「ハチコーボードの種類やサイズは?」
「ハチコーボードの費用を知りたい」
ハチコーボードへの広告出稿を検討している方で、このようにお悩みの方はいませんか?ハチコーボードは、JR渋谷駅に掲出される大型ボードであり、渋谷エリアでも特に人気の高い広告媒体です。
今回は、ハチコーボードの特徴や種類、サイズ、費用について詳しく紹介します。また、ハチコーボードの活用事例や出稿する際の注意点も解説します。
この記事を読んで、ハチコーボードに関する基本的な情報や広告戦略を学んでいきましょう。
1. ハチコーボードの特徴
ハチコーボードは、JR渋谷駅のハチ公前広場およびハチ公口改札内に掲出される大型の広告枠であり、3つの種類があります。
特に、一番大きなハチコーボードはハチ公前広場からの視認性が高く、スクランブル交差点を挟んで設置されたお天気カメラ・ライブカメラでもよく映し出されます。
ハチ公前広場は日本で最も有名な待ち合わせスポットとして、いつも多くの人だかりで溢れています。(参照:日本一有名な待ち合わせ場所−−「ハチ公前」 – 渋谷文化PROJECT)
また、ハチ公前広場につながる渋谷スクランブル交差点は渋谷の各エリアに繋がる道路が交錯する巨大な交差点であり、『世界で最も有名な交差点』『世界で最も混雑する交差点』と称されるほどです。
ハチコーボードはまさに『渋谷の顔』とも呼べる存在であり、人気も高く競争率も激しいため、枠の確保が難しい広告媒体でもあります。
2. 渋谷駅の基本データ
渋谷駅は、JR東日本鉄道・京王井の頭線・東急電鉄・東京メトロの計10路線が乗り入れるターミナル駅です。JR東日本だけでも1日あたり平均292,631人が乗車しており、JR東日本管轄では日本第5位の乗員者数を誇ります。(参照:各駅の乗車人員 2022年度 – JR東日本)
渋谷駅周辺には商業エリアが広がっているため、駅周辺の歩行者交通量は平日でも約100万人、休日では約117万人にものぼり、常に多くの人が行き交っています。(参照:渋谷駅周辺地域の交通実態 – 渋谷区)
このように、多くの人が集うハチ公前広場や渋谷スクランブル交差点は、国内外に知られた観光名所ともなっています。
3. ハチコーボードの種類・サイズ・費用
以下からは、3種類のハチコーボードの掲出場所や、サイズ、費用について詳しく紹介します。
(1)ハチコーボード1:渋谷駅のメインゲートに掲出できる大型ボード
ハチコーボード1は、渋谷駅の駅舎外面(ハチ公前広場方面)に掲出される大型ボードで、単に『ハチコーボード』を呼ぶときはこのハチコーボード1を指すことが一般的です。
ハチコーボード1のサイズは4m×20mと巨大で、山手線の車両1両分ほどもあります。
ハチ公前広場で待ち合わせをしている人のほか、渋谷スクランブル交差点から渋谷駅方面に向かって歩く人からも視認されるため、高い広告接触回数を期待できます。
ハチコーボード1の掲出費用は、以下の通りです。
プラン/期間 | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 8,000,000円 | 12,800,000円 | 17,600,000円 | 22,400,000円 |
(2)ハチコーボード2:ハチ公前広場に繋がる自由通路にある大型ボード
ハチコーボード2は、ハチ公前広場に繋がる自由通路出口付近に設置された大型ボードです。通行量の多い通路に大きく掲出され、注目度の高い媒体です。
サイズは2,835mm×4,915mmと大きく、目線の高さに掲出されるため、インパクトの強い訴求が可能です。
ハチコーボード2の掲出費用は、以下の通りです。
プラン/期間 | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3,000,000円 | 4,800,000円 | 6,600,000円 | 8,400,000円 |
(3)ハチコーボード3:ハチ公口改札正面にある大型ボード
ハチコーボード3は、ハチ公口改札正面に設置された大型のシート広告です。改札口に大きく設置されるため、改札を通るユーザーのほか、改札前を通る通行人にも訴求できます。
サイズは3.03m×3.67mであり、ハチコーボード2と同様に目線の高さに掲出されるため、訴求力が高い媒体です。
ハチコーボード3の掲出費用は、以下の通りです。
プラン/期間 | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2,200,000円 | 3,520,000円 | 4,840,000円 | 6,160,000円 |
4. ハチコーボードの活用事例
ここでは、実際の画像をもとにハチコーボード1の活用事例を紹介します。
(1)映画
こちらは、映画の公開に合わせて掲出された広告です。ハチコーボード1は横に長い媒体であるため、グラフィックとタイトルロゴ、キャッチコピーなど、情報量が多くなっても問題ありません。
(2)金融
こちらはクレジットカードの広告です。若年層に人気のあるタレントを起用し、勢いを感じさせるデザインや、若者に向けられたコピーを用いることで、『若者の街』である渋谷に集うユーザーに効果的に訴求しています。
(3)医療
こちらは、エイジングケアなどを中心に行っているクリニックの広告です。まるで映画やドラマの広告かのようなデザインを採用しつつ、信頼感と意外性の獲得に成功しています。掲出面が大きいため、商品名・ブランド名を大きく表示できるのもハチコーボードの魅力です。
(4)リテール
こちらはコンビニエンスストアの広告です。おなじみのブランドカラーを用いつつ、インパクトのあるキャッチコピーを大きく表示することで、駅前を通り過ぎる人でも一目見たら忘れられないインパクトを残しています。
(5)ゲーム
こちらは新発売のゲームの広告です。長年にわたって親しまれているシリーズの新作タイトルということもあり、細かな説明は加えず、あえて余白を大きく取り、視聴者に想像の余地をもたせることで、わくわくするような訴求となっています。
(6)VTuber
こちらは、VTuber(バーチャルYouTuber)のプロダクションによる広告です。『日常』のアイコンとして、また、駅舎に掲出する広告として電車をモチーフにしており、横長の掲出面を効果的に使っています。
5. ハチコーボードに広告を出稿するメリット3つ
以下からは、ハチコーボードに広告を出稿するメリットを3点紹介します。
- テレビを通じた拡散を期待出来る
- JRユーザー以外にも訴求できる
- SNSでの『バズ』を狙える
メリット1. テレビを通じた拡散を期待できる
ハチコーボードに広告を掲出するメリットとして、テレビを通じた拡散を期待できる点が挙げられます。
ニュース番組やお天気カメラなどでは、渋谷の映像、または東京の映像として、スクランブル交差点側からみた渋谷駅周辺が映し出されることが度々あります。
テレビは依然として多くの人々にとって主要な情報源であり、その影響力は依然として強力であるため、テレビを通じて広告が放送されれば、広告メッセージを広範な視聴者に届けられ、ブランドや商品の知名度は急速に向上します。
メリット2. JRユーザー以外にも訴求できる
ハチコーボード1や3は駅広告ではありますが、駅舎外側に大きく掲出されるため、JRユーザー以外にも訴求できます。特にハチコーボード1は待ち合わせ場所として人気の高いハチ公前広場に向けて大きく設置され、スクランブル交差点反対側からもよく見えるため、駅を利用しないユーザーにもアプローチ可能です。
そのため、ハチコーボードに広告を出稿すれば、広告のターゲット層を広げ、潜在的な顧客層を拡大する機会を得られるでしょう。
メリット3. SNSでの『バズ』を狙える
ハチコーボードへの広告出稿は、SNSでの急速な拡散、『バズ』を狙いやすいという特徴もあります。
ハチコーボード周辺は、訪問客の年齢層が広く、特に若い世代や情報感度の高いユーザーが集まる場所として有名です。そのためハチコーボードへの広告出稿は、SNS上でのシェアや投稿の対象となりやすいのです。
SNS上での『バズ』を狙うためには、掲出面の写真が拡散されることも重要な要素となりますが、特にハチコーボード1は待ち合わせスポットに向けて出稿されることから、足を止めて撮影するのにも適した環境となっています。
6. ハチコーボードの注意点
ハチコーボードは、非常に人気が高い広告媒体であり、競争が激しく、枠の確保が簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、優先申込です。優先申込とは、定価2千万円以上の申込みを対象に、優先的に枠の確保が可能な制度(申込金額は年度ごとに変動)です。
ただし、優先申込の締切は、掲出月の4ヶ月前第1営業日となっており、早い段階での申込が必要です。例えば、7月の掲載を希望する場合、3月1日が締切となります。
優先申込にはこのような条件がありますが、競争率が高いハチコーボードの枠を確保するために必要な金銭的・時間的コストといえるでしょう。
7. ハチコーボード周辺のおすすめ屋外広告5選
ハチコーボードは枠の確保が難しいため、狙った時期に掲出できない可能性もあります。そこで、ハチコーボードへの広告出稿を検討している場合には、周辺の他の広告媒体への出向も検討してみましょう。
以下からは、ハチコーボード周辺(渋谷スクランブル交差点付近)に出稿できる広告媒体のうち、特におすすめな媒体を5つ紹介します。
- 渋谷駅前ビジョン
- グリコビジョン渋谷
- Q'S WALL
- 渋谷スクランブルスクエアビジョン
- 渋谷スクランブル交差点 5面シンクロ放映
(1)渋谷駅前ビジョン
渋谷駅前ビジョンは、渋谷スクランブル交差点に隣接し、京王井の頭線の渋谷駅方面のビル屋上に設置された大型サイネージ媒体で、アーチのかかった形状が特徴的です。
交差点で信号待ちをしている人々に広く訴求できるほか、宮益坂方面からの視認性に特に優れています。
渋谷駅前ビジョンの掲載費用は、次の通りです。
プラン/期間 | 1週間 | 2週間 | 4週間 |
---|---|---|---|
15秒間、2回/1時間 | 500,000円 | 920,000円 | 1,270,000円 |
15秒間、4回/1時間 | 1,000,000円 | 1,840,000円 | 2,540,000円 |
(2)グリコビジョン渋谷
グリコビジョン渋谷は、スクランブル交差点北東のビル2階部分に設置された大型サイネージ広告で、赤い壁面パネルが特徴的です。
スクランブル交差点周辺に設置されたサイネージ広告の中では、比較的低い位置に設置されているため、ユーザーにより近い位置から訴求できます。
グリコビジョン渋谷の広告掲載費用は、次の通りです。
プラン/期間 | 1日間 | 1週間 | 2週間 | 1ヶ月間 |
---|---|---|---|---|
15秒間、2回/1時間 | 184,000円 | 475,000円 | 818,000円 | 1,374,000円 |
15秒間、4回/1時間 | 368,000円 | 950,000円 | 1,636,000円 | 2,748,000円 |
15秒間、8回/1時間 | 736,000円 | 1,900,000円 | 3,272,000円 | 5,496,000円 |
(3)Q’S WALL
Q’S WALLは、渋谷スクランブル交差点のランドマークでもあるQFRONTビルの外壁に掲出される大型シート広告です。
デジタルサイネージ媒体ではありませんが、25.61m×13.52m(Q’S WALL-C・センター街側)、25.61m×11.165(Q’S WALL-J・神南側)とサイズが極めて大きく、照明設備も備えられているため、夜間でも強いインパクトのある訴求が可能です。
Q’S WALLへの広告掲出費用は、次の通りです。
プラン/期間 | 2週間 |
---|---|
Q’S WALL-C(センター街側) | 3,500,000円 |
Q’S WALL-J(神南側) | 3,500,000円 |
両面 | 6,000,000円 |
(4)渋谷スクランブルスクエアビジョン
渋谷スクランブルスクエアビジョンは、渋谷スクランブルスクエアの壁面に設置された国内最大のデジタルサイネージで、超大型のサイズと独特な形状で通行客の視線を引き付けています。
渋谷スクランブルスクエアビジョンへの広告掲載費用は、次の通りです。
プラン/期間 | 1週間 |
---|---|
15秒間、1回/3分 | 1,500,000円 |
(5)渋谷スクランブル交差点 5面シンクロ放映
こちらは単体の広告媒体への掲出ではなく、渋谷スクランブル交差点前に設置された大型ビジョン5基にシンクロ(同時放映)するプランです。5面シンクロのほか、4面シンクロや6面シンクロといったプランもあります。
渋谷ジャックの大定番ともいえるプランで、大音響とともにスクランブル交差点全体をジャックしたかのような演出を与えます。
渋谷スクランブル交差点 5面シンクロの費用は次の通りです。
プラン/期間 | 1日間 | 1週間 | 2週間 | 1ヶ月間 |
---|---|---|---|---|
15秒間、2回/1時間 | 1,601,000円 | 4,472,500円 | 8,154,500円 | 13,821,000円 |
15秒間、4回/1時間 | 3,202,000円 | 8,945,000円 | 16,309,000円 | 27,642,000円 |
15秒間、6回/1時間 | 4,803,000円 | 13,417,500円 | 24,463,500円 | 41,463,000円 |
ハチコーボードへの出稿はプロに相談しよう
今回は、ハチコーボードの概要やサイズ、費用、掲出例や注意点について解説しました。
ハチコーボードは、国内でも有数の利用者数を誇るJR渋谷駅に掲出され、ハチ公前広場やスクランブル交差点からの視認性も高く、TVやSNSでの拡散も狙える広告媒体です。
非常に人気が高い媒体であるため、優先申込を利用しなければ枠の確保が難しく、希望の掲出時期を確保できない可能性もあります。
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