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電車広告(電車内広告)の種類一覧と費用例!面白いと話題になった事例3選

「電車広告・電車内広告を掲出すると、どのようなメリットが見込めるの?」
「よりインパクトを残して、多くの人に拡散される電車広告とはどんなもの?」

電車広告・電車内広告は多くの人が利用する電車自体に、広告を掲出するものです。ステッカーやポスター、サイネージや車内ジャックなど豊富な掲出方法があり、広告内容によってはSNSで拡散されてバズるものもあります。

この記事では電車広告・電車内広告の概要や種類一覧と費用目安、掲出メリットとデメリットを紹介します。

多くの人へリーチできる電車広告・電車内広告で、自社サービス・商品をアピールしましょう!

目次

1. 電車広告・電車内広告とは?

電車広告とは、電車の車内外に掲出できる広告の総称です。広告の種類は後ほど紹介しますが、中吊り広告や車体広告など、電車の内側・外側の双方に広告を出し、商品やサービスを訴求します。

電車内広告とは、電車の車内に掲出する広告です。中吊り広告やドア横のポスター、ドアに貼ってあるステッカー類が該当します。

電車広告は駅広告と親和性が高いです。駅広告とは駅構内に掲出する広告で、看板やポスターなどを設置して利用者に対して訴求します。電車を利用する人は必ず駅を通過するため、電車広告とあわせて掲出するとさらに効果を発揮します。

駅広告についてはこちらの記事もご覧ください。

駅広告の料金費用とは?種類別の相場感や掲載までのリードタイムについて徹底解説!

2. 電車広告・電車内広告の種類一覧と費用目安

電車広告・電車内広告の種類一覧と費用目安を紹介します。

電車広告・電車内広告の種類一覧と費用目安

  1. 車体広告
  2. 中吊り広告
  3. まど上ポスター
  4. ドア上広告
  5. ドア横ポスター
  6. ステッカー
  7. 電車内ビジョン広告(デジタルサイネージ)
  8. 広告貸切電車(中吊りジャック・トレインジャック)
  9. 女性専用車広告
  10. 吊り革広告

(1)車体広告

車体広告とは電車の車体に広告を掲出するタイプの広告です。乗降時や電車がホームを通過するタイミングで、乗客に対して訴求できます。

広告と接触する時間は短いものの、電車がホームに入ってきたタイミングで電車に目を向ける人が多いため、強制視認性の高い広告です。

車体広告の費用例

車体広告の費用目安は掲出する路線によって異なります。

例としてJR東日本の山手線に車体広告を掲出する費用は、14日間で600万円程度です。中央線や京浜東北線・根岸線の場合は450万円からとなっており、編成車両が多く、電車の乗降客数が多いほど費用が高くなります。

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(2)中吊り広告

中吊り広告とは車両内の天井部分に掲出するポスター型の広告です。乗車中に上を見上げた時に目に入りやすく、乗車時間によっては広告と触れる時間が長くなります。

中吊り広告の費用例

中吊り広告の費用目安は、JR東日本の山手線でシングル枠への掲出で199万円からです。また西武新宿線の中吊り広告は70万円、西武全線の場合は100万円から、東急池上線は20万円から掲出が可能など、路線によって費用に差があります。

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(3)まど上ポスター

まど上ポスターとは電車の窓がある部分の上部に掲出する広告です。網棚の上に設置するため、座席の前に立っている人に対して効果的に訴求できます。

単線・全域への掲出などエリアが広く選べ、また掲出期間も1週間から1ヶ月など細かく設定可能です。

まど上ポスターの費用例

まど上ポスターの費用目安は、掲出期間と枚数、路線によって変わります。

例えば、首都圏全線にセットで9,300枚のポスターを1週間掲載した場合の費用は、240万円からです。JR常盤線の快速・確定列車へ掲出した場合は21万円、JR湘南新宿ライン・上野東京ラインの場合は、1週間の掲出で24万円からとなります。

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(4)ドア上広告

ドア上広告とは人が密集する電車のドアの上に掲出する、ポスター型の広告です。掲出期間は1ヶ月からが一般的であり、長期間出稿できます。

また、ドア付近に立っている人への視認性が高いのが特徴です。

ドア上広告の費用例

ドア上広告をJR東日本の全圏へ掲出した場合の費用は、865万円からです。東急目黒線では18万円から、京急全線の場合は108万円から掲出できます。

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(5)ドア横ポスター

ドア横ポスターとはドアの脇にある広告枠へ掲出できるポスターです。ちょうど乗客の目線に設置でき、ドア付近に立っている人へ訴求できます。

1週間から1ヶ月の短期掲出が可能となり、短期間でサービスやキャンペーンなどを訴求することに優れた広告です。

ドア横ポスターの費用例

ドア横ポスターの広告費用目安は、ポスターの掲出面数と掲出エリアによって異なります。

例えば、JR首都圏全域にセットでドア横ポスターを掲出した場合の費用は、2,300万円からです。東京モノレールのドア横ポスターの場合は1ヶ月40万円から、西武全線は300万円、小田急線の場合は330万円から掲出可能です。

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(6)ステッカー

ステッカーとは、ドアガラスやドア横、窓ガラスなどに貼り付けるタイプの広告です。自然に電車内の風景に溶け込む広告で、何度も目にすることで効果的に自社サービスや商品を乗客へ訴求します。

また比較的安価で掲出できる広告であることも利点です。

ステッカーの費用例

ステッカー広告の費用目安は、首都圏全域にドアガラスステッカーを1ヶ月掲出した場合で、900万円です。東急全線に窓ステッカーを掲出した場合は140万円から、ゆりかもめのドアガラスステッカーは半年間で55万円からが目安となります。

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(7)電車内ビジョン広告(デジタルサイネージ)

電車内ビジョン広告(デジタルサイネージ)とは、車内に設置されているビジョンへ掲出する動画広告です。乗車中にビジョンを見て時間を潰す乗客は多く、強制視認性が高い点がメリットとなります。

また広告内容によってはインパクトを強めることが可能で、クリエイティブ面に力を入れればより広告効果を高められます。

電車内ビジョン広告(デジタルサイネージ)の費用例

JRまど上チャンネルで15秒CMを駅指定で実施した場合は、1週間で110万円から放映可能です。山手線のトレインチャンネル・まど上チャンネルのセットでCMを放映した場合は、350万円必要です。JRのサイドチャンネルへの掲出は280万円から、中央線のデジタルサイネージに1週間CMを放映した場合の費用は110万円からです。

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(8)広告貸切電車(中吊りジャック・トレインジャック)

広告貸切電車(中吊りジャック・トレインジャック)とは、電車内の広告枠をすべて貸し切りで利用するタイプの広告です。非常にインパクトが強い広告で、乗客へのアピール力が高いのが特徴です。

また広告内容やインパクトの強さによっては、乗客によるSNSでの拡散が見込めます。電車で目にした人以外にも、自社の広告を認知してもらえる可能性が高いため、本来の広告以上の効果も期待できるでしょう。

掲出期間は2週間からと短期掲出が可能なので、短期で効果的な広告を検討している方へおすすめです。

広告貸切電車(中吊りジャック・トレインジャック)の費用例

広告貸切電車(中吊りジャック・トレインジャック)の費用目安は、JR山手線を2週間ジャックした場合で1,500万円からです。JR中央線・総武線の各駅停車列車をジャックする場合は、440万円から掲出できます。

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(9)女性専用車広告

女性専用車広告とは、女性専用車両にのみ掲出する広告です。通勤・退勤時間で運行する女性用車両を利用する、働く女性や学生をターゲティングしやすいのが特徴となります。

女性専用車広告の費用例

JRの女性専用車両のデジタルサイネージに1週間CMを放映する場合の費用は、1週間で25万円からです。また東京メトロの女性専用車両ドアガラスステッカーは1ヶ月の掲出で120万円から、東急東横線・田園都市線の女性専用車両の中吊りジャックを実施した場合は、1週間で500万円の費用がかかります。

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(10)吊り革広告

吊り革広告とは、吊り革のバンド部分に掲出する広告です。吊り革を使用する背の高い男性などの目線に合わせやすく、自然に自社サービスをアピールできます。

吊り革広告の費用例

山手線の吊り革広告は1ヶ月の掲出で130万円からです。東京モノレールの吊り革広告費用は1ヶ月15万円からで、比較的安価に掲出できます。また京王線は1ヶ月18万円から、東急東横線・田園都市線の場合は1ヶ月で250万円からの掲出となります。

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3. 電車広告・電車内広告を掲出するメリット3つ

電車広告・電車内広告を掲出するメリット3つを紹介します。

電車広告・電車内広告を掲出するメリット3つ

  1. 駅および公共交通機関を利用する多くの人へリーチできる
  2. 広告枠の貸切や車体広告などで印象に残る広告を掲出できる
  3. 何度も目にするため記憶に残りやすい

メリット1. 駅および公共交通機関を利用する多くの人へリーチできる

電車広告・電車内広告なら、駅および公共交通機関を利用する人へ、効果的なリーチが可能です。

JR東日本「首都圏路線群と延べ利用者数/ 平均乗車時間」によると、首都圏における1週間の電車利用者数は11,195万人と発表されています。

日本人口にも等しい数の人へ広告に触れる機会を設けられる電車広告は、広いターゲットへ訴求できるのが最大のメリットです。

メリット2. 広告枠の貸切や車体広告などで印象に残る広告を掲出できる

電車広告・電車内広告は、広告枠の貸切や車体広告などでインパクトの強い掲出方法を選べます。

例えば、Netflixは山手線の車体を黒く染めて、特徴的な『N』の文字を表示させ、SNSでも拡散されるなど強い広告効果を残しました。

同様にインパクトの強い広告として、駅の大型ビジョン・駅広告も検討されますが、強制視認性の強さや乗客が思わず拡散したくなる面白さを考えると、貸切広告や車体広告もおすすめです。

メリット3. 何度も目にするため記憶に残りやすい

電車広告・電車内広告は、日々電車を利用する人に対しての反復性が高く、記憶に残りやすいです。

JEKI MEDIA DATA 2022によると、乗降者は電車内で車内広告やビジョンを見ていることがわかっています。毎日通勤や通学で電車を利用する人は、掲出期間中は同じ広告を目にしており、無意識にサービス内容について視認します。

興味がある広告内容なら、その場でスマートフォンでサービスを検索してもらえます。また必要性が生じた際に広告内容を思い出し、申し込みや購買につながるでしょう。

4. 電車広告・電車内広告のデメリット2つ

電車広告・電車内広告のデメリットを解説します。

電車広告・電車内広告のデメリット2つ

  1. ノイズが多い
  2. 細かなターゲティングには向いていない

デメリット1. ノイズが多い

電車広告・電車内広告は他の広告に紛れてしまうリスクです。広告を掲出できる枠が非常に多いので、乗客は色々な広告を目にすることとなります。その中で記憶に残る広告を作るには、クリエイティブ面にも力を入れなければなりません。

インパクトを高めるためには、広告枠を貸し切る電車内広告ジャックや、デジタルサイネージ広告がおすすめです。

特にデジタルサイネージは紙を使った広告よりも視認性が高く、動画・音を使用してより多くの情報を訴求できるのが特徴。人は動くものに無意識に注目する習性があるため、動画広告をサイネージに放映して、他の広告に紛れないインパクトのある広告を掲出しましょう。

デメリット2. 細かなターゲティングには向いていない

電車広告・電車内広告は多くの人へ訴求できますが、細かなターゲティングができません。乗客は通勤や通学、旅行など様々な用途で電車を利用するためです。

ただし路線によって年代や性別など、おおまかな属性は把握できます。広告を掲出する際は自社ターゲットに近い人が利用している路線を選んで、広告を掲出すると良いでしょう。

5. 面白いと評判になった電車広告の事例3選

面白いと評判になった電車広告の事例を3つ紹介します。

面白いと評判になった電車広告の事例3選

  1. iRobot「ルンバ」の電車ジャック
  2. Netflixの山手線車外広告
  3. ロートZの「目の愛護車両」

(1)iRobot「ルンバ」の電車ジャック

iRobot「ルンバ」は電車内広告枠をジャックし、インパクトの高い広告を掲出しました。写真には載っていませんが、床面にもルンバのステッカーを貼り付けており、電車内をルンバが掃除しているユニークな広告を実施。

ルンバによる車内ジャックはSNSでも拡散され、より商品の認知度を高める結果となっています。

(2)Netflixの山手線車外広告

Netflixによる山手線ジャックも、SNS上でかなり話題となった広告です。緑のイメージがある山手線を黒に染め、車内にはNetflixで放映していた人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のポスターやステッカーを掲出しています。

乗客が思わずシェアしたくなり、また「Netflixで何を見られるのか」を伝えられる、印象的な広告です。

(3)ロートZの「目の愛護車両」

目薬メーカー「ロート」も定期的に、車内ジャック広告を掲出しています。広告をジャックし、一面を目に優しい緑色で染めた広告のインパクトは強く、多くの人がSNSで拡散してバズとなりました。

ポスターの内容も1枚1枚変えており、ストーリー性を演出するなど、乗客が流し見ではなく自主的に「見てしまう」広告となっています。

交通機関を利用する多くの人へリーチする電車広告を

電車広告・電車内広告は種類が豊富で、反復性の高い中吊り広告やステッカー、インパクトの強い車内ジャックなど掲出方法を目的に合わせて選べる点が魅力です。首都圏では週に1億人以上が電車を利用するため、より多くの人へ自社サービスや商品を認知してもらうには最適の広告といえるでしょう。

ただし路線単体の属性を把握できず、自社ターゲットに適した路線選びが難しいなどの問題があります。効果の高い電車広告・電車内広告を掲出するなら、電車広告を専門的に扱っている広告代理プランナーへ依頼するのが一番です。ターゲットに合わせた路線選びや掲出方法、クリエイティブ面まで全面的にサポートし、多くの人へリーチできる広告を出稿できます。

オーマッチでは電車広告の媒体も多数取り扱っています。相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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