・審査:3週間前
媒体社および各ゴルフ場の審査ガイドラインに基づいて広告内容の審査をおこない、配信の可否を決定します。
広告内容がわかるデザインデータや資料を提出しましょう。
(3)申し込み:2週間前
正式に申し込みをして広告枠を確保しましょう。
申し込み後はキャンセルができないことにも留意しましょう。
(4)最終版デザインの提出:2週間前
実際に掲出する広告デザインのデータを提出します。
(5)お支払い:1週間前
広告プランナーまたは媒体社から請求書が送付されます。
原則、前金のみとなります。
(6)掲出開始:当日
広告が掲出されます。
ゴルフ場への広告出稿はプロのパートナーに相談しよう
今回は、ゴルファーの属性や、ゴルフ場に掲出できる広告の種類、おすすめの広告媒体について解説しました。
ゴルフ場に訪れるゴルファーは、40代以上の男性が多く、高所得・決定権を有するなどの特徴があります。そのため、ゴルフ場への広告出稿は、高額商品やBtoB向け商材の訴求に高い効果をもつといえるでしょう。
ゴルフ場に出稿できる広告のうち、特におすすめなのがカート内サイネージ広告です。ラウンド間の移動時に静止画や動画を用いて広告を掲出できるため、高い広告接触率を期待でき、パーティでの話題や口コミも期待できます。
ゴルフ場へ広告を出稿する際には、まずプロの広告プランナーに相談するのがおすすめです。プロに相談することで、広告枠・掲出地域の選定や、枠の確保、デザイン審査に関するアドバイスなどを受けられます。
国内最大級の広告プラットフォーム『オーマッチ』では、常時18万件以上の広告媒体を取り扱っており、仲介手数料無料・プランニングサポート無料でご案内しております。
ゴルフ場への広告出稿を検討中の方は、この機会にぜひ一度お問い合わせください。
国内最大級の屋外広告プラットフォーム